ユキュレット - Ucluelet

mosshaven2007-03-09




日本の方が この英字をみて すぐ発音できたら
脱帽、、 どうみても ウクレレット、
ご推察道理 トフィノ 同様 これも インデイアンの 土地の名前。


16キロメートル近くのながーい 九十九里のような浜辺、ロングビーチ
昔から 大波と霧の名所。 北海道より北に位置し、真夏の1-2ヶ月 以外は 
霧や小雨が多いが 積雪はあまり無い。 季節外は 憂愁ただよう大海原。
ハイウエイからいくつも 浜辺に向かう小道や パーキングスポットがあり、
林に隠れて見えないその海原の 怒涛の響きは すさまじい。
茨城にある 五浦海岸も思い出す。  サーファーも ふえている。


そしてこの数年 急速に リゾート地として 大きな投資がなされている。   
無人に近く、端が霧でかすんで見えない この北の海岸地帯が大きく 
変わりつつある。 夏以外でも 荒々しい大嵐を見に来る観光というのも
あるし、早春は 鯨、そしてバードワッチング、自然そのものがうみだす 
生きた観光。 何度訪れても 人の心までも洗ってくれるような 大海原に 
小さく見えるその人間達が 動き出しているのだ。。 日本なら珍しく
ないけれど この辺にゴルフ場ができると聞くと人は驚く。

 
Pacific Rim Parkと名づけられた 大自然公園 そのものには 手はつかず、 
立派な ハイウェイの片側に 何キロも歩道というよりは自転車の道路、
(高い木々をみあげ、緑に混じった磯の香り、車よりはるかに気持ちよさそう)
そして、いくつか 大きなホテルがたっているがそのいずれも 車道からは
みえない、それた林道の一部が ホテルの庭でもある。
ところどころ 別荘や古くからすんでいる土地の人の B&B そして 
コンドミニアムもふえつつあるらしいが とにかく 車道に見えるのは 
両側の 緑、緑、松などはみな もって帰りたいような 盆栽型。 [

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そして ユキュレットは そんな海岸線にちょっと突き出た小さな半島の先端。
この灯台は有名。  初めて訪れたとき、夏の日差しの下に 水平線がそれこそ
まーるくみえた この海の風景が しっかりやきついている。   
たとえていえば 丘の上から見る 城ヶ島に波が激しく砕け散っている
こんなところに住みたい。  でも私の場合は 暖かな グリーンハウスから 
何時もこの風景があって 本を読んだり、お茶をのめたりできれば、、いいナ
という便利自然派、こんな理想を願う資格もないが、 日本の友人達は 
美しいけれど とても 住むなんて。。。というところらしい。


最後にちょっと 本当に横道にそれる。  彼がずっと前に来たことあって 
寄ってみよう と15分くらい(熊でもでそうな 林道は よけい長く感じられる)
やっと 村がみえてくる。  これは正真正銘 インデイアンのみの 住んでいる
(リザベーションとよぶ)村なので 少々遠慮しながらドライブ。。  
ポート アルビオン と 名前は ちょっと優美だが、彼らは 実にのんびり、
車の駐車もばらばら、あまり整然としているのはみたことがない。2匹大きな犬が
車道の真ん中に寝転んでいる。 私達のことを 不思議そうに(と私にはみえた)
見上げて、やおらたちあがり とぽとぼ 歩き出す。
建物も車も 何となく壊れる寸前 てきなのも多く見られるが、その景色の
良さには いつも見とれてしまう(ことが多い)。  このリザベーション 
と呼ばれる地区は カナダ中にいろいろな場所、あるところは都会に近く、
ここのように真実 人里 はるか離れたところなど、様々であるが、彼らは 
そういう土地(それぞれの民族によってちがうらしいが)には 自由に家を
建てて すむことができ、税金も払わなくてよいらしい。 大学なども
特別の援助があり、カナダのネイテイブ(今 インデイアン という呼称は差別
用語という説もある)には 優秀な 土地のリーダーも育ってきつつある。  


そしてこちらを最後に ナガーィ日帰り旅行はやっと 帰路をめざす。  
いっぱい中身の詰まった 一日だった。