犬も歩けば

mosshaven2008-02-11



棒に当たる どころか一歩 外に出れば 
会う人、犬の見境なく 興奮のジャンプ、
それ以外は 地上 2−3ミリぐらいの
草むらを 右に左にせわしなく 動き、
嗅ぎ回る。


気に入りの散歩道、川沿いの土手には いろいろな 種類の犬がいる。
10ヶ月近く 歩いて ビーグルには まだ会った事が、
と思っていたら 先日 ついに (ジャーンと 銅鑼の音が)
ビーグル連れと遭遇。  オーナーにはお会いしたことがあるが
わんちゃん同士のお目見えは初めて。



ナナとは 違う種類のビーグルらしく、ちょっとふっくら気味。
色も 薄い茶系の中間色。 ナナは 細くて長い 足と胴、そして
3色のカラーはくっきりとしている。 あちらは ちゃんと
レーニングされて おまけに 性格もおだやかそう。(たしか
ビーグルは トレーニングが無理というか トレーナーに嫌がられる、
とか聞いたことがあるけれど これも種類のせいにしないことには
私の立場が、、、)


まあ可愛いお嬢さん(といった具合に)あちらの 頭から首にかけて
なでてあげると(普段 こうすると唯一 ナナはじっと うっとり 
静かに私を見つめる)その 穏やかビーグル嬢は しゃがんだ 私の腕に
そっと両足(両手)をそろえてかける。 まるで 三つ指ついて 
ねーあなた、とでもいっているみたい。 これには ちょっと参った。
同じビーグル??



そういえば この土手を散歩していて 他の犬からジャンプされたことは
あまり 無い。  逆にナナが 通る人や犬に ジャンプしなかったのは
たしか ゼロ(相手の犬によっては 初めに ちょっと みつめうことは
あるが) 勿論 こちらも りーシをひくが そんなことおかまいなく
首が窒息してもジャンプしそうなほどの勢い。


そして その翌日の散歩では なんと又 銅鑼の音が、、
またもや ビーグル2匹連れ。  しかも もうじき 3匹目の
ビーグルパピーを迎えるという ご奇特オーナー。

さかんに 私の プリンセスは、とのたまうたびに、ナナだって
れっきとした 血統書つき、と心で言ってはみるが この ワイルドな
じゃじゃ馬レデイーを目の前にしては とても 信じては
もらえそうにも。
せいぜい 銃を持たせた アニー か フランス革命の女戦闘士。



今夜は 叔母を夕食によんでいるので 昼は 簡単に 外で ピロギー、
付け合せ(?)のソーセージは大きすぎ、ナナにでも と ドーギー
バッグにしてもらい 帰宅後 その箱を テーブルの真ん中におき 
ちょっとコートをかけている そのすきに 箱の中身は消えていた。


しっかり閉めたはずの ガレージドアーはワイドオープン。 おいて
あった 高級ドッグフード(彼が買ってくると いつも高級、なぜ?
私は ロークラスで我慢しているのに)は きっと 又 腹八分
ならぬ 12−3分あたりのセルフサービス。  これは時々
起きる(って本当に閉めたの? 軽く閉めると押せばあくことに
気づいた私達のほうが遅かった)のだが私達が気づくまでは 
そ知らぬふりで 私達の食事時には 3日も食べていないかのような 
そぶり。  それでも 私の足元をぺろぺろと なめられたりすると
つい不憫になったりする(馬鹿な)私


叔母が みえ とりあえずお茶でもと お茶請けに 大きな
チョコボールを5−6個 いれておだししたが ちょっと
おしゃべりしてたらいつのまにか 全部消えていた。
(チョコや 刺激物は 犬には 危険と知っていたのに)


そして 食事中は 叔母の座っているいすの後においていたバッグの
中から テイッシュウなどを これもいつのまにか ひきぬいて
(何で気がつかない、とお思いかもしれないが こんな時のナナは 
手品師のごとくに静かで素早い)


そして 夕食後に 3人で ヴィデオを見ていたら シンクの下(なので
ドアーも自分であけて)のゴミ箱から ローストの糸(細かく巻いて
あったので 結構お肉の破片がついている)やら 汁の付いたペーパーなど
とりだして 一人(つい人間と誤解)楽しく宴会をしていた。


これでは アニーというよりは 怪盗 女 ルパンのほうが?
でもこんなに一日 悪事を働いても 余り悪びれた態度はしない。
悪気は無さそう。  勿論怒られたあかつきには 行き先は知っているので 
自分から ケネルにつつつと走って中に入って 私達を見上げる。
これでいいの?って。  退屈すると わざといたずらすることも、
怒られても しかられても お相手してもらうほうがましらしい。


みつからぬように、などというよりは 身についたアクション、ひらりひらりと
優雅に楽しくやっているように見える。 怒られても 堂々とやってのける
こんなところが 生まれがいい、ということ?などとくだらないことを、、

今日はナナ以外の話題は?
ジェルサレム アーテイチョークをマーケットでみつけた。
昔 レストランのビュッフェで 細切りのをマヨネーズで合えてあって
おいしい、なんだろう?セロリの芯?などと思いながら 食べていた。
やっぱり これだった、それに採りたてで新鮮、おまけに 安い!
叔母も 主人も それほどでも、、というわけで
私だけ独り占め、この食感は優れもの、、、ナナには絶対 あげない
なんて意気込むところ、私は 確かに 上流ではない。