時代の変遷

mosshaven2008-04-04




両親も その又両親も
家族構成の変化などで 同じ土地で
数回 越している。


私達といえば 日本での数回も含めて 10回以上の
引越し。  この歳で もろもろの条件を考えると
まあ、幸か不幸か この土地が 終の棲家、と思うが
さて、わがご主人様、安定という言葉からは程遠い、
というか 性に合わぬ、いや はっきり言えば 安定が
逃げていってしまうような 性格。


人生に安定などありえないし、その不安定さに
備えることなどできない、というのが彼の主張、
でも 本人だって実は安定したい、けれど どういうわけか
何時もどこかで破綻に直面、それは彼の人の良さとか
一徹さ(他の言葉で言えば融通のなさ)からきて
いるような気もする。 いつも 反論してしまう私なのだが 
今回は ちょっと驚かされた。  といっても これは
彼とは関係ない。


先日 山荘の隣のオーナーから電話で 木を切ろうと思って
いるが お宅の枯れ木で太くて高い1本、こちらに倒れると
困るのでついでに切らせてもらって良いかとの事で、どうぞ
どうぞ、で 翌日 様子を見に行ったら、、、



オープンヴィユーでいいじゃない、と思うまでちょっと時間が。
なるほど 何時 何が起こるか わからない、それにしても
5−60年はたっている大木を 一度に一体どれだけ切って
しまったのか、これだけの空き地ができると 風あたりが
強くなったり、水の流れも大きくなったり、、


寒い日だったがこれだけの焚き火は 10メートルほど
外側でも充分 暖まる。 でも昨日まで命と歴史のあった
大木が 突然 こんな風に命を絶たれ、焼かれて、なんとは
無し この熱い炎が 樹の悲しみまで 燃やし尽くそうと
でもしているような、、



家も立派なのが建つらしいが せめてこの自然にマッチする
建物を、などとつぶやいてみても お隣さんに言わせれば
ここは私の土地ですが、、 何か? 


お隣は この土地出身者では あるが ヴァンクーヴァーで 
豪華な家を新築したばかり、この土地も たたき値で(という
うわさも)最近 安く入手、2−3年で 倍近くの値上がり。


夏しか来ないのにかなりの家とガレージを立てるとの事。
こんな山の中に 誰が 車を盗みに?  そんなに気になる
高級車なら 御邸宅の ガレージにおいて しっかり鍵を
おかけ遊ばせ。

森においでになるなら トラックでよろしい(もうちょっと
鷹揚でもいいのでは mosshaven) この 不満、というか
ひがみというか、、ぶつぶつ せりふは 実は 去年 
植えて沢山芽が出て楽しみにしていた モックオレンジが 
根こそぎ採られて影も形も(ここが パーフェクトな場所
と決めるまで あれこれ考えたのに)なくなって、、



 
あるのはトラクターの大きなタイヤのあとばかり、と
いうことは ここは 我が家の土地?  でも 境の木を
切ると 根が広がっているからしょうがない、のでは
あるが あの私の大切な 可愛そうな(のは 自分の
こと)モックオレンジ、、、としばし、のショック。  


それに私道も 我が家ぎりぎりのところの木々を
切り倒し、その土や 木々が結構 こちらの
林にどさっと、、、(もう いいかげんにしたら
うさばらしブログ )

そんな立派な家が建つと まず隣の我が家の土地まで 
ポーンと値上がり、ということは 税金が、、
お隣は 投資かもしれないが 我が家の場合は 家族や
ゲストでいつも満員、オーナー(一応)の私達は 単なる 
森の管理人、まあ、時には 料理人等にも早代わり、の 
爺さんばあさん、というところではあるが 税金や 
経費は 当然管理人が一手に引き受け、となると 
やはりひとごとでは、、

やはり 森の管理人じいさんに ひと働きしてもらわなくては、
でも ひとはたらきでは 到底追いつきそうにないから
このへんで ひとつ山でも当ててもらうほか、、しかたがない?