Clayoquot Island

mosshaven2012-05-23



又の名を Stubbs Island(こちらのほうが 読みやすくて覚えやすい)
年に一回、ビクトリヤデイの週末に 公開、この数年 毎年の様に出かけている。


石楠花が美しいし、自然公園としても訪れる価値がある。
特に宣伝をしていないので 口伝に聞き知った人だけなのに年々 訪れる人がふえている。


ガススタンドさえない道を 1時間半かけてゆき、おまけに雨模様らしい、
でも オプチミストの主人が 絶対晴れる、とのたもうて、今年は
シスと フランスから帰ったばかりの 孫娘、の 4人で出発、



ずっとポツリポツリの 雨曇り、
でも トフィノの町に着いたら どうやら 雨は上がって、
まず、迎のボートに乗り込む、無料だから文句はいえないけれど
屋根がないから シートが 濡れて汚れて、、(大昔の)都会人は
気になる、でも みんな そのシートの上をこれもまたぬれたドロ靴で
わさわさと あるいて、、(こんなことを気にするようでは自然を楽しむ
ことはできない)


島に着いたら 人に知られずひっそりと 咲いている 年代ものの石楠花やら 
さまざまな植物、樹木に囲まれた林、あー 癒されそう、深く息を吸って、
幸せ気分の Mosshaven,



この小島は キャプテン クックが 1776年に発見後
BC州の首都 ヴィクトリアについで 商取引の地点となり
1890年代には 白人も住み始め、1923年には 日本の
30家族が 移り住み、3−40隻の漁船が停泊していたという。


トフィノから ボートで5分、
そして 向かい側、トフィノからも見渡せる もうひとつの島、
こちらは 2000年近く 原住民が 住み、今も
彼らの子孫だけが 多く住んでいて ボートで トフィノに
買い物やら 学校へ通っている。 


小さな島 Stubbs Island ではあるが 当時 学校は勿論、
BC州はじめての ホテルとビールパーラーも
できて にぎわったそうだけれど 現在は勿論 その跡形もなく、


冬をのぞき 2,3のガーデナーが 寝泊りしているだけの小島、
勿論 コーヒーなんて 探しても無駄、



まず 日本人の住んでいた 地域へいってみよう、と彼の提案で
森の中に作られた 小道を歩く。   この道のおかげで
森の真ん中を 苦もなく 悠然と周りを見ながら 足元も
気にならずいくらでも歩けそう、



こちらは やまぼうし属の 矮星ごぜんたちばな(Cornus canadensis)らしい。


はじめてみたけれど とてもかわいい。


でも どこで間違えたのか、突き当たったのは ごつごつの
岩だらけの浜辺、進むしかない、



若い人は ひょいひょいと とがった岩の上をまたいで
進むが、私などは 慣れるまでは どこを足場にしていいかわからない、
ころびたくないから、 ときには 四つんばいで 慎重に、、、
アーア、歳はとりたくない、


時たま 出会うグループには 先へ行かないほうがいい、
と いわれても 戻る気にもなれない、


どうにか 浜辺に到着、持参の おにぎりやら サンドイッチで
一息ついて、


無事、島の中心地につき、 庭園をめぐって、



このコテッジのうらにある 石楠花、
今までに見たことがない 5メートルはありそう、
きっと 島がにぎわっていた頃に植えられ、人々に
めでられたに違いない。  今は 年に一回だけしか
ひとがみることができないなんて、ちょっと寂しい、


それにしても 年に一回だけの 公開なのに
どこを見ても整然と 雑草もないし、


メンテナンスに
かなりの費用、現在のオーナーは アーテイストの女性とか、
この自然を 何時までも 保っていてほしいけれど、、



帰りのボートに乗る頃は 又ぽつりぽつりと、
なんてラッキー、
3台のボートのうち、私達の乗ったボートは
いちばん ゆったり(スピードも)あとからきた
ボートに2度抜かれても その分をおぎなうつもりか
それとも サービス精神にあふれているのか


 
付近のトフィノの
おいしいレストランだとか 暦史だとか、お話しがとまらない、
最後を愉しく しめくくってくれてありがとう キャプテンさん(?)