先先回の 最後 ペーパーミルダムパークで
肝心の ミル(製紙工場)の消えてしまった
跡地、、、
1891年のダム建設に はじまり わずか3年間のちには閉鎖して
しまった、ので 跡地さえも今では はっきりしない。ペーパーミルダムと
名づけられたぐらいだから この川の このあたりにあったにそういない。
ビクトリヤの Mr.Carmichaelが BC 州で初めての製紙工場を計画、
26450ドルの出資を得て バンクーバー島で一番 大きいソーマス川に
ダムを建設、といっても 当時は 経験者もなく、半年かかって築いた
ダムも 秋の雨で水かさを増し すっかり流れてしまったり、最初は
布切れやロープなどをすり砕いたりしたが コスト高、わらびで試した時期も
あったが これも採取に時間とコストがかかり、最終的に木材からパルプを
作り 初めてのペーパー量産は 1894年。
初めての試みで コストが高くついたり、従業員への未支払いなど、資金も
不足、1年後には 閉鎖、という 短い歴史。 その後に
ペーパーミルが出来るのは 本土のパウエルリバーで 15年も後。
ふと 主人が そういえば 今のペーパーミルのそばに それらしきものが
おいてあったような気がする、ということで 犬の散歩がてら 探索、と
する。 それらしきものって? いったい、、、
折も折、アルバー二では 唯一 近代的センス(といっても15年近く前
の建築) この工場のオフィス裏の 川べりは ちょうど紅葉のさかり、
上を見上げて ボーっとしていたら
とつぜん 目に入った オフィスのガラスに写った紅葉、これはなんだか
オペラの舞台、歌舞伎でもバレーでもない、この華々しい景色、赤、黄、
それに 川の青、向かいの緑まで それぞれの色がくっきりと、、
こんな晴れ間、時間帯、そして まさに紅葉のこの瞬間だからこそ、
見れた風景、ラッキー!
でも ここは がらんとした工場の敷地内、オフィスは 人も少なく、それに
私達の散歩は 夕方か、週末なので 誰に会うこともない。このガラス張りの
建物の建築家は こんな華麗な自然との演出まで見越していたのだろうか?
さて、かんじんの それらしきもの、がみつかった。 ビルを囲む庭の片隅に
おいてある 石の置物(スマートなビルなのに変な置物?と思っていたが、、)
これが 繊維をゴリゴリとする石臼、グラインダーが 6ッつ 重ねてある。
そして 石版には ちゃんと あの ペーパーミルダムのお話が、、、
ナナ、ナナ!!とむりやり引っ張ってきて座らせる。 ビーグルがそばに
座れば 大きさもわかるし、それに 動物がいると 写真がいきてくる。
可愛い目をして ポーズもあれこれしてくれるし、、、と思っているのは
私達。
ナナにしてみれば こんなめいわくなことは、、、わたしのビジネスは
かぎまわること、なんだから、、、せっかくの外出のチャンスなのに、、、