キャンベルリバーで ちょっと迷い込んで

 

 

 

Campbelriver という 北方方面へ出かけました。

 

島だから 用事があって出かけるときは 南へ下って ナナイモ

或はナナイモからヴァンクーバーへのフェリー、という風に 何か用事が出るときは 何時でも 南下、 北方へはめったに出かけない。

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3時間ぐらいの余裕を持って出かけたら 早めに到着、どんな町❔と近辺をぐるっとドライブ、ドンのプロジェクト関係でミーテイング、本日の御相手は 二つの博士課程を得ている方で おととしもお会いしている 彼氏とその生徒といってもこちらも博士課程の生徒さん(ドンによれば 50代くらいで 知性あふれる女性)、そんな方々と 話が合うわけがないから、、Mosshavenは その辺を散策したり 本を読んだり、ランチも持参しているから ひとりで楽しく過ごします。

 

この前は 浜辺のベンチで読書、この日はもうちょっと北に出てみたい。この土地は海沿いの明るく開けた町、たしか ハイウエー沿いに海辺がずっと、あったはず、と いったん 町に入ってみたけれど 又ハイウエーに戻って北上、、、のはずが(ハイウエーにもどりきっていなかったんですね、つきあたりたりを曲がったのに、、)

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大分静かな様子になったと思ったら行き止まり、

 

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しーんとしておまけに 霧が濃くて、下方にみえる海の地平線と空、そして砂浜のさかいもみえない。

 

おまけに こんなだだっ広い海辺に人の姿は、、、かすか はるかにぽつりぽつり、上の写真の木の下に 犬と散歩の人が見えますか?

 

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一寸薮に囲まれた道などは まったく人通りなし、

 

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荒涼としたこの風景、 何もない野生の風景にみえるけれど ここでは いわば隔離された 彼らの歴史が いまもひっそりと 風化されているように感じられるこの海辺は Fast Nationに属する Reservation の地域 でした。

 

Native の人であれば自由に どこでも家を建てて住むことができる、特定の地域、

 

本来は カナダの広い荒野や森林を自由自在に駆け回っていた彼らに このような特定の土地を定めて その区域内だけで生活するようにと決めてしまったヨーロッパからの開拓者

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家族から ちいさな子供を すべてひき離して 寄宿舎にすまわせ、まったく違った言語の教育、自分たちの言葉を話したり、規律を守らない子には厳しいおきてがなされ、 尊敬されあがめられていた聖職者たちが うらでは 自分のエゴを満たすため ありとあらゆる犠牲を子供たちに強いていた日々、わずか30年ほど前までつづいていたこの くらい歴史には 西洋人のもたらしたアルコールや疫病も加わったことが さらにうつ病患者をふやし、ドラッグに浸る若者も  増え、自殺者も数少なくない。

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昔は ぴんと来なかった よその世界だったけれど、近辺に出会うことの多いこのごろは 少しずつ 身近に思えてくる。  幼い子供たちを連れ去られ、会うこともできない、そんな人生を自分に置き換えてみたら? 誰だって 希望を失ってしまいそう、

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ポツリと立っている 集会所、現在これらの悲劇の修復のために 払われつつある賠償金などのおかげか 道路や 海辺の柵など、ところどこら あたらしい アスファルトや 堅牢な柵などが あると よけいに まわりのさびれた風景が 無音でその悲しみを表しているように見える。

 

等と時間を過ごしている間に 彼との待ち合わせ 遅れないように、町へ(どうにか)戻り、レモンテイーと卵サンドで くつろいで まわりを少し歩いてみました。

 

昔は 林業と漁業で栄えた大きな町、今も人口はポートアルバーニより多いようで、都心のヴァンクーバーへは遠いものの、この土地に 定住している人々の作り上げたこの海辺の町の様相は 既に固定されて 海辺と言っても 一応は内海、かすかに 向こう側に大陸が見えるほどの距離なので 大海の荒々しさはなく のどかなふんいき、

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こちらは ハイグレード シニヤホームらしい、

 

 

ガーデンが素敵だったので、、、

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バルコニーから 海が見える。

 

 

 

かえりみちのうみぞい(帰りは 旧ハイウエー)には びっくりするほどの コンドーが立ち並び、

いぜんの のびやかな風景が急に都会の小金持ちが 買いあさるような建物が続出、、、、さぞ土地の人々は ふゅかいなのでは、、、といらぬ心配をしました。

 

霧がある上に暗くなったら 運転しがたいから早めの帰り道、

旧ハイウエーを通っているにしては ちょっとながいんじゃない?と 土地音痴のMosshaven.  

 

とちゅう Comoxという 町によってくれたのです。

昔からあるおおきなナーサリーによこずけ、

 

ちょっとみていきたいんだろ?   オブコース!  ハッピー Mosshaven、

 

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いりぐちで サニタイザーをスプレーしてくれ(お客は わたしたちだけ、、

ウィークデイの4じすぎ、なんて 誰もいない.ましてや ガーデニングシーズンも終わり、ナーサリーは 9月末ごろから来春まで閉店

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隅から隅まできれい、特に おおきなグリーンハウスは めずらしい鉢物が並び、花びらいちまいおちていない。 全ての植物が伸び伸びと幸せそうに息づいている。 展示場として、入場料とっても いいのに、、とおもうぐらい

 

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いったい何人で管理しているの? 今は8人ぐらい、、、、なるほど、、

やっぱリコストがかかりますね。  

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全てのこの植物たちを 来週には もう一つの大きいハウスに 移す、(ちょっと窓からのぞいたら、、ひろーーい)と聞いただけで、膨大な仕事にため息が出そう、

 

チップでもさし上げたいくらい、楽しかった。のに、、、買ったのは一鉢だけ、

立った一つ?とドンに笑われました。

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ラニュームの一種、もう おとし、来年どうなるかわからないのに、これからはへらすことをかんがえなくては、って 思った結果が これひとつ、でした。