どこから手をつけたら、、、

mosshaven2008-11-07



ポートアルバー二は 人が少ない、
というか土地が広い、というか、、、
庭に草木があってもめだたない。


おまけに大方の土地質は あまり肥沃ではなく、
ちょっと掘ると カチカチのセメントみたいな岩状の土、
スコップの先で ガンガンとたたいては 割れ目を作り少しずつ
取り出す。



手のひらは 痛くなるし、腰も痛い。  こんなときは娘にもらった
このガーデニングチェヤーがありがたい。  この両端につかまって
立ち上がるのがとくにありがたい、、、なんていうことになろうとは
でも事実は事実、、何でも 便利なものは使わなくては、、、


紫式部を植えてみようと、この20センチちょっとの穴を掘るのにも 
3−4時間、
普通は 男の人がする仕事、なのだけれど、、芝刈りの邪魔、だ とか 
この土地は 植えるのに適していない、とか いわれるし、
主人がいると やっぱり やりにくいので 一日留守のときに、、



でも あまり邪魔者扱いにも出来ない、、 
こんな風に 冬 ポットが凍らぬように シェッドのわきに 
埋め込んでくれた。 

いいアイディア、可愛い!などと私は見るだけ


  
それに 重いポットをシェッドに移し ヒーターもつけてくれ、
冬準備をすませてくれたのだから ガーデニング やはり 
男手があるのはありがたい。




そういえば 新鮮なうちに 知人の 家へもぎたてりんごを買いに行こう。
そろそろ 冬も近い。   冷たい雨も降り出してきた。


春に訪れる アイリスポンド近くの 5エーカーのこの土地を気に入って
彼らは 2,3年前から借りて、彫刻をしたり、ファーミングをしたり、、、
ロード(石楠花、Rhododendrun の短い呼び名)の季節に通りかかって
車を止めて魅入ってしまったことがある。  


以前 ここには 花屋の持ち主で 中国人 ジョセフィーン(生け花を
教えたり 日本のことをいろいろ知っていた、という理由から 
主人は未だに彼女が日本人と信じている)が住んでいた頃、様々な木や
植物を植えたらしく りんごだけでも 30本もある。



この家の隣にある アイリスポンドの入り口
自然発生か それとも誰かが植えたのか ミステリヤスのアイリスも彼女が
植えたということがわかった。 今の住人は 季節毎に 思わぬところから 
花や実がなり、とても楽しみ、だとか、、



あいにくの小雨で 庭を充分みれなかったが ぜひ又訪れてみよう。
いつも マーケットで アートと共に新鮮卵を並べていたが、、まさか 
40羽も飼っていたとは、、   忙しそう、、、
麗しの自然庭園も大型犬2匹に鳥の軍団、多少の雑然さには目を瞑って、
だってこれだけのりんご、熊よけに 犬は必須。



有機栽培のりんごをこんなにたくさん 安く譲っていただいた。  
お値段は?
特別価格の 6ドル。  


夜は  叔母より電話、 又 お茶によばれる。  暖炉の火は
たとえガスであっても やはり温かみが感じられる。  
小さめのこのコーズィーな居間、  
身近にファームを訪れ、夕べには 叔母の暖かい居間でくつろぎ 
10時近くまで談笑、
町のあちこちに古い木の塀などがみられると 懐かしいような
ホッとするような、
そして、 それだけ、とは言え、知らない人同士でも 目が合えば、
散歩で行き違えば、にっこり、たまには 結構立ち話にまでなる。


 
たいくつ、といいながらも アルバー二にいると 失われた一昔前の生活が
ここには あるように思われる。