まだある 再会

mosshaven2007-04-29




シーフードレストランでの楽しいおしゃべりは
いつものように 閉店近くまでだったから 多分
10時半頃。  でも こちらもずっと待ってて
もらった友人なので 11時 近くだったが 彼女の最近引っ越した コンドーに
お寄りすることにする。  


ダウンタウンを 見下ろす 9階にある そのお部屋は なかなか すてきな
お住まい。  夜なのでお庭が見れず 残念だったが、1階のエントランスには
コートヤード、さすがバンクーバーは違うと アルバー二からのおのぼりさん。 
彼女は台湾系カナディアン、お互いに 日本語も台湾語も話せないから 会話は 
当然英語. でも 同じアジア人で 文化が似通っているのか(西洋とくらべ)
白人よりは 少し通じるものがあるような気がする。  こんなに何十年、しかも
親戚も沢山いるのに 今だに 誤解、或いは 考えすぎと 彼にいわれる事が
ある。  それでも頑固な私には 考えすぎではなくって考えの違いではないか
と思うことのほうが多い、、といっている自分はやっぱり頑固? いえやっぱり
国や文化以前に もって生まれた 人それぞれの性格が影響することのほうが
多いと信じたい。

さて、翌日は 目の専門医に出かけた。  これが今回の目的なのに 一番最後の
日に予定を入れるとは 実にいい加減、しかも 検査が終わり、更にもう一回と
いうことになり、遠くからみえているからと 特別に其の日の午後に入れて
もらったのに、それでも私達は 午後にもう一組と会うことになっていて、
そちらにおくれないかと そわそわ、、、これでは あまりにドクターに失礼、
罰当たり、目が悪くなっても うらめない(いえ、いえ、そんなことは
起こりませんように)

どうにか間に合った 最後の再会、は スーダンの 友人夫妻、ベイビーがうまれて 
もう9ヶ月めにして ようやく おめもじ。  ベイビーちゃんの顔をみるなり、
ふきだしそうになった。 やんちゃそうで くるくるお目目がすごく可愛らしい  
大きくなったら女の子にもてそうだ。 名前は Hope, パパは スーダン
元プレジデントのおいっこ、でも かのお国では 奥さんが何人もいるので
家族がおぼえられないほど、モデルのようなスタイルの奥さんは スーダンで 
栄養士をしていて、2年前にこちらに結婚でよびよせ。 (勿論大恋愛)


あちらでは お嫁をもらうには 牛を何十頭、ヤギ、鶏など 決まった数を 
お嫁さんの家に 収めなければならない(結納?)、、 インドの大学に留学
した立派なスーダンの若者もこちらに来た時は 避難民、それだけ納めるには
かなりの貯金をせねばならない。 


バンクーバーでは 最近はスーダンの人が多く見られるが ほとんどが 
避難民。  彼は 既に 6ー7年住んでいるが 生活はいまだに苦しい。  
でも熱心なカトリック信者の彼は 多くの友人の世話をしているし、今は 
勤めていた 暖炉製造会社(マネージャーだが労働が多い)で腰を痛め、
保険金での生活、どんなに 大変かと想像していたが いつもと同じ
にこにこ顔、屈託の無い彼の性格は 誰からも愛される。 彼ら、
スーダニーズは何時も フォーマル、ショーツは夏でもはかず、子供まで 
ベストに長いズボン、そういえば彼らのジーンズ姿も見たことが無い。


きのうのスーダンの牧師さんとは トライブ(種族)が違うので 主人の考えて
いるプロジェクトを共にするのは なかなかむずかしい。 こちらで 日系1世や
2世、そして新移住者、転任者 等がなかなか合わないなどという比較どころでは
ない。 第一 言葉が違うし、文化も当然違う。 殺し合いまでした隣村人なのだ。


そこへ行くと 以前 飼っていた ビーグル、お散歩中にビーグルにあっても知らん
振りしていたことがあったけれど 犬の心理学 意外と人間より 深い(ところも
ある)のかも、、、