請求書じゃなくって招待状

mosshaven2007-06-24



こんな田舎(などとネガティブなことばは
もう使わないと決めたんじゃ
なかった?)に珍しく 招待状が届いた。


中のカードには ”Diving The Deeps & Lighting the
Lights”と主題が銘打ってある。英語のわからぬ私にも 
これはちょっとしゃれているじゃないと思わせる。 
水底深く潜行、明かりを点灯 と訳したのでは とても
この しゃれた韻を踏んだ響きに欠けてしまう。


家から車で 5分(何でも大体5−6分以内で行けるのだが)
海からの長ーい入り江の袂にある波止場の際にある 灯台
小さなミュージアムを管理する Maritime Heritage
Society(海運遺産協会)の 毎年の 展示会。  
これだけでは ちょっと 何のことかわからない。 
まったく関係ないのに、主人が館長としりあいで、
初めて呼ばれた私たちなのだから



そう、今日は お呼びしたのではなく 呼ばれたのだ、から 
ちょっと着替えて、彼など 入り口に立っていたら、用心棒??




館長のご挨拶の後、ギャラリーの 展示を見て行く。 
1800年後半ごろから 今日に至る 本物の潜水用具が
展示されてあるが なんと重そうな、沈んだらそのまま
浮かべそうにないほど、命がけだったのではと想像。  
でも 古いものは なにがし 実際の重みならぬ 時代を
経た 深い重みというようなものが感じられる。


次は そこから2−3分歩いた灯台の中へ入る。 
この灯台は最近できた まあ、町の リトルシンボルの
一つだが、この付近、カナダ西海岸は 太平洋に面し 風も
強く、人の住まぬ荒地や森に建てられたので 今も 町や
村から隔離されたところが多い。 

いくつか そんな灯台の写真や 模型、古い道具などが展示
されていた。  関係者が多いらしく、にぎやかだが、
いつもは 町のどこを歩いてもひっそりしているのに、こんな
狭い会場に 人があふれているとは、 なんだか 奇妙。




二つの会場を見たあと、又ギャラリーに戻り、お茶やおつまみ
ケーキなどで談笑となるのだが、いつものように 主人はパス
(あれは スーパーのできあいおつまみ、コーヒーだけで 
カクテルもなし と 彼、いつのまに見ていたのだろうか)


そして 無料のところでは何もいただかず、その後は必ず
有料のどこかに寄りたがる 私の主人。  といっても まあ、
いつものパブに行って その日のスペシャル、割安ステーキと
ビールをちょっと飲んで 喜んでいるだけだが、、、私達って
なんだか 人付き合いの悪い人間。



そのくせ 家に戻って まずいつもすることは、留守番電話の
メッセージ チェック(期待の多すぎる私達)
あったあった、誰? 
誰あろう 館長から、、、”なぜ早く帰った?”