テイーンタウン

mosshaven2008-06-07



という ボランテイヤ 組織がある。


1950年半ばから 60年半ばまで
カナダ アメリカ では ティーンエイジャーが 特別に
青春を謳歌した。 ホットロッド(大きなエンジン音を
吹かしたオープンカー)、女の子は ペチコートの
スカートに ポニーテール、、首にはミニスカーフ、
白いソックス というスタイルで毎週末 ダンスに繰り出す。



その 青春を今一度 エンジョーイしてみたいと 4年ごとに
パーテイーをひらくための 組織グループが ここポート
アルバー二にはある。  名前はテイーンタウン。



年々 人気は高まり、このグループもお歳のせいか準備が大変、
新たなボランテイヤが集まらなければ このイベントも今年が
最後、とあって 最初に売り出した800枚のチケットは 
3−40分で売り切れ、総数 1300枚は あっという間に完売。
最近は 近隣の町からの参加者も増え、ウェイティングリストまで
受け付ける、というほどの人気。



主人は大分前に購入していたらしい。  私に聞けば 多分 あまり
興味は、といわれるからか、いえ 彼のこと 面白そうと思えば
すぐその場でためらうことなく、決めたり、買ったりは彼の専売特許。



知り合いのご夫婦の分も含めて 4枚 買ったのに お相手のご主人に
振られて さて、どうしたものか、と思っていたら ちょうど 最近
しりあった日本の女性、シングルだし、お誘いしてみて  決まり!。



3人の 日本ギャルをひきつれて 到着してみると 開園 4−50分前、と
いうのに 長蛇の列、とまではいかないが 、、、でもこんなラインアップ
だったら 待つのもさほど 苦にはならない。



入り口付近には エルビスまがい(こちらのパブや、パーテイーなどでは
よくエルビスの物まねプロがいて 上手な人は巡業など結構いそがしい)
の50代が 私達の行列にサ−ビス、曲は ご存知 ラブミーテンダー、
歌い終わると 花束まで、という 念入りな 演出。



会場へ入ると ホールには 巨大エルビスの看板や あれこれ 当時の 
写真などがいっぱい。  中へ入ると アイスホッケー場は 一面びっしり
置かれたテーブルに レコード、トーイ クラシックカー、をはじめ 
アンテイーク 小物がところせましと、、



さて、飲み物もそろって周りを見渡せば、、、まるで敬老会ね、と ギャルの
ひとりが、 50代,60代、70代だって結構、いえ80代だってちらほら、、
90台の知人が あそこにも 等と 軽く(自分はまだ若いと)
思っていた私達だが 待ちかねたミュージックが スタートすると 即 
続々とカップル登場、 ダンス、ダンス、ダンス、、



リズムに乗って 軽快でセクシーでエネルギッシュなダンスに これがシニヤ?と
カナダのシニヤを見直したのは私だけ、、? 他の2ギャル達は 早速 負けじと
ツウィストでも ジルバでも ロックンロールでも、、、)



7時に始り、えんえんと 1時半まで休みなく続くこの ダンス 
パーティー、誰も彼もが楽しそう、、、製材所のおじさんもドクターも、
学校の先生も みんなみんな 50年前(って ずいぶん 大昔!!)の
若者と同じ気分。
知った顔ぶれも多いが いつもとは違った表情で 思いっきりリラックス。



隣の小ホールには スーパークラシックカーの陳列。  主人のいとこの
うち4人が 参加、陳列、友人も多い。 思い出とともに大切に、、、
女の人のカーコレクションは あまり聞いたことがない。 男性のほうが
意外とロマンテイスト? 



バンドは 3ッツ、この人たちも あの頃 ティーン エージャーだけあって
見た目は、、なんだけど、、、パンチの効いた演奏、、こんなハイレベルの
ライブを この土地で聴けるとは 正直 期待していなかった。


ポールアンカの’ダイアナ、エルビスの ブルースウェードシューズ、 
或いは ベンチャーズ、ジョニーキャッシ、、キャレンダーガール、
ホワイトカーネーション、ロックアラウンド ダ クロック、 
ドンビークルーエル、こんなにも 懐かしい曲が 次から次へと
果てしなく続く。  



ロコモーションがはじまると たちまち おおきな輪がひろがり、
いっせいに 同じムーブメント、既に 熱狂的な若者しか 
ここにはいない。



彼らは 結構 こんなことを普段からしているに違いない。  
でなければ 何でこんなにリズミカルに 体が いつまでも動く?? 
ポートアルバー二では こんな風に いきいきと今も青春を
謳歌しているシニヤがいたということと 9時にはどこの家も
消灯しているという事実が、、つながらなくなってきた。



年甲斐もなく、などと決していわれることもなく(いわれても全く気に
しそうにもないが)自由に 年齢を超えて 心から 楽しんでいる人生って
すばらしい。  いいミュージックに乗って 体を思う存分動かして
楽しかった、、、楽しかった、が 慣れない日本シニヤ組みは ついに 
12時前に 退場、カナダ組みにはとうてい 勝ち目が、、、