流木

mosshaven2007-07-25




カナダの ウェストコースト といえば
我らが B.C. 州の 東海岸 のことを
さす。


B.C.州、特に ヴァンクーヴァー島は ソフトウッド、
木材の産地。 60%は Hemlock(米つが)、残りは 
ほぼ Red Cedar(米杉ー日本の杉とは異なる) と
Douglas Fir(米松)


その中でもここポートアルバー二を中心にした 山間は 
北海道より北に位置しているのに 雪はあまり降らず、
そのかわり 冬を中心に 3−4ヶ月は 雨、雨、雨 
そのおかげで 木は育つ。 そして その量は 莫大。

最近 流木、Drift Wood をさがし歩いているのだが 
やはり、この太平洋に面した ウエストコーストには 
いろいろな大木や根っこ、面白い枝など、などが 
あちこちの 浜辺に打ち上げられている。

でも よく知られた海辺、観光地、夏のキャンプ地など 人の
多いところは すでに もっていかれたり、又、逆に 最近は
人気の ドリフトウッド 駐車の便利な 人目につくところでは 
監視もうるさい。


ということで 人気のないところとか、あそこなら、と
聞いたようなところを 探し半分 ドライブしてみた。  
そういうところ、というのは 大体 舗装がしていない
石ころ道をがたごと、1時間以上いったりするとけっこう 
すばらしい 未知の浜辺にいくつか行き当たる。




カナダならでは?、ナナイモから来る途中の アンテイーク 
ストアー では こんな 流木も売っている。  でもあまり
来客がないのか お店はしまっている。(流木を盗んでいく
人もいないらしい。  お隣のお店で聞いたら、興味のある
人が電話したら オーナーがやってくるそう、だが 一個 
4ー500ドルと お値段もなかなか。  まあ、こんな
大きいものは トラックもいるし、持ち上げる機械も必要に
なるから やっぱり 素人には無理?



そして さらに隣りでは こんな アンテイーク、アンテイーク
というか ジャンク、(アンテイークほどの値打ちなし)の大きな
お店。  こんなものどこから仕入れて 誰に売るの?とは
余計なお世話. 雨にもかかわらず 結構お客様がいる様子。


流木も さながら 山又山(何時間 ドライブしても 果てしが
ないほど つづく 森、)カナダは なんと豊かな土地なのかと
思う。  この日は 海辺をちょっとまがり、この山をドライブ
してみようと 彼の思いつきで 山の上まできたら この 
伐採の無残なばかりの風景、これが 先日ご紹介の バイオマス


本来 この残骸はこまかくして 償却し、そのあと 植林を
するべきなのだが最近は これらを燃やして公害を増やす
ことにも問題がでてきている。  ヨーロッパ、特に 
北欧などはこのバイオマスを非常に有効に使い、研究も
なされており、カナダは 大分 遅れをとっている。  
ひとえに これだけの莫大な国の資産があると 真剣さに
欠けてしまうのだろうか。
でも これからは 自国だけではなく、世界の問題として
考えテイク事と思うが しかし すべて 禿山というわけ、
でもなく、ところどころ、このように美しく生えそろった 
Second Grow といわれる山もある

というようなことを話したり、眺めたりしているうちに
この山道、どこまでつづく?  そろそろ 引き返したほうが、
ガソリンも 少なくなってきたし、、、と心配する 私に
ここをもちょっと行くと確か 湖に、などといいながら
どんどん進む彼、勿論 であう車は まったくなし、
(たまたまユニオンのストライクで 伐採トラックも来ない)
人気のない震撼としたこの山道でそろそろ日暮れ時、最悪
事態 今夜は車内で野宿?  それに 今は トラックも
来ない、ということは 何日も誰にも見つけられずに、、

というところへ 運の女神(がっちりした山男の)のぼろ車、
こちらほうめんは ポートアルバー二?と聞いたら、笑って
反対側をさし、自分達は これから 町のほうに出るから、
というわけで ここからさらに 山道を反対側に 40分ぐらい
で 山荘のある湖のほうに、、、、でられた!!



ここは 湖の奥のほうの土地、ほんの 30にも満たない水上
ハウスの村、前に一度来たことがある)ヒッピーが多いらしい
けれど、中には 結構豪華な水上ハウスも、 人気の少ない
自然の中で 住むのを好む人、大都会 東京の生活とは
ずいぶん対照的だ。  


我が家のビーグル、こんな山の中 わが意を得たりと走り
回るのに でも 家に帰れば こんどは ぴったり、誰かに
張付いていたい。  こんな人間 どこにでもいそう。