ガーデンツアー 午後の部

mosshaven2007-05-20



たった一日のツアーを 2度にわたって? でも好きなことは 
漏らさず(というわけには行かないが)あれもこれも お伝え
したくなってしまうのだ。  

ランチの前にもうひとつ、今回では 一番山奥、というか その先にはもう道がない、という
静かな 5エーカーのお庭、勿論全部歩き回ったわけではないが、車をおりると とたんに
しーんとした無音の世界。2000ガロン、およそ 250軒分用の庭に必要な水を毎日生産
しているお家(会社風ではなくって)、チューリップも4000本。 ハーブ、あじさい、
野菜、と全てゆったり植えてあるが前庭だけでもちょっとしたハイキング、帰りに 正面玄関
の階段に 一人ぽつんと(広大な自然の中ではそんな風に見える)腰かけていたご婦人が
オーナーだった。


一休み、ランチは 町に戻って おきにいり、Batstar, スモークサーモン バーガーと
そばサラダ(今までは おいしくなさそーとオーダーしたことが無かったが ほうれん草や
絹さやなどにおそばがごま油で和えて よくなじんでいる) 小姑さんは すっごーく
気に入ってくれて よかった。

町の中では2軒、其のうちのひとつは 坂の途中にあり、お庭の展望が開け、山が緩やかに
垣根越しにひろがり、そして ガーデナーの喜びを満たすすべてが このさして大きくない
お庭に詰まっていた。  これは実際にお見せできないのが残念、家を囲んでいる 東西南北、
すべての箇所が 魅惑的。  こんなガーデンは 一日いてもあきるどころが 幸せなまま
あっと一日がおわってしまいそう。  こんな 完璧 お楽しみ ガーデン、一帯どんな
オーナー、と思ったが、意外なことに 厚化粧(で何が悪い)の奥様と スノッブ風ご主人、
どうしてもつながらない、mosshaven の 世界7不思議。

やはり 町なかにある もう一軒は 私も知っていたお家。  築3年で だいぶお庭に糸目を
かけずという感じで、それなりに 美しいが 私は どちらかというと 古いお庭が好き。
で、お次の スプロート レーク 目指して 15分ほどのドライブ。  かなり大きな湖なので
来たことの無い地域は途中もものめずらしい景色。


一軒は 我が家の山荘から 4,5分 のところ、B & Bと小さくサイン。 ここは 一言でいうなら、
日本の 古い温泉宿の雰囲気(と思ったのは 勿論私だけにちがいないが)ユニークなたたずまい。
まず 苔と杉や松がつづく 正面の森を すこしずつ下っていくと 家、そのまん前は つつじと
石楠花(だけで 125本)がこんもり、いえの裏手は つくばい風の小さなお庭、に引き続き
古い石段を下がって(ここがなんとも和風)いくと 湖、という具合。 夏はさぞかし 都会から
訪れた人には静養の地、そのもの。  それにしても この苔のひっそりした美、静かなる感動!

最後に訪れたところは 湖に面してはいないが 近景ぐらいの感じでお庭の一部につながっている
豪華なお屋敷。 これほど大きい個人の庭園は 最近は あまりないのかもしれない。ビクトリアは 
美しい邸宅や庭で有名なところで、ここのガーデンツアーは きっと ため息が出そうと想像して
いたが これほど大きなところは ないという。  矢張り、この町は 森林の町、大きな
隠された庭があるということはあまりしられていない。
こちらは 広さ、1.6エーカー(少しずつ エーカーになじみが出てきた私) タンポポ一つ
見られない、グリーン一色の芝生をぐるりと囲むのが ロードやら、もみじ、なんだかここを
歩いている人は皆 映画のヒロインにでもなった気分、すばらしいプライベートの豪華な景色を
一望にながめる パティオにあがってみると、オーナーらしきご夫人が ほおずえをついて
あらせられたが 何となく気軽にお声をかける感じではないのでとおりすぎる。  でもこれだけ
立派な庭園、 樹木は樹木で とても魅力だが それにしてもここには  手つくりの庭、自分が
楽しんでガーデニングをしています、というしるしが見られなかったのは残念。

これだけ見たら、ドライバーもすっかり疲れたし、最後のひとつはパス。 で、早めの帰宅 
さて、母の日なるこの日の夕食は 義息子と 小姑さんを迎えて ローストビーフ(は ヘルパー
主人に頼んで オーブンに入れておいてもらった)温野菜とサラダを作り、デザートは 
簡単フルーツシャーベット。  勿論おかたずけも 私だけ。 (何せ母の日)  母の日の
ギフト 勿論、ガーデンツワー、、、あ、子供ならぬ 夫が ガーデンばさみ(いつも 私が
なくすので)買ってくれたのはいいが、彼もこの日に ちょっと使って いまだに出てこない。  
それでも 最高に楽しかった。