網走からのサッカー訪問

mosshaven2008-01-15



ポートアルバー二と 長い 連携のある
網走から 小学生がサッカー試合でこの地を
訪問。


日本人だし、何か持っていこうと クッキーを焼いて、お皿に飾ったら



私の分は?と食べ物には 人、じゃなかった ビーグル一倍 好奇心
旺盛のナナ。



会場は近くの中学校、折り紙、ケンダマ、めんこ(って、、ご存知?)
浴衣、こいのぼり、、など  こういうもの、日本の現在のイメージと
大分違うような気もするが、、、


入場料の メインのよびものは ヴィクトリアからみえた たいこグループ、
年齢、国籍、性別を問わず、といったメンバーなのに とても
エネルギッシュ 耳だけでなく 目もそらさぬふりつけ、ぴったりと
合って、一つの間違いもなくダイナミックな 音と リズム が快く
会場一杯に響く。



太鼓、というと(映画の見すぎか)和太鼓を思う。 昔 戦場で はじめに
鳴らされた音、戦いの始まる前の 死への緊張と恐ろしさ、そして やがて 
悲しさも 予告するかのような 響きであったにちがいない。 
血塗られたような 情景が浮かび上がってくる人も当時は沢山いたかも
しれない。  

でも 一般的には 民事芸能、そして 今の人に直接つながっている
たいこは 例えば 私にとっていえば 幼い頃に夏休みをすごした 故郷の
盆踊りなどの なつかしく たのしい ひびき。



次は 網走からの 小学生、ちょっとはずかしそうに でもきちんと
並んでいるところが いかにも日本人、と 突然 私まで日本人に
帰った気分。  校歌などを日本語で(あたりまえだが)歌いだすと 
可愛いらしくて 自然に口元がほころんでしまう。



柔道のデモンストレーション、これは アルバー二の 柔道部らしく、
勇ましく力強い。  柔道本場の日本人である私なのに 全くかけ離れた
気分。



そして最後は 空手のデモンストレーション。 こちらは 小学生から
おとなまで 7,8人、 中には ぺらぺら(に見えた〕な柔道服、そして
黒のバスローブ(白がないから?)みたいなのを着ている子供も、と
思ったがあれ、何か違う、、、いい緊張感がある、  誰も 得意そうな
顔も 照れたような顔つきもない。  並ぶときのスピード感、
お辞儀するときのきりっとした姿勢、そして ひとりひとりの
デモンストレーションも 皆それなりに いいレベル(ってわかって
いるつもり?)あんなに小さい子が どれだけ練習したのだろうか。


そして 初めから終わりまで クールで静かなモダンミュージック
(名前がわからないとこんな表現しかできない)が流れ、荒く乱暴に
見えかねないスポーツを 知的、かつ詩的な独特のスポーツに
もっていっているような気がした。 レベルが上に行けば行くほど 
体は鍛えられ、動きも早く、たたかえば残忍な行為にも及びかねない
このスポーツに音楽を用いるのは インストラクターの深い思いいれが
あるのでは?と素人心に思わせられた。(それとも 現在音楽を使うのは 
ポピュラーなのかもしれないが) とにかく スポーツオンチの 
この私が思わず見入ってしまった。



そういえば 最近見たビデオ たそがれ清兵衛、山形なまりの懐かしさ
(私は 山形出身ではないのに)もうみられないかつての日本の風景、
ひとりひとりの俳優のいい演技、もうすっかり のめりこんで 2度も
見てしまったが 何回でも見たい優れたフィルム。 良いものに出会った
時の 気持ちの高まりは 人を幸せにする。  これはお金では買えない。



最近は いいものにであっている私。