お迎え と お食事と、、

 

 

以前 ご紹介した 先住民チーフの ベン、

此方の病院に入院されて 対応が良くなかったという理由で

お嬢さんのお住まい近くの病院に移っていて、退院することになったので ナナイモのフェリーに迎えに来てもらえるかとの問い合わせ、

 

 

ちょうど 友人と ナナイモで 今週当たり食事でも、ということになっていて 先方も ベンにぜひお会いしたい、、、

 

娘も病院にお見舞いに行けなかったし、ちょうど パパの誕生日も近いから、ベンにつきって 一緒のフェリー、ということになって、、

 

3件一緒に 片付く、いえ重なって 嬉しいばかり、みんな万々歳、

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若い女性につきっきりで面倒を見てもらって ニコニコと嬉しそうなベン、なにしろ 娘、こんな時はよく気が付いて 彼の荷物をさっと 見つけて 運んだり、車いすをワーカーに変えたり 車に乗るときは 車いすから移して 安全ベルトも付けてあげて(え、ベン 私たちと同年代なのに

差を付けられました.)

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たのしい夕飯のひと時でした。 ベンも時々 日本レストランに行くとのこと、ここでも娘が てんぷらと ご飯(塩コショウをしてましたよ)おつゆに えびすのものなど 見繕ってあげて、すっかり 彼女まかせです。

 

 

ドンの ほうれん草胡麻和えなども つまんでご機嫌、

(でも本当は 彼氏お肉好き、と後でわかりましたが)

 

ご一緒した 友人も ともに リラックスして和やかなひととき、

アルコール無しだから(ドン以外は) 早めに(まだ半病人をおおくりしなければならないし)出発、

 

娘のドライブで 薄暗くなりかけた 山のハイウエーをまっしぐら、、、、とここまでは 全員 とても いい気分で、、、

 

突然 ボン(というよりはガーン)と 大きな音が一瞬、いまのは?

 

前のトラックからはこのようなものがいくつか落ちてきて 避けようがなかった、、、

 

だけならけが人もないし、、、まあ いいか、ということになったのでしょうが、、、

 

どうも タイヤがパンクした気がする、と娘、

 

真っ暗な山のハイウエイ、時折、ビューンと車がそばを通り過ぎるだけ、携帯の明かりをつけて、ドンと娘が あちこち点検、

 

やっぱりパンク、付け直さなければ、、、5年あまり (何かあったときの救護に駆けつけてくれる)保険、まったく つかわなかったので ちょうどキャンセルしたばかり、

 

で、付け替えようとしたら ねじが合わない、、、、

コートを着てこなかったMosshaven、寒くて携帯を持つ手のふるえがとまらない。 そばには ワーカーにつかまったベンも心配そうに車の外に出てきて様子を見ている、、、

 

 

万事休す、こんな夜に、町からは一時間も離れているし、

と思っていたら、遠くから車がバックしてくる、

だんだん近づいて 私たちの前でストップ、

 

なかからでてきた 青年が 助けに来てくれたのです。

彼も この合わないねじのおかげで 満身の力を込めて

徐々に緩めて、、、、ついに、、、はずれて 付け替えも、、

 

 

全てしてくれたのです。  全く見ず知らずの私たちのために

この真っ暗な寒空で 一生懸命 してくれました。

 

 

感激をはるかにこえて言葉が出ません。  こんな親切な若者がいるなんて、、、、

 

どうしてお礼をしたらいいのかしら、と思っていたら

ドンが お金(日本語で)といったので 我に返って、、、

いくら? とまよっていたら むすめが 20でいいと思う、(カナダは ほんとうに気持ちだけでいいんですね) 40ドルお渡ししました。  びっくりして受け取ろうともしなかったんですよ彼氏。

 

ほんの少し 気持だけ、ことばにならないほどうれしいのだから、といったら 受け取ってくれました。 こんな方と このままお別れしたくない、とまで思っちゃいました。

 

さて、現実に戻って、、、最近は ひとつのタイヤが使えなくなったら

4っつすべてを変えなければならないことに決まったので、、、

又 今月も (いつものことながら)ピンチの わが家です。