ファミリーデイ 2日目
コーナ君 もう一泊、
夜更かし型の私にしては めずらしく 朝のマックミーテイングに参加、
コーナ君が行くので じゃ私も行ってみようかな、と ついて行っただけのことですが、、
この町にはマックが二つ、この日は ちいさい方、、、なので
丸テーブルにぎゅうぎゅう8人掛け、
最近は ベンを毎日のように 送り迎えしているドン、社交家ベンがマックに行くとかならず2,3人がご挨拶に来るらしく、この日は 北方からみえていた方がごいっしょです。
ベンは 最近はいつもワーカーを持ち歩いていますが 彼氏の奥様(白人)は車イス それに片手がマヒしているのに、いつも行動派のお2人には感心するばかり、 先日は 早めに帰ったドン、あら ベンを送っていかなかったの?
今日は ワイフとランチに出かけたから途中で別れてきた、、
この冷たい雨の中を歩いて? バスから降りてきた車いすの奥様と ワーカーの彼氏、レストランまで (わずか5,6分ですが)そんなにまでしても お出かけ好きの彼ら、、、、改めてびっくり、感心してしまいました。 何年か後の私達がそんな状況になっていないとは言えない。でも 私は 今でさえこんな出不精、、、考えられません。 ドンは運転できなくなったらバスがある、と言っていることさえ驚きだったのですから、、、
この土地で 冬雨が降っていたら(寒さが体にしみこんできそう)、、わざわざレストランなんて、絶対行かない.でも 寒いことも 雨降りも 人の目も気にせず(もっともこちらではあまり見る人もいませんが)いかにもベンらしい。 彼は 自分はドクターに認知症が始まっていると言われたから みんないたわってくれよ(憐れんでくれ、ではありません)これにも驚きました。 そして今朝、彼はバスを間違って 1時間近く早くマックについた、(退屈だから早く来てくれという意味)とドンに電話、ドンは間違えたんだったら待つより仕方がない、これも カナダ人らしい。 人に変に気を使わない、双方、率直です。
私だったら、まず時間を間違えたら恥ずかしいし、人に早く来て、とは言えない。
こんな風に考えるのは些末なこと?
単に 頭がいい、と言っても色色な意味合いがあるけれど ベンの場合は まさにWise がぴったり、白人には 要求ばかりの先住民、或は 劣等感を持つ先住民、憎悪しかない先住民、といろいろ、でもたいがいは フレンドリな人が多いように思えます。、なんでも思ったことを言っているように見える彼ですが 深い事柄にはじっと耐えている、それは過去の経験で慎重になっているのですね。必要な時には 的確な言葉で意見を述べる、ユーモアを交えながらも 人のことは決して悪く言わない、彼には いつまでたっても新たに気が付かされることがおおいのです。
週に6か、あちらこちらと (双方当たり前のように)彼の生きたいところへ運転をして
あげているドン、普通だったら 家族でもないのに、、等と思うところですがなんとも自然なんですよ、そして 暮れには彼から大きなギフトが届きました。それこそ 何百人を優に超える人々との付き合い、大変でしょうに、、、娘にも 古い木彫り(彼はアーテイスト、日本へも 自分の版画を携えてミ―テイングに参加した由)をプレゼントしています。
マックでにぎやかに珈琲のあと この日は甥っ子がベンをホームに送ってくれるというので コーナ君とドンと3人 ランチに出かけて ひと時をゆっくり、
そして この日は コーナ君が 夕飯を作ってくれることになっています。
今回は翌々日から アメリカ西海岸、ビクトリア、そしてヴァンクーバー、そのあと カナダのいくつかの州を演奏してから 2月にはヨーロッパ、大きなバスに演奏器具を積んで7,8人のクルーとともに 何か国も回って、、、2か月で30回の演奏、
チラシのようなものを 書いていました。 彼は 作曲、作詞、インタビューなど、
なんでも積極的に こなしているようで、ただミュージックだけしていればいいということでもなさそう、、、フィルムも作ってみたい、古典文学もよく読んでいるし、、、
全力投球、社交的だけれど 努力も怠らない、
モントリオールにコンドーを2ユニット購入し、兄弟や 知り合いとともに 壁やキッチンの戸棚、床などはがして大がかりなリノベーションをしているそう。
なんでも積極的に取り組んで少しもじっとしていません。 訪ねてくるたびに かんしんさせられます、、、何十年も古い家そのままに生活している私たちとは大違い。
いそがしいんだからゆっくりしたら、といっても料理するとリラックス出来る(娘も言っていました。若い時は私も楽しんでいましたけれど 彼らの様にストレスはなかった、、いえ 違った質のストレスはいろいろあったような、、、)
mosshavenはゆうべのうちに シフォンケーキを焼いておきました。
カナダのスイーツにしては あっさりしているから 上から 抹茶をかけ、チョコブラウニーがあったので かざりました、、、が 人が来ていると 集中できない。
なんだか センスが悪い、、、もっときれいにできたはず、、、、でも誰も気にしていません.ビールがあればいいから、、、
狭いキッチンに二人のシェフはいりません。 もちろんMosshavenは アシスタントと皿洗いていど、
こちらは アシスタント、ではなくって セルフサーバー
アシスタントは何もしないのに 髪ぼうぼう、そんなに働かなかったでしょ?
おしゃべりしながらだったのに とてもよくできていました。
ひき肉の代わりに ジャーマンソーセージ(この方が お肉の味がなじんで 且つピリッとしたスパイスが利いてる。 コーナ君いいセンス)
それにしても みなさん 良く飲みますね。 Mosshaven はせいぜいおちょこに2杯のワイン、 もう少しは飲めそうだけれど そしたら片づけたくない(普段だってそうなのに、、、余計なまけたくなる)
この日は 又こんなにファミリーが集まって 再び楽しい宵となり、
いつもの老人だけの静かな日日に アクセントをつけてくれました。
バーイ コーナ、コンサート 盛況にいきますように、、、