その後の体調と読書会

 

 

だいぶ 調子も良くなって、

寒いけれど 日が差しているし、

f:id:mosshaven:20210212132356j:plain

ちょっとだけ外に出たら、スノードロップが咲いている、

 

f:id:mosshaven:20210212132847j:plain

山茶花、寒い季節に 白い小花が 清らかに冴えて見える 

 

つい、一寸雑草をひき抜いてみたり、あっという間に小一時間、

 

プロジェクトで ニューヨークの会社の重役数人とのズームインなどで

頭がいっぱいだったドン、電話が終わったらしく 飛びだしてきて“何をしてるんだ!! と 一喝、そんなに怒らなくたっていいでしょ、 もうよくなっているのに、別にこっそりしてたわけじゃないのに(多少は、、まあ彼がいそがしいから その間 ちょっと外に出てみようかな、、位は思ってたかも、、)

 

(驚いたことに)又 寝る頃になって足が痛みはじめて  やっとベッドに這い上がり、あちこち(足の位置を)落ち着かせようと思っても思う通りにいかない。

 

通常は じっとしているより、こまめに動いた方がいいけれど、いったん こうなったらじっとして待つしかない、そして 良くなったと思っても すぐには動かない方がいい、という彼の意見があっていたのです。(残念ながら、、)

f:id:mosshaven:20210212133237j:plain

それから2日たった今日は、かなりいい、というかほぼ日常に戻っている。

でもあの日もそうだったから、慎重に、、何もしないで(いつもと変わらず)怠けています。

 

というわけで、ジェーンエアー、読み終わりました。500ページ以上、それに目が悪くなっているから、、、 時間をかければいいのに、、こういう本は 読み出したら止まらない。  ほんとうに Excellent,優秀な逸材、完璧に出来上がった物語、というように思えるのは 初めて読んだ時(5,6年前)と変わらない。

 

でも私には 妹のエミリーによる嵐が丘のほうが やっぱり ダントツの魅力作品、

あの荒々しさ、復讐と ゆがんだような愛のカタチ、不屈で 底知れない、すべてが破壊されていくようで 温かさや柔らかさ、平和、のどかさ、等という人が望みうるすべてを否定するようなこの作品のどこに惹かれるのか わからないけれど、、ヨークシャーの荒れ地から一歩も出ず(2,3か月の町での寄宿舎生活もすぐに嫌気がさしたらしい) 女性の独立などは全くありえなかったような時代に

わずか 20代半ばで書き上げた作品、すごい(なんて幼稚な表現!)としかいえない。当時の オーソドックスな書き方とは違って 時代や話し手、登場人物の世代などが入り混じって 更に 主人公のヒースクリフトは何とも一般の理解を得られないような人物像、等等、、のせいか全く文学界に取りあげられず その翌年には 兄の看病をしてうつった風邪を顧みることなく通常の生活を続けあっという間になくなってしまった生涯、多くの偉大な作品を残すことができたのに、それ以上に 1800年代、医療のレベルもかなり低かったし、、等と思うと 気の毒でもあり、残念のひとこと、 

 

実はこの作品にすっかり魅了されていたときに孫のコーナ君が 世界名作を読んでいるのがわかり、ドストエフスキー罪と罰(これもちょうど 彼と同じころに読んでいたので)二人でちょっと 感動、、等と話し合っていたら、、、最近 インスタグラムで 君は名作のどれが好き? 僕は 嵐が丘、とあって、、、え! そうなの?

 

彼が14歳の時、叔母にあたるわが娘にどんな本を読んだらいい?と聞いてきたとき(甥っ子、姪っ子たちに色々なアドバイスをしていたらしい)罪と罰を推薦したとのこと(早すぎる!) 彼女はそのころ 英文学を取っていました。もちろん彼女も 嵐が丘、読んでいたけれど、、、あまり好きではなかった、ヒースクリフトが好きになれなかったらしい(彼女のことだから 単純に嫌いということ以上らしい)

f:id:mosshaven:20210212201219j:plain

付き合い下手の私だけれど 本の中でなら、(自分に被害は及ばないのだから)とても理解に及ばない、或はぞっとするような冷酷無比な登場人物でも 想像しながら実際の身近の人に当てはめてみたり、、背景となる場所を 思い描いたり、いろいろな場面において カナダに長く住んでいなかったら 理解や同じ感動が得られなかったのでは、と感じられることもある。ヒースやヘザーの生い茂っていて岩がごつごつして はてしない草原、レッドカラントの低木、東京にいたら想像もできなかったし、、、

 

 

コーナーは そのあと カラマーゾフの兄弟を読んでいる。 私は 今 読みたい本の一つ,でも英文なんて 挑戦する気にもなれない。 嵐が丘は 日、英 両方あったので 比較しながら読めてラッキーでした。

 

ダンテの神曲(途中まで読んだけれど どうにも イタリーを中心に当時の 私にとっては知らない名前があまりにも多く出てきて、なんだか(読んでいる)意味がないような気がして、もういいわ、途中で投げ出してしまいました。 コーナは面白かった、と(?)

 

そして戦争と平和(これもあまりにいろいろロシアの名前が出てきて閉口、10代の頃だったので 途中でギブアップ)かれは これも読んだらしい。

ジェーンエアーの出版当時、ヨーロッパの作品では スタンダール赤と黒

印象に残っている。(読んだのは半世紀以上前)こちらは 彼は聞いたこともなかったらしい、(カナダと日本では古典にも差があるのかも)等と話し合っていたら、

f:id:mosshaven:20210212134648j:plain

娘が じゃ、ズームで読書会しましょ(Mosshavenのボケ予防?、、)

こんな忘れっぽい状態、言葉が出てこない状態、しかも英語で? したくない!と抵抗しながらも、やっぱり 本を探し出して読んでしまいました。  コーナは とっても張り切っている、ばあちゃんの意見を楽しみにしているとか、、 

いえいえ、わたしは 聞くだけよ! あなたたちの解釈やご意見を拝聴するだけです。