本日 −5度。土地の人は 半ズボン?

mosshaven2007-01-13


昨日は 親戚の叔母さんが 零下 2−3度の中、往復で1時間歩いたと聞いた。
なんと お年は 91歳。  

寒がって室内にこもってばかりいる私は 恥ずかしく、、一念発起。
雨も珍しく晴れたし、たくさん着込んで 何年ぶりかでスキー帽もかぶり、
ブーツをはいて 外に出る。

といっても まず 車に乗り込み、景色のいいところを探す。
何処も寒そう。。。 このポートアルバニーで雪が降るとまず美しい景色が
アロースミス山、  町のどこからも見えるのだけれど、お気に入りの
ソーマス川のほとりからの眺めを 写真でとるため、降りたら、歩き方までぎこちなく
なるほどの冷たさ。 川は凍っているけれど、私も 10分立っていたら
凍りついてしまうのでは?

川のほとりで 土地のインデイアンの人たちの立派な集会所が 建築中、
こんな寒さでも 外で働いている人がいる、と感心していたのだが。。

町に出ると 何人か『一人ではない』まるで 初夏のような格好をしている。
ひとりは 半ズボンに素足、一人は カーデイガンを羽織ってはいるものの
胸のゆったり空いたシャツを着て パンツの下は サンダルのような靴、
そういえば 2−3日前にも 夜 子供がコートも着ずに 薄着で
おばあさんらしき人を車椅子に乗せていた。

いずれも 私は 厚着をして車の中から 彼らを 見かけ びっくりしてしまったのに
その上 この人たちは 私のように 背中を丸くちじこんではいないし どうどうと
のんびりと歩いているのだから 恐れ入ってしまう。

こちらの人たちは 私のように寒がらないけれど、特に この薄着の人たちは
ほとんどが インデイアン。

ヴァンクーバーのような 大きな都会に出てくる インデイアンの人々は
多種多様で 最近は教育を身につけ、かなり活躍をしている人もいるが、
それでも アル中やドラッグから抜けられなかったり、悲惨な生活をしている人も多い。
そこへ行くと この近くに住んでいる彼らは 都会に比べれば 仲間も多く、自然に囲まれ、
昔からの生活習慣をあまり変えずに住むこともできるし、彼ら専用といってもいいほどの
大きくて 設備も整ったホームもある。  

最近 改築した 朝食専門のファミリーレストラン、スミテイー などは 圧倒的に
インデイアンが多く、遠くからも車で乗り付けてきて、そこらじゅうで ハグをしたり、
家族中でおしゃべりしたり、みていてもほほえましい様な風景。  
ちょっとした彼らの社交場にちがいない。

彼らの写真が取れなかったのは残念だが、建築現場。。。これが完成のあかつきには
ここももちろん 彼らにとって最高の社交場、重要なミーテイングが開かれることと思う。
カナダにおけるインデイアンの立場は とても 重要、且つ欠かすことのできない 部分
となっている。  彼らのコミュニテイーは 一昔前の 日本の地方における風習など
似通ったところがあるようにも 思える。

そして 3枚目の写真は 樹の上のほうに 禿げたかがとまっていたのだが
ちょっと見えにくくて 残念、 たかやわしは 
インデイアンの神様の象徴のひとつ。。じっと 建築中のたてものを 見守っていたのかもしれない。