気になっていたパネトーネ

 

 

此方へ移る前だから もう 16,7年前

 

週末には 彼と二人で Hasting という古い通りへ 車で20分ほど、買い物に出かけていましたっけ、そこはかとなく ちいさな いろんなお店がぽつぽつあって

イタリアンのお店でブラウスを買ったら スカーフをオマケしてくれたり、

メキシカンのちいさなカフェは 本場ふうで おいしかった。

 

角の さびれた イタリアンアイスクリームカフェは なんだか マフィアの集うところかと思われる雰囲気。

 

ゲストをお連れした ギリシャレストランは ブドウの蔦であふれていた、、、などなど そういえばこんなふうな 小さなお店の並ぶ通りは少なくなりましたね。

 

車で 2,30分 アジア系の やさいやフルーツが安くて豊富にあって、

それから おいしいイタリア系のベーカリー、

そして 此方もイタリア系の 食品すべてがそろっているようなお店では めずらしい缶詰、チーズ、デリ、お肉やソーセージも種類が山のようで 見るだけでも興味深々、

 

クリスマス頃は特に隙間がないほど 様々な食品が積み重なって、混んでいましたね。

 

そこで何時もちょっと気になっていたのが パネトーネ、大きなフルーツケーキの様だけれど,軽そう、でも(そのころはさほど甘党ではなかったから)全部食べきれそうにない、と 後ろ髪惹かれつつ 買うまでには至らなかった。

 

それに あんなに大きくて さほど高くはない、きっと 出来合いでさほどおいしくないのかも、、、

 

シュトーレンはつくってみたけれど、一寸固めで やっぱりふわふわ(❓)そうなパネトーネのほうが 私の好み、、、

 

こちらのスーパーでも見かけたけれど、こんなところで売っているのは(たぶん)まちがいなく 味はどうってことはなさそう、、、だから 目には止まったけれど、、、パス、

 

でも 最近読んでいたブログで、待っていたパネトーネ到着、12月の朝食はこれとコーヒー、と書いてある、  このブロガーさん ニューヨークにお住いの時のおいしい物などもくわしい。それに写真で見たら 似たようなメーカー?

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で、買わずにはいられなかった このチョコトーネ、

ウェブサイトで見たら 

日本では 送料込みで 500グラム 1800円

こちらでは       750グラムが 8.9ドル(718円)

 

 

こんなに大きくて おいしいはずがないと思いつつ、でも いったいどんな味?

長年の 疑問が 少しずつワクワク感に 変わっていく感じ、

 

とにかく大きな箱入りなので 誰の目にもつきやすい。

昔 イタリアン のデリで見かけたころは 普通にはどこにもおいてなかったように思う。

 

 

主なお客さんは 近くに住むイタリアン、日本人が お正月にお餅を食べるような感じ?

 

いつから店頭にではじめたのか  こんな町のスーパーでもみられるということは かなりポピュラーになってきているのでしょう。

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肝心のお味、 

箱を置けたら 既に お酒(ラム?)のにおいがふわーっと、、

(本来はパネトーネ菌)天然酵母を使っているので 

しっとりではないけれど パラパラではない、粉っぽくないので おなかにもたれず後を引く、

いくらでも入りそう、、、

 

食べ方はいろいろ、そのままでもいいけれど、軽くトーストしたり、たまごと生クリームのアングレーズソースを付けたり、或はソフトチーズと共に、、

テイラミスの台に使ったり、トライフルに使ったり、と様々の使い道もある。

 

でも このパネトーネ、お値段は かなりうえまであるそうです。

 

 

COVAというブランドは最高らしいし 

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 1キロで1万円、

 

どこがちがうのでしょうか。   凝ればきりがないけれど、やっぱり 食料不足の今の世で、、、一寸行きすぎ、と 思ってしまうけれど、、、でも 

 

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息子の彼女、はで好きで あの3メートル近い トナカイ飾り300ドルとか

(人それぞれですが 私は ほしくない) 勤め先からもらった、とか セールで買ったとか、、とにかく誰かが買ったということ、

なら 100ドルのスイーツだって どうってことない(とは いえ 普通は買わないでしょ)  何十万のボトル、いえ 億単位のワインや ウイスキーシャンパンもあるということですよ。

 

昔 日本のメロンの値段を聞いて 人を馬鹿にしている、と どこかの外国の女性が言っていたのを思い出す。

 

 

えーと、今度は ぐっと(下がりに)下がって

 

マーケットで あまりの寒さがきのどくで いらないクッキーを買ったら

 

4っつで6ドル、Mosshavenは クッキーはどうしてもひとつ1ドル以上では売れなかたけれど、、、でも 何でも安くするのは その地域の価値も下がってしまうことになるから 適当な値段は必要です。

 

ドンが 高いな!(いつも Mosshavenの無料クッキーばかり食べているせいよ)

でも彼女のベーキングは 何時もおいしいし、それに こんなさむさでがんばっているんだから、、

 

そのあとに あたらしくできた カフェレストランに(評判がいいと聞いて) ターキーのオーダーに行きました。 そこで 持ち帰って食べられるような ミートパイや

グラタンサラダなどと共に クリスマスクッキーが 色々あって、

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ほら、こんなに安い、と彼が言ったので あまりおいしそうじゃない、とおもっていたMosshaven,(だから ターキーもおいしくないんでは❓といやな予感)  じゃーくらべてみる? 5個入り 4ドルを買って、、

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そしたら 意外と このショートブレッド おいしかったのです。

彼、これは ホームベーカリーの特徴があるからよくわかる、教会のボランテイヤの叔母さんたちのやくクッキーだ、こういうのはおいしい、見ればすぐわかる、、、

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いっぽんとられちゃったMosshaven, と思っていたら

でも この チョコクリンクルクッキー、めずらしく 最初の一個だけがちょっとこげていただけで 他のはいつものようにきれいに焼けていたので、、、

 

うん、こっちも いい味だ、と彼の評価をもらいました。

彼は つくらないけれど、此方のスイーツに関しては 良く知っているし、評論家になれるのでは、とおもうほど いい感覚がある。  なにしろ 毎日欠かすことなく ママのてつくりデザートがでたそうだし、ふたりの叔母も それぞれに デザートは特に上手でしたね。作り方も そばで見ていた彼、結構よく覚えているのです。(でもなぜか自分で作ろうとはしない)

 

ベーキングは 特に いつも 彼の意見をきく、というか 食べさせて 様子を見る?

でも、、、、いちばん わからないのは 甘々のスーパーのごてごてケーキもおいしそうに食べていること、ようするに 何がおいしいかわかっていても すごーい甘みがほしくなるみたいです。 日本人の私のスイーツは 甘みを抑えることが多いし、、

 

 

ということで ずいぶんといろいろかきましたね。 パネトーネからはじまって、

 

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さいごは バニラ キプフェル、オーストリア出身のマリーアントワネットがフランスにもたらしたおきにいりのクリスマスクッキー、

 

アーモンドを 前もってオーブンで火を通して香りを出しました。甘さはぐっとおさえて、、

フランスやドイツでの伝統クッキーの一つ、サクサクと粉雪のイメージ、このみかづきをヒントに’ クロワッサンが作られたそうです。

 

あまりあまくないのでついつい手がのびます。クッキーは切り分けたりしないで食べやすいので危険,です。とくにこんなステイホームの時には、、、