ナヌース

mosshaven2007-11-27



という地区、アルバー二から30分位の
ドライブ、湾に沿った平らな林の中にあり
高級地化しつつある。 とにかく 水辺にある
土地は このヴァンクーヴァー島でも 例外なく
目をつけられ、価格も一挙に吊り上げられている。


主人の 幼馴染、悪がき仲間、ハンディキャップでありながら、料理専門で
成功シェフでもあり、なんでも手仕事が上手、といわれても ちょっと
会った感じからは センスのよさがうかがわれなかった。


ご夫婦ともに 一度 小一時間 会っただけで 話が合うとも思えず
(社交嫌いの いつものつぶやき) お宅にお邪魔して、パブに行って、
カレーを食べに行く、その5−6時間がなんとなく億劫だったが 
お約束、、、ではある。 寒空に 意を決して着込んで車に乗り込む。 


アルバー二を出ると すぐに両側は森林、そして この季節 ハイウェイの
両側には ぽつりぽつりと どこまでも かぼちゃが(もうすでに腐りかけも
といえば ご想像通り、ハロウイーンの残骸)森の木々の栄養と化す
コンポーストの役目も。  



ただし 薄暗い森林をぬけると 一つも見られない。
やはりミステリアスなハロウイーンは このあたりにしか出没しない。



ハイウエイを曲がり、すでに薄暗くなった小道を サインをさがしつつ
たどり着いてみると 苔の生えた形のいい岩がいくつも突き出た前庭に
大きな鹿が3頭、ゆうぜんと姿をあらわして逃げようともしない。
岩の間の小道を上がると 噴水、そして水音を立てながら下方へと
流れる仕組み。    
形のいい松や もみじのおき場所、すべてに感心させられた私。 
即 彼のこしらえた庭ということは想像できた。
こんなユニークな庭は プロではないような気がしたから。


ガレージには クラシックカー、コレクションバイクが整然と。  
フクシャカラーのペイントをしたのも エンジンのとりかえも彼。  


室内も 広くは無いが なんだかモデルハウスのように ちりひとつ
落ちていないし、センスがいい。 ちょっとダークな 杉をアレンジした
天井も珍しかったし 出窓やしいてあるタイル、何をとっても全体に
調和が取れている。


垢抜けたゲートと 広く庭を囲む板塀も彼の作品。(鹿よけ)  
フクシャの枝が まだ少し花をつけて垂れ下がっているのが なかなか。 
いたるところに彼の手つくり、正真正銘アーテイスト。




この家から車で 5−6分、真っ暗な林の小道を入ったところに
突如 砂漠のオアシスパブ。 だだっぴろい野原に煌々と月がさえる。



一杯 のどを潤した後は アーテイストのお勧めカレー(最近は
カレーづいてる私)レストラン。  こんな都会から離れたところなら 
先日のような インド人家族経営の小さなローカルめっけもの食堂を
想像していた。  でも、室内は えんじ色で統一され、隅々まで
清潔な ファーストクラス。
お客さんも なにやら 私たちとはちがって セミリタイヤーの
ハイソサイエティー風が多い。


味は 勿論 すばらしかったが 特に スパイスの効いている
オードブルのサモサとディップのバジルソースに したつづみ。  
メインは 彼の奥様の要望で マイルドにしてしまったのが 残念。  
やはりカレーは辛くなくては物足りない。
ラム、バターチキン、ナス、えびの 4種に 焼きたてガーリックナンも
あっという間になくなる。



カレーはご用心。  つい食べ過ぎてしまった 翌日は 昼ごろまでおなかが
すいてこない。
ダイエットには むかない メニュー。