*{スコール} 自然の驚異、、、


とは ずいぶん大げさ、でも 東京では
多分 起こりえないことだし、、


この夏は 涼しい(を通り越して寒くて 夜は セーターに
コート)日が多い。 庭のトマトも びっしり実はついて
いるものの みんな緑色。  日本も 肌寒い梅雨の後は 
猛暑、だから あやかって9月ごろに 夏の季節を
エンジョーィできるかな、と期待しているのだが
お天気だけは どんなパワーをもってしても。。。



山荘は 山の中、なので 町と 天気がいつも同じとは
限らない。 以前から 私たちの山荘をみたいと 自然派
日本人のご夫妻、(彼らも ポートアルバー二にお住まい、
私にとって うれしいお仲間)やっと時間を作って(それ程
忙しかったわけではないが 要領が悪いので、、、)ご招待。


この日のために 先週も焼いた シフォンケーキ、作り置きの
ブラウニー、そして 彼女にいただいた とてもおいしそうな 
フローレンティン。
おしゃべりしておなかもすくかな、と おにぎりまで用意。


鼻歌気分で でかけたのはいいが、山荘近くに来ると 
ぱらぱらと小雨、お茶を用意しているまに かなりの
土砂降り、 これでは パテイオも無理、と 室内で
お茶を、と座ったとたん やんでくれた。



お天気の変わりやすいは 山の常、各自 お茶やお菓子を 
パテイオにもちだし、いただきまーす。  
日本人同士って(誰でも言い訳ではないが)なんだか 
(ここでは)家族の雰囲気までしてくる。  
主人もいる、でも今日は 3対1 だから おにぎりも登場。


そうこうしているうちに 雲の切れ目も見えてきて ボートで
回るか、の声に この湖でカヤックも楽しんでおいでのお二人
OK と すばやい反応。  でも 泳げない私だけは 
(言葉にこそ出さないが) 何となく この雲行きでは、
それに寒そう、、、と ネガテイブな 思い。  
せめて 浮輪代わりのベストを着込めば 寒さも違うかも
と着膨れてのりこむ。

お二人には 山荘にある 古いセーターなど着ていただいて
しゅっぱーつ。
風が冷たいし、晴れていないので あまり爽快とは
いえないが お二人は喜んでくださる。  湖に常時 
漂っている ウワーターボマー(火災用水爆撃機)の付近迄
ちかづいて 大きいなー、などと周りを回っているうちに 
又 ぽつぽつ、暗雲垂れ込めてきそうな感じ、で U ターン!


急いで ずぶぬれになる前に 帰らなくては、と思って
いるうちにもどんどん ふりだし、 山荘は まだはるか
むこう、、、なのに みるみる空は暗く、雲は低く、雨は 
どしゃぶり、だけにとどまらず、びしびしと ぬれた髪や
頬に当たるのは なんと 雹! 8月なのに 寒い、
冷たい、そして 視界は まったくみえなくなってきて、、


一時はどうなることかと、、、
こちらがみえないということは むこうからも みえない
のだから 衝突だってしかねないし、 だいいち こんな
暗くて寒い日に ボートを出して入る人も少ないから 何か
事故がおきても 誰もきづかない?


何とか無事に戻れたときは 思わず4人 ほっとするやら
びっしょりの濡れ姿がおかしいやらで、、、写真を
撮ったのだが これは お目にかけるには あまりに 
ひどい、で 没(私たちだけで 時々 取り出して 
こっそり笑うことにする)



もうひとつの 自然(に関する?)できごとは 土曜日に
マーケットにいたとき、突然の訪問者。  
くまだ、くまだ、って皆がいっても 熊、とは思わなかった。
マーケットのまんなかに ひょこひょこはしって来て、
皆が総立ちで騒ぎだしたので 左側の トマトやきゅうりの 
コーナーに行きかけたものの 又 あっちこっちと走り出して、
マーケットを突き抜けて 川の石垣に下りていった。

小熊とはいうものの 1メートル弱は あった。 こんな人中で
見ると 少しも怖くなくって ついつい追いかけて写真を
とってしまったが 熊も きっと 人が騒いでいたし、驚いて
どうしていいか分からなかったのかもしれない。  
それにしてもどこから、


多分 この川でおよいでいるうち 反対側にあがって
しまったにちがいない
こぐまちゃん。  どうぞ無事に 両親(?)のところに帰れますように。