を気取ってみたが、
結果は まあ、鐘二つ、
というところ。
まず 居酒屋には、と 即、思いついたのが 肉じゃが、
前夜 ていねいに お酒やみりんをいれて まあまあの
出来と思っていたのに、、、あーあ、
又 又やられてしまった（犯人は ご想像に）
翌日 他のものをせっせと作っていたら 主人が
これは何だ、と持ってきたのが 肉じゃがのお鍋、
だけれど それが どうかしたの？とのぞいたら
半分どころか ４分の一ぐらいしか残って、、
小さなテーブルの上にのっかって（そんなスペースも
ないのに）しかも ふたもうまいこと床に落ちず
音もしなかった。（奇跡に近い、などとのんびりせりふは
聞き飽きた、、、世界は食料不足、というのに〕
それから コロッケ、５−６年ぶり、なので ちょっと緩め、
形が今ひとつ、コリアンスタイル 蕨、ほうれん草、
コーンのナムル風あえものは ちょっと入れ物が懲りすぎ、
ほうれん草とにんじんの白和えはちょっと 薄味ぎみ。
スペアーリブ、カレー味 ビーフンは パス、としようか。
でも 居酒屋というのは 西洋料理（古い古いお言葉）と’
ちがって 少しずつ あれこれ用意 というのは やはり
素人には 手間がかかりすぎる。 次回はもうちょっと
要領よく mosshaven。
そして 最後に おもちいただいた おにぎり、
昔 学校の帰りに皆で寄ったおにぎりやさん、こんな
ふうな 三角形、きれいに握れていて、、
もう おなか一杯、とか いいながら 日本人なら
ぜったい どんなときでも手が伸びる。
デザートは 時間がなく、これだけは簡単、手短、でも
なかなかいけた。 写真がないが バナナをバターで
焼き、リキュールをふり、バナナを取り出し、ブラウン
シュガーを入れソースを作る。 皿に盛り、熱い
ソースに冷たい（この温度差が更に効果的）フローズン
ブルーベリーやラズベリーを飾り、生クリームを上から。
このデザートとビール（この組み合わせは？）を片手に
今日のアフター ディナー（居酒屋、なのに？）の
テーマ、Pete Seeger の ヴィデオを見る。
先日 テレビで見てあまりすばらしかったので
オーダーしたのが到着したから。
Where Have All the Flowers Gone, Turn Turn
Turn、Good night Irene, This land is your
land、We shall overcome,,,
当時、まだ 英語を習い始めたばかりの頃なのに、
次から次と 流れる そのフォークソング、皆
どこかで聞いたことがある、ほどに有名だったのに
肝心のそのオリジナルの作曲者でありシンガーでも
あるPeteをしらなかった。
Peter,Paul and Mary が歌っていて、彼らの曲とばかり
思っていたのだから、、
彼の音楽の及ぼした影響は 当時のアメリカに莫大（と
いっても まちがいではない）旋風をまきおこしながら、
１７年間も 全米のテレビ、ラジオからボイコットされていた。
ベトナム戦争が終わるきっかけになったと言っても
まちがいではないともいえるほどの アクティヴィスト、
それが 音楽ひとつで あれだけの人に訴える、と
いうことは 彼の才能、意志、純粋さを物語っている。
共産主義と政府からにらまれて圧力をかけられたが
彼は 純粋に 自分の思っていることを歌にしただけで
ステージを拒否されれば 小学校で子供達に歌い、又
それも偉大なブーム、といった具合の 真からの
ミュージシャン、というか 自分の思想を音楽に
あらわした 今世紀 まれに見る 不滅のアーティスト
の一人であることはたしか。
カーネギーにも招待され、クリントンからも 感謝状を
もらい、でも いつでもどこでも 変わらないPete、
莫大なお金は いろいろなところに寄付、いまだに
彼と奥さん（日本人）は 手つくりらしきログハウスに住み
今も 町に出かけて 反戦運動のビラをくばったり、、
感動のヴィデオ。 ご馳走で おなかもいっぱい、というのは
ちょっと この場にあわない？ いえいえ、友とも楽しく
語らえたし、偉大なPete にも出会えたし、
すばらしい 夕べ。
