キャピタリズム

mosshaven2009-10-29




2日目は 小雨、
にもかかわらず 計画をたてて、

まずは 朝食、私のおきにいり、ィーテイングエイリアで
フルーツと デイニッシュ、


この Sooke というヴィクトリヤ近郊(車で 2,30分)の土地、
近年 ヴァンクーバー島でもっとも 土地の開発がされている。

彼女の住まいから 車で5分、この一帯は Affordable Housing,
求めやすい価格の家が 5000軒建つ予定。 主人でさえ、今回
道がわからなくなってしまったほどの変わりよう。


そして 近くの Bear Mountain という山のふもとから頂上に
いたるまで の住宅物件、かなり高い山の上のほうに行くにつれ
更に 豪華に成る家々、


頂上は 付近の山々を見下ろし、晴れていれば勿論海も見える。

こちらは 高級コンドー、


まだ 始まっていないが こちらの 何もない頂上には
ハイライズビルが立つ予定。

山に囲まれた こんな高地、大邸宅でも 庭はほとんどないし、
すばらしい 夏の高級静養地風ではあるが いったい この
5000件以上の物件、
だれが住むの、どこで仕事? いったい 売れるの?と 
(買えない庶民の)素朴な質問。


ほとんどが リタイヤー、 新しい(山の上の)ゴルフ場で
楽しんだり、(エ?そして それ以外は?、、、)
冬など 町へ下りて行くのも大変、どこからも 遠いし、


この一帯は 岩地が多い(から景色も良いが) この急斜面の
岩山の開発には 特に莫大な費用がかかっている。



などと 感心を越え、ただただ (この かつては 静かな
郊外の田舎町の大変化に) 驚いてしまった私達、意外と時間を
とってしまって、次の予定へと ダウンタウンへ車を飛ばす。

150年ぐらい前の ヴィクトリアンハウス が並ぶ
可愛いい一角、(夏の美しいガーデンが想像できる)


BC 州で誇るアーティスト、エミリー カーの 生まれ育った家。
 

ちょうど かかっていた マイケルムーアの フィルム
Capitalism,見たいとおもっていたところなので久しぶりに映画館へ入る。


資本主義の現実をあばいて 庶民の苦しみや悲しみをしらせ、
ときくと なにやら 深刻な社会問題を訴える映画、と
想像していたが ユーモアを交え且つ鋭く 中に切り込んでゆく
監督本人の演じるフィルム。


事故で亡くなったパイロット、或いは 働く主婦の(仕事中の)
病死などには 会社が 個人(雇用者)に保健をかけておいて、 
その大きな保険金額の一部も 本人には渡らない、 とか


家のローンを払えなくなった労働者は 即刻 家を出され、
職を失った人がふくらみ、ますます 下級労働者はふえ、
資本家は 富を募らせる。


昔は 中級階級でも 家を買い、子供を大学にだせ、退職も
余裕ある生活ができたのに 今の現状は 中級クラスでも
子供の大学学費は苦しいし、保険のないアメリカ、病気になれば
自分の 財産は 殆ど亡くなる。



最後にムーア自身が 大黒様のような大きな頭陀袋を抱えて、
大企業を訪ね、俺達の税金をかえせ、社長に会わせろ、それが
かなわないと、持参の長い黄色いテープをぐるぐると 
それらの 大企業の会社の建物を巻いてゆく。まるで犯罪者扱い。
笑いながらも、、やはり 多すぎる富と利益を(自分たちのためだけに)
限りなく求め続ける大資本家 が この不況の原因をつくったのでは?


あの山の上の 高級物件をいとも簡単に買える一握りの Billionaire,
そして そのおかげで Affordable Housing どころか自分の家を
手放さなければならない人が山のようにある 今日。
貴方はどうお考えでしょうか?


たった今、マイケルムーアが ラリーキング(アメリカの 
有名な Interviewer)のショーに出ている、との 主人の呼び声が、、、