が帰ったあとも オリンピック

mosshaven2010-03-02





今回のゲスト、実は 大分お体の様子が
よくない、と聞いていて ここまでドライブも大丈夫?



との私たちの心配をよそに ご本人は 実にすっきり、と
シャープに見えて、私たちのほうがよっぽど、、、

その日は午後から カナダ国民全て(といってもいいぐらい)の
期待を一心に集めた ホッケーの試合、なので 
朝食後 昼まで マーケットでもご一緒に、、


(なんだか変なヴィデオ、、、でした。 こちらは
オーガニックの小麦粉やシリアル)
 
この冬は さすがに寒さがこたえる、ので 冬の間は
お休み、 フリーラン エッグでも あるかしら、と思って
いたぐらいだったけれど、 オーガニックの 明るい色の
スパゲッテイー スクアッシュ や 可愛いチョコ、それに
ライブレッド、とか ついついお買い物、買う立場から
見ると  PAのマーケットもすてたものでは、、、


ゲストは こちらの 木の彫り物 や ファッジ、パウンドケーキ
など お買い上げ、 主人は 市長さん(の奥様も出店)にであって
おしゃべりしたり、三人三様 気分のほぐれた(別に普段緊張して
いるわけでは、、、)土曜の午前中、


そして 我らがお気にいり スプロートレイクパークもご案内、
あまり日が差していないし 入り口付近だけ、だけれど 
どんなお天気でも 結構満足がいく 散歩スポット、

[
でも車で
20分ぐらい、だから やはり常の散歩道コースからは外れてしまう。


ランチは 主人のおすすめ、フィッシ アンドチップス、このお店は
お連れした方々の全て(といっても いまのところ お三方のみ)
が喜んで下さる。


そして帰宅後は テレビでホッケー観戦(私は 最後だけちょっと)
午後は テレビを離れられそうに無いかも、と思って
夕飯は 


あまり手をかけずに済む アイリッシュシチュウ、
野菜とお肉を静かに煮込むだけ、ハーブやガーリック、お酒など
いれておいたから 味は まあまあ喜ばれた(と勝手に 解釈)
そして トマトとアボカドのサラダ、 マーケットで買った
ライブレッド、これだけだけれど とにかくホッケーが 明日の
勝戦へゆくことになり なんでも美味しい男性軍。


翌 日曜日は 散歩、ゆっくり朝食、そして 緊張の ホッケー
終戦
もう この時間、外には(ほぼ)誰もいない) ヴァンクーバーでも
街は 車も人通りも殆ど無かったらしい。(そんなに?って思う私は
よっぽどの変人らしい)


そして いままさに カナダゴールド、という  最後の
1分前(正確には何秒か前)に 奇跡の USA シュートが決まり、
場内は シーンと静まってしまう。


こんな信じられない、信じたくないことが起きると カナダ勢は
今までの決死の戦闘力にとつぜん ひび割れでもおきたかのように
疲れがどっと出て こんな状態ではいきおいづいたアメリカに
このまま 持ってゆかれるのでは? と誰でもが 不安になっていた
(と思うのはスポーツオンチ、ド素人の私だけ?)


そんなコンデイションのなかで みごとに 最後の1点が入ったときの
どよめき、ときたら  もう その瞬間の 場内、ヴァンクーバー
ダウンタウントロントやら アフガニスタン(戦士達)のすべての
カナデイアンがいっせいに諸手を揚げて まるで ドミノ倒しみたい。

それにしても、、、いやあー そうかなー、やっぱり わからない
これほどに みんなが大喜び(いえ大感動)はじめから見ていたら
ちがったかな?? 社会的にすばらしい発明がなされた、とか 
難解な数学が解けた?とか  全く新しい ガンの治療薬が
発明なんていうことに 国民総出で喜ぶなんてことはあり得ない、
どちらが 大切かといえば、などと いいだすと たたきだされそう、
フィギュアースケートなどは それでも 各々ストーリーが あって
人それぞれの個性があり、表現が違っているところも 楽しめるし、
(私がホッケーをしらないだけのはなし??)
シンプルだから 率直に喜べるし、勝ち負けだけの勝負だから 潔い、、
でも ただただ 猛突進ってのも なんだか怖い、、


ところで アメリカ軍 ちょっと気の毒、あの呆然自失、
でも はっきりとした勝ち負けだから、認めざるを得ないのに、
しばらくは ショックで口も聞けなさそう、、 アメリカが
勝ったらこんなものじゃない、もう えばって えばって
どうしようもないんだから、、(そんなに同情しなくってもってこと?)



ホッケー ゴールドに大満足して ゲストはお帰り、
でも そのあと 午後は Closing Celemony
Opening がよかったので 楽しみに まず 犬の散歩を
すませてから テレビの前に、、
ところが スタートから 何となく スマートには思えない
演出、高校生のボランテイヤ(出演)だからか、と思っていたのだが
次から次へとかわる 演出が なんとも 稚拙といっては悪いが
なんだか ハリウッドとデイズニーランドのコンビネーション?


カナダらしさがないし、(馬鹿みたいに)大きなビーバーとか
メープルフラッグのバタフライ姿にいたっては それこそ唖然と
してしまう。  これだけのお金をかければ 中学校(対象は小学生?)
だってこのスモールサイズのフェステイバルぐらい可能?



マイケルフォックスが現れてきたときは やっぱり カナダ、と
拍手も起きた、のに なんだか 拍子抜けしてしまうほどの何分かで
終わり(本人も納得していなかったのでは?)

途中に入った ロシアのIntroduction は ロシアならではの美しさが
演出されていて、国歌のクワイヤーというのも珍しいが
とても美しく 荘厳な響き、ホッケーの後、或いはゴールドでの
オーカナダはそれぞれに感動があるし、




選手も自ら うたっていたり、こんな場面は やはり 感動、
一番美しく感じられる。  君が代が聞けず残念、だったが
カナダやアメリカの選手達が 歌うのに比べて 君が代は 誰も
気軽に口ずさんでいることが無い。  ばかりか抵抗を覚える人も
いる、というのは やはり現在の日本に あっていない?
こんなに長くカナダに住んでも やはり 私は 日本、と感じては
いても それはかなり遠い 昔の日本らしい・

と はなしが とんでしまったが この閉会式 さいごは 
ニューミュージック(私たちにとっては)、それにしても 
なじみが無いということだけでない 何かに欠けるような気が
するのだけれど、
総じてセレモニー全てにIntelligenceが 感じられないし
これだけの 国の貴重な予算を使って、こんな子供だまし、
音楽は ワイルド(というか 、、、)


でも 新聞や ニュースでは 全てすばらしかった、、とある。
私達は まったく 現在の世の中からはみでてしまった老人
となってしまったらしい。
そんな私的な部分は別にして さあ、現実にもどって
これからは Pay day、この 総コスト 60億円とも 70億円
とも言われているが どれほどの利益を生み、そしてどのようにして
返してゆくのか、その殆どは 税金ということは間違いないらしい。


それでなくとも 決して豊かではないカナダ、ホームレスも
ヴァンクーバーだけで 2000人以上、低価格住宅が 
オリンピックに向けてホテルとなったりして 人間としてまず
基本となる住むところを失った人もある。オリンピックの委員会が
2000戸の 低コスト住宅、主に ホームレスの人々の為に
提供、と約束をしていたそうだが果たして実現するだろうか?  
何十年も 経営してきた オリンピックピザと
いう小さな店は (名前のゆえに)此の間営業を停止させられた、とか
何箇所もダウンタウンの小さなお店が やはり 混雑を避けるために
Close させられたり、常に 犠牲になるのが 中小企業、


そして セキュアリテイーに使用された莫大な費用、これらは
オリンピックという高価なエンターテイメントを 楽しむ余裕のある
人のためだけに 短期間に使われた、ともいえる。 カナダあたりだと
10年近くかかって収支が整うオリンピックの赤字、でも今回の
ヴァンクーバー予想以上の収益らしい、ときいている。  
最近 BC州の2都市だけで800人も教師が解雇されたり、
社会福祉が削られたり、とオリンピックの犠牲になってしまったような
部分に これからの政府の対応が強く望まれている。