来たりて 去る

mosshaven2008-08-28



この世に生まれて この世を去る、
などといえば ものすごい飛躍、


でも いつも始まりあれば終わりあり、
娘が 久しぶりに 1週間の休暇を取って やってきた。
離れて住んでいると まず多少の ぶつかり合い(私にしてみれば
静かな生活を乱されるし、向こうにしてみれば のんびりしすぎて
いらいら)でも 慣れてくると 空気のような居心地よさ、
田舎に住んでいる年寄り夫婦にはない刺激やものの見方がみえて 
興味尽きることなく 話題もとめどなく 時間が過ぎてゆく。


秋からは バイトも減らして フルタイムの学生生活、でしばらくは
来れそうにない。  翌日からは 大学での森林キャンプに参加、
毎日のように電話で話し合っているが 1週間は 音信不通になる。


バイバイ ナナ、、、、もっと遊びたかったのに、とナナ



帰ってしまったら 急に 身辺が ひっそり、空虚にさえ感じられる。
と寂しさに浸っている暇はない、よかった 翌日の予定があって。
マーケットは 誰におもねることもなく 分量も レイアウトも自分の
意のまま、 顧客の接し方さえ、自分の気の向くまま、ノルマの
ストレスもなし、では あるが いちおう 商品、であるから 神経を使う。
その割りに 少しでも利益があるのかと いわれれば かなり時間を
費やしている自分自身に 罪意識がないといえば、、、



娘と 毎夜 遅くまで 話し込んでいて寝不足のところへ 翌日から
又 ゲスト、到着がずれたのをいいことに マーケットから帰ったら
ぐっすり 昼ねをしすぎて 何の用意も、、


客人は 私達のほぼ同年代なのに バイク、しかも60年代のコピー
コレクションとか 凝ったバイクらしい(私には 何のことだか))


これは 特別、そなえつけ 彼のガールフレンド? 



果物やら チーズ、サラミなどで 飲んでいただいているうちに 夕食時、
もう 大分出来てしまった二人、それでは 山荘でコーンでも 簡単に
ということになり、サラダと後は何を作ろうか、と考えつつ ちょっと 
山荘に電話を入れてみる。



今日は 上の息子が 二人下の子を連れてきているだけ だから、と
思ったら 5人の子供全員がそろっているとわかり、さて、、、
おいっこもいれて 7人、と私達、、、、本当に b & b 以上な我が家。

彼らは 今ピザを食べているところ、とわかってはいても みんなで
食卓を囲まないと気のすまない主人。 家にあるポテトを全部ゆでて
ポテトサラダ、そして 途中で もぎたて コーン 2ダースほど購入。
大きなペールのアイスクリームも忘れずに、、、
デザートは 又 超 簡単 ブルーベリーソースを作ったから アイスの
上に、、、と ない頭を振り絞って、、


最近の日の暮れは一日ごとに早くなり、皆で食卓を囲む頃は もう薄暗い。
それにこの2,3日の涼しさなど 秋を通り越して初冬かと思わせるほどの
日もある。 9月いっぱい運がよければ 穏やかで暖かな インディアンサマー、  
なのに グローバルウォーミング の影響などのせいか 全く予想が
つかない。  それでも 心の中では 期待感ばかり。


翌々日は 甥っ子が いよいよ ガールフレンドの待つ オーストラリヤへ
出発、アジア諸国を廻って 彼女の出身地イギリスで冬を過ごし、暖かく
なってから ヨーロッパをバスキング、CD も DVD とのセットを 数千枚 
用意している。


http://www.redpipe.ca/htmls/band/home_profile.jsp?band_user_id=205
これは彼のサイト
バンクーバーでデビューコンサートをすませ、CDも いくらか売れたようだが
ひしめいている若者 Musicianの 世界、望みどおりの結果を得るのは
たやすくはない。  実りある旅となるように望むばかり。


この次はいつ会えるかわからないし、門出を祝って 食事に誘う。
これは 私の オーダー、エイジアン ヌードルサラダ(おいしく
なさそうな ネーミングだけれど 最近は こんなものしか食欲が、、)


 
彼は この土地がすっかり気に入ったようで いずれは この土地に住んでも、
というぐらいの気持ちらしい。 でも 彼女と結婚して イギリスに住むように
なるかもしれないし、私が 母親だったら 一人息子が 外国にでかけて
何時帰るかわからないなんて、、、といいつつ、私自身、若いときに カナダ人と
結婚する決心をしてしまったのだから、、、(それなりに悩みはしたが)


娘は いずれ 私達の住む この土地に最終的には住みたい、などと
言ってくれているが 人生は どう変わっていくか本人にもわからない。
自身のことを考えても 思ったこととまったく反対の道を歩んでしまった私。
せめて 彼女の言葉だけ うれしく 心の隅にとどめておこう。
時は 晩夏、ひんやりとした夕暮れには 暖かな気持ちが うれしい。