ハミングバード

mosshaven2013-05-30



日本語では  ハチドリ、
ネーミングに関しては 植物、山、神社仏閣、和菓子、など
思いつく限り 日本語でつけられた名前は 趣がある、
のに これだけは 英語のほうが 優れているような、


たしかに ハミングというよりは ブーン、と 蜂のような羽音をさせている、
でも ハミングバードのほうが あの小さく 軽やかで  可愛らしい容姿(?)には
最適な名前のように思える。


早朝 夜明けとともに スタート、


まず おおきな薄い布で覆われたフィーダーで蜜を吸い始めたら、
すこし離れて 薄布でおおわれたケージについている紐を持っている人が
手を離すと 鳥は ケージでいけどり、


端っこの切れ目から 手をいれて 鳥を出して


まず ガーゼなどで 羽をうごかせないように そっと 体をおおって 



寸法を測り、それぞれの足に ぴったりのサイズのバンドをはめる。
足に バンドをつけて 目方を量り、
サイズを記し、、


とばして逃がす。


ほとんどの ハミングバードは メキシコのあたりから 早春に 飛び始め、



ますオスが 3月末から 4月ごろに このあたりに到着、


徐々に いろいろな種類、そしてメス鳥なども 到着、


こちらは PAの町のはずれの川沿いの お宅
(特別に 観察の為に お庭を開放)



こんなに小さな鳥が メキシコから?
産卵は 4月末から5月ごろ、青豆ぐらいのサイズらしい


毎年 同じ場所へ 到着、そして 秋には 又 メキシコ方面へ 帰る。


こんなに小さい鳥の足にサイズのあったバンドを見つけるだけでも大変なのに
すでに バンドをつけている鳥であれば その ちーーーさなバンドのサイズまで
読み取る、という 観察は はやおきが苦手で 寒がり(5月でも 早朝はかなり寒い)
老眼、などなど とても ボランテイヤとして 役に立ちそうにもないので
今回は ちょっと 見せていただくだけ、


ケージがしまると、アーかわいそうに、
大きい手ににゅっと捕まえられて それから 布で縛られて、、、
あのちっちゃな 可愛い小鳥がどんなにパニックになっているかと
はらはら していたら、


意外と 何の声も上げず、まあ、中には 多少 ばたばたしているのもいたけれど
すくなくとも 恐ろしさで気を失っているようには見えない。
中には 同じ日に 5回も このケージに入ってきたバードもいる、なんて
なんだか 可愛いじゃありませんか。


ハミングバードって なにからなにまで かわいくて チャーミング、
其の小ささ、
真っ黒で丸くて大きな目(愛らしい)
くちばしの長さ、
まん丸な体つき、
そして 耳に響きのいい羽音、
そして さほど 人を怖がったりしないで 鷹揚な性格(?)、などなど


でもいくら可愛くても
4月初旬の 朝5時から スタート



5時間ぐらい 外で観察のボランテイヤのみなさんには 頭が下がる。



このバンディングは メキシコから アラスカまで 各地で
多くのボランテイヤが 観察に加わっている。  



 
この方など とくに 大きな声で(みんなにげちゃう、、、)
あちこち 歩き回って、 
そして 1時間もしないうちに おなかがすいたから 朝食 食べに行こう、
なんて 本当に 辛抱強く待っているボランテイヤには 不向き、