ジェーン エアー

 

 

読書会、英語では Reading Club, おなじ 意味会い、世界中 いつごろからこんなことがはじまったのかしら。

 

 

他の3人は 英語で読んで 話して、、、

Mosshvenは 英語と日本語 両方読んで、読後感も英語だし、、、それに 食事の用意(ナナちゃんも)と後片付けもあるから(ほかの3人は パートナーがしてくれるし)

まるで 3重苦のハンディキャップがあるようなもの、

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日本語なら 時間を忘れて 読んでいくのに、、、(しつっこい)

 

 

1840年代に書かれているので 聞いたことも見たこともないような単語、それに

現代とは異なる表現、いいまわしもあって、、毎週100ページ余りを読んでいくのが、ちょっとしたストレス、≪日本でえばちょうど江戸時代の終わりごろ、水野忠邦天保改革令、ことしの大河ドラマの時代です。 

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 イギリスは産業革命、世界の各地に植民地を広げた時代。こんな時代だから 未だ身分の差がはっきりとしていて、家庭教師が雇い主と結婚などありえないし、ほとんどの女性は自分で生計を立てず 自分から愛の告白もできない時代に 作者のシャ―ロッテ ブロンテは家庭教師をしたり 妹たちと学校設立を考えたりしながら 経済を支え、文筆活動、それも 女性の仕事としては認められるのが難しく初めは男性名で執筆、勇気がある、というか 能力があり進んでいる女性です。

 

英文のほうは娘がコンピューターで送ってくれたので、、朝の仕事をざっと片づけてコンピューターに向かっても、、難しい英語だから、、まず ニュース(から更に あちこち回り、Facebookやブログをみたり、、)やっとムードになって 読みはじめるともうランチの時間、片付けを終わって、、日が照っていればちょっと庭にも出たくなるし、、、夕飯の支度、そして娘とのズームイン(なんやかや2時間前後費やして)

 

等と御託を並べているけれど、、、特に今週は150ページ余り、夜中(が一番集中できる)も含めて ジェーンエアー一色、読み終わったら Youtube で 映画も見て(1週間分のストーリー、なのに お歳のせいかすぐに忘れてしまう)、視覚に入ると 情景や衣装、そのころの住まいなどが 具体的に見えてさらに関心が 強まる、それに 映画は面白くて ついつい見すぎる、、、

 

過去に 映画は 5,6種類あって、チャールトンヘストン主演などもあるが

でも 1983年版が 本に一番忠実に近い気がする。Timothy Daltonのロチェスターは007のボンドでも有名、 魅力的過ぎる(本来はゴシックタイプのごつい風貌)けれど それなりに 役をこなしていて 見ていて引き込まれるし ジェーンも 18歳には見えないけれど 当時の地味ではあるけれど芯の通った家庭教師にぴったり、

 

ジェーンエアーは(当時としては画期的な) ドラマチックな 大恋愛ストーリー、

イクラスのおじょうさんには読ませるな、とか ビクトリア女王も愛読、等の当時としては かなりセンセーショナルな小説、

私たちの読書会では 最後にジェーンとむすばれる ローチェスター氏は 屋根裏部屋に狂気の妻を隠しておきながら その存在を隠して わずか18歳の女性に偽装結婚を試み、それが暴露してからは 自分自身の恵まれない生い立ちや 親から(財産目当てにたくまれた)3代にわたる狂気の血筋を知らされずに結婚したこと等を理由に自分を正当化することなどから’ 特にフェミニストとの娘からは 大反発物、

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彼女との身分の差も気にせず 強く惹かれて ジェーンなしでは生きられない、彼女に去ってほしくないという理由から表面は強く見えても 実はうそをつかずにいられなかったから 狂気の妻を隠してしまった ロチェスターなのですが 現在の女性にとっては そんな理由は通らないのでしょう。ジェーンも うそをつかれたこと、そして精神を病んだ女性を気の毒に思い 当時の離婚が許されていない時代では自分は去るしかない、と

身一つで飛び出し、見知らぬ街で 餓えと疲れで倒れているところをクリスチャンの若い家族に助けられる、というところまで来ました。 

 

 

さらに その妻の狂気とは 現代における精神病、当時 イギリスでは 精神病者の幽閉に関する法律が制定されたころであり、作者は 抑圧された女性の心の状態を象徴したかったのでは、、、等等 留まることを知らない討論会となりつつあります。

 

そして わからない単語とは別に フレンチ懐疑主義とは?カルバン主義?などと

ちょと気にかかる言葉が出てくると また(便利な)コンピューターでしらべていったり、と もう きりなく 時間がかかってしまって、、

 

とても ブログを書く時間がない(と言い訳)

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そのうえ、たまたま 少し前から読みたいと思っていた ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟の本が出てきて、、

これは 文庫本なので(字が小さい) 朝日の当たる窓辺で(自然光が目に一番)などと すっかり 読書熱、、

こんなに時間をとられては、、、これから 春に向かって ガーデニングの時間も取りたいし、、、でも むかしから 本の虫と言われたMosshavenとしては、、こちらも魅力いっぱい、、、

   

コーナ君は とにかく言いたいことがいっぱい、で 良く勉強しているから、当時の政治、宗教、歴史を含めて、弾丸のような早口がとまらない。 こちらは 語学のハンデに加えて 目も悪い、記憶はがた落ち、、どうしようもありませんね。