mosshaven2007-07-21



カナダには ユーコン準州を含め
12の州があり、私たちは British
Columbia, 普通には B.C.州とよばれる。
中国人、インド人が目立つが でもBritish,イギリス人は
ヨーロッパ系の中では今も多いらしい。


カナダの Prime Minister (首相)は Conservative
(保守党)、B.C.州の Premier(州首相)Mr.Campbellは 
Liberal(自由党)、そして B.C.州の 中の さらに 
バンクーバー島、ポート アルバー二は NDP(民主党


主人の プロジェクトグループの方が Mr. Campbellの
傘下にあり、Liberalの バーべキューパーティーに 
私たちも呼んでいただいた。

 
この プロジェクトというのは ポートアルバー二にもっとも多く
算出されている Hemlock(米つが)を新たな形で製材し、
又今まで製材後に 残された大量の不要部分(バイオマス)を 
エネルギーとしてエスノなどの生産品とする、という画期的、
かつ、未来を考えていく上での重要なアイディアなのだが  
費用が莫大、土地の人たちの協力も必要、政府の方々に 
支持を得て 動いていただかねばならない。


今までも 数人、経済省大臣をはじめ 木材関係、予算関係
などの政治家と会議にのぞむこともできたが、一朝にして
事が進むと言うわけには行かない。  今回のパーティー 
どんな内容かわからないがチャンスがあれば じきじきに
少し話ができうるということもあり、彼は 多少は 心の
準備もあったと思う。


私のほうは 政治に関心が薄く、(いつも勉強せねばと
思いつつ、時間があれば 庭にとびでてしまうので)
恥ずかしい限りだが、1度訪れただけの美しい庭園は
何度でも行きたいし、それにブログのチャンスと
ばかりにお供する。

場所は Milner Garden、 広大な海沿いの 庭園。
1900年初頭に イギリスから見えた チャーチル元首相の
姪にあたる レディー ベロニカ が 晩年 ナナイモ
大学に寄付、当時は 豪華パーティーがよくひらかれ、
ダイアナとチャールズ王子もお泊まりになられたという館。  
普段は この建物の海を臨む一室でお茶がいただける。

庭園の入り口から 館までは ちょっとした距離でほとんどの
方は カートを利用。  でも 私たちは 森の小道風の
庭園を歩いて やっと館専門の入り口に到着。

さわやかに晴れた日の 広い芝生の丘、そしてかなたには
海が緩やかに広がっているこの豪華庭園には いくつかの
テントがはりめぐらされ 陽光をさんさんと浴びたい人
には ずらっと並んだいすがある。

彼にとっては たまたま 50年ぶりぐらいに偶然出会った
友人もいた。  サーモン バーベキュー、えび、夏野菜、
サラダなどなど、デザートも幾種類か、カナダのバーベキュー
パーティーとしてはかなり上等。 総勢 500人ぐらい
参加とのこと。

アルバー二 近くの Huu-ay-aht のバンドの チーフの方
にも御目文字。 今や Native(近頃 インディアンという
ことばは 差別語ともいわれている)の方々は いろいろな
意味で周りからの注目が多い。

さて、食事が終わったら 私たちの同行の女史、もうすべて
会う人にも会ったし(かなりの知人がいた模様)つかれたし
もう帰りたい、と、、 え、主催者のメイン Mr. Campbell も
お出ましになっていないのに 帰るのはいかになんでも、、、
(ちょっと失礼では?)

それじゃ、入り口(出口)にて お出迎えして帰りましょ、、
(ということは 帰り際に会うということ?)招待してくださった
方もちょっとおかんむり、でも もうこれ以上は 女王様を
引き止められず、庭を出ようとした際、あ、あすこで 
アルバー二の市長夫妻とお話しているのは Mr. Campbell.



そこへ つかつかと進みよった 我らが女王様、
Campbell氏のうしろから肩に手をかけて 
Hi, Gord,(ファーストネームのGorden ではなく
もっと簡略なGorden の 呼び名)プリンセス 
ダイアナが見えて、乗られたフェリーに招待
された時も 彼女に15分も話しかけて、と
いうことだったが 彼女のこと、きっと 巧みな
会話で話をそらせなかったにちがいない。 
ポートアルバー二にはけっこう こんなシニヤが
多いのである。
おまけに、彼女は Liberalではなくって 
Conservative、でもアルバー二は NDP、ここの
保守党の人は左よりのNDP よりは ほぼ 
Liberalのほうに流れる。

というわけで 彼女からご紹介で 関係ない私まで握手をして
いただいた。  結果としては さらに少し話が進み 私達の
後ろに控えていたプロジェクトグループの方が 電話で
具体的な 話し合いというところまでこぎつけ、、彼をはじめ 
グループの方々も 更なるステップに満足を得たに違いない。
 

というわけで 思ったより早い帰宅となり、留守番ビーグルを
つれ、山荘に、、、 この日は みな早めに 山荘を出発。
ちょっとした 空白。  思いついて もう一泊の小姑さんを
誘って ボートに乗って 今までと違うコースを行ってみた。

楽しい 一日. こんな日がずっとつづけば、等と贅沢な
ことは祈らなかったせいか 無事 帰宅まで 何事もなし。