お見舞い

 

 

地元の病院に移されたベン

もう2週間以上、(車いすなのに)あのじっとしていない彼が ずっと寝たきり、

どんなに 退屈(していればラッキー、、だけれど、どちらにしても 御気の毒)

以前 入院先から脱出して ヒッチハイクで (2時間以上かかる)ユキュレット市まで行ってしまった(!!)そうだけれど、今回は 歩けない、、から その心配はないけれど、、、こちらでは 長い(日本に比べれば最短なのに)入院を嫌って 勝手に退院やら脱出の患者さんのはなし何度も聞きました。  日本では考えられない。

 

歩けない上に 肺炎を起こし、そのうえ コロナにかかってしまってはどうしようもありません。

 

ドンは お嬢さんと話して どうにか マックグループの友人たちと会えないか、ということで

 

特別に 病院の中にある ネイテイブのミーテイングルームで会えるよう病院側と交渉してもらいました。  カナダでは ワクチンも行き渡り、一応 込み合った場所でない限り マスク姿を見かけることもめったにない昨今、

 

でも病院では 依然として厳しく、見舞いは2人以下、入り口で 質問攻め、チェックされ、マスクを渡され、手の消毒、

で、何人まで入れてもらえるか、、わからないけれど一応病院の許可を取ったとのお嬢さんの伝言、

 

Mosshavenも ごいっしょさせていただくことに、、、

 

まず ジョージを迎えに行きました。

 

彼は お父さんが知名人で 昔から この土地の眺めのいいひろい敷地に

お嬢さんの家族、お孫さん、のそれぞれの家が3軒あり、84才のジョージは

向かいに山を見渡す真ん中の家に一人住まい。

 

時折お嬢さんたちが手伝ってくれるらしいけれど、基本的には自分のことは自分で、、

食事も自分で作るそう、  ドライブができなくなり 週2で ドンがマック迄の送り迎えをし、時には買い物も一緒、理想的と思うでしょ? でも 中々思うようにいかないこともあるようです。 町から離れているうえに  日本のように 便利な配達や インスタント物が少ないし、、病気がちだし、、

 

彼はベンと逆、高潔、というか ひとの世話になりたくない(らしい)

あまりお付き合いも好まない様子、お若い時はどんなイケメンと思わせるような上品なグレイへヤ―の紳士、過去30年余りの海軍で 世界各地も訪れている、、

このジョージとベン、以前は お互いに知ってはいるものの (異なった種族という理由で)会話もなくどちらかといえば敬遠のなか、ドンが 勧めた マックミーテイングで 噂とは違った お互いをよく知り合えて、今では 深い絆の友人同士。

 

病院入り口では 3人のナースたちに ドン(お得意の)冗談をいいながら

(言いくるめて?)あー、それなら良いわよ、もう二人来ているけれど 特別ね、

と 通していただくことに、、、もう一人くるから 彼も入れてくれるよね、と

念押しも忘れずに、、

 

病院内に ネイテイブ専用のミーテイングルームとオフィス、さすがに

ネイテイブの多いポートアルバー二ならでは、、、精神的にも問題を抱えたネイテイブの方々のカウンセリングやその家族などとの話し合いに使われるそう、

 

ついたら 既にマックの二人の友人と (意外と とても)お元気(そうな)ベン、

着くなり、 べン、

マックのコーヒー持ってきてくれるかと思ったのに、、

すかさず ドン、(こんな会話にはいつも素早い)

思っていたのにジョージのところのお客さんで手間取ったんだ、

(実際 お孫さんたちが訪ねていて、ちょっと時間がかかったんだけれど、、)

マックで買ってきてあげよう、フレンチフライも欲しいかい?

みんなもコーヒーでいいかな? 

 

 

ということで 6人分、だから 私もお供して、、

 熱いコーヒー、お待ちどうさま、やっぱりホットな飲み物があると場が和む。

 

そこに バスケ(の選手でした)の試合鑑賞が終わって駆け付けたトム(彼氏はコーヒーもお茶も飲みません)

いつものマックと違った雰囲気、それに元気な姿を見せたべン、

あとからおじょうさんも いっしょになって、

 

みなさん 全員揃って なんだか いい雰囲気、

みなさん御年になっても(おとしだからとくに?)こんなまとまったグループで

めいめいがお互いの健康を気遣って、、、

 

こんなふうに 何時も(週2!)集まって(多い時は10人以上) 珈琲のあとは 簡単なランチに繰り出す、

楽しそう、、、

たまには 君も来たらいいのに、って言われたけれど、、、

このメンバー、彼らは楽しそうだけれど 

私は、、別に話すこともなさそうだし、、、と あれこれいいわけせず

 シニヤ引きこもりから抜け出さなくては、、いけないかしら?