悲報

 

 

突然の悲報でした。

 

 

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つい半年前まで 歳下の御主人(と言っても80歳代)が 家のことをほとんどなさって 介護福祉や 掃除だけでも 依頼されたら、と勧めていたのに

よその人を入れたくない、と頑張っていらっしゃって、、、、

 

ときどき 問題が起きては  電話がありました。

 

そして このところ電話もなく、こちらから電話しても 誰も出ず、いつもの留守電もなし、あまり此方からすすめられるのが迷惑だったのかしら? 或いは日本に帰ってしまわれたのかも、、、と 気にはなっていましたが、、まさか こんな大展開があろうとは、、、

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お子様もいないし 何か起きてからでは遅いから いまのうちに

遺言執行人や弁護士を決めておいた方が(国の介護補助も依頼できるし)とすすめていました。  ドンが遺言執行人に依頼されていたのですが 遠くに引っ越してしまったので 他の人を決めるよう頼み 既にその書類も破棄してしまったのですが、どうやら 未だ次の執行人を決めてなかったようで、お宅は鍵がかかったまま、誰も開けていない様子、 

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奥様は 軽いけれど認知症と査定されたので  残されたご自分の家のしまつや売却どころか、 帰えることもできず、遺書が見つからなければ 全てが政府にもってゆかれる、ひどいはなしです。  彼女は十分 よいくらしができる筈なのに、、 

これらのことは 偶然 娘に 彼らのファミリードクターから(娘が ドクターを紹介していたので)彼らのファイルはこちらでは関係なくなったからとのしらせがあった、ので 色々と経緯がわかった次第です。

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ご主人は 持病のしんぞうで急に手術となり、その間 奥様は病院に(仮の)入院、

手術後のリハビリで入院中、夜中に管を(無意識で)はずしてしまい 出血中に心臓発作で亡くなられた、という 思いもかけない結果、すぐには信じがたい報告でした。

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前から気になっていた奥様(引っ越してからはあまり会えないけれど しっかりして頼りになる方、おまけにとても人の面倒見がよく 誠実で 欠点が見つからない。90歳を過ぎてもとてもしっかりしていらっしゃって、、私など足元にも呼ばなかったのに、、、連れていかれた病院では (ドンに)連絡して、と何度も言っていたらしいのですが、ご主人がいない今は 連絡のしようもなかったようです。

 

でも彼女が 今の状況をはっきり分かっていないことが返って救いなのかもしれないし、 いまは (彼女によれば) よく面倒を見てもらっているし、食べ物も我が家よりおいしいし、病院はひろいから あちこちあるいておしゃべりしている、、、と いつもの前向きの明るいお話、面会はできないけれど電話でおはなしして その時だけかもしれないけれど救われた気持ちでした。

 

娘が日本食品をつめあわせ、 昔の写真をアルバムにして 電話番号も書いて訪ねてくれました。 勿論 コロナ状況下では どんな入院患者も 家族といえど面会は不可能ですが、 親切なナースのおかげで 電話で話すことができ、そして 私たちも電話ではなすことができたことがせめてもの 慰め。  勿論 いちばんの望みは 何らかの関連した書類が見つかり 少しでも彼女の生活基盤の質が良くなってほしい、ということですが、、、遺書があっても それを追行できる遺言執行者も決めておくことが重要、特にパートナーが認知症などの場合、遺書の遂行は不可能、ということも知っておく必要があります。 皆さんはもう準備されたでしょうか。