手土産は ダフォディル

mosshaven2007-03-26





朝起きたら 久しぶりの太陽、庭に出て
今日は存分楽しめそう、と思ったのも
つかの間、又又降りだした冷雨、
せっかく咲き出した花に なんと無残な仕打ち、、とまで思えてくる。


昨日 無沙汰続きで 電話をいれてみた96歳の叔母から 今日は 逆に
お茶でもどうお?とお誘いがかかる。 この前は 呼んでいただいたからと
義理堅い叔母。  私の数少ない経験では お茶に、お食事にと声をかけると
OK。。と (何度でも)素直に 喜んで おいでになるのが こちらの方達。
叔母みたいな人は あまりいない、でもママもそんなところがあったし、
もしかしたら年齢のせい、かくいう私も 古い、ということか?


こちらの人は お茶などに 手土産などは 持たずに行くのだが
どうも 私には できず、今朝も 早速 ブルーベリー パウンドケーキなど
作り出す。  叔母は 老齢、昔は何でも 上手に作っていたのに 
もうホームメイドはできないからせめて こんな時に(何でもない時に
持って行くと うけとってくれない)でも時間がないから、少量にわけて
小さい型に入れてオーブンに、、、どうにかまにあった。


それから、クロッカス、ヒヤシンスはあるけれど ダフォディルは 
あまり なかったようだから、庭に出て 少し 切り花。  
去年の秋に 球根を100個ほど植えたから、今までの分とあわせ 
かなり咲いてくれるはず、こんな時はうれしい。 折しも満開の連翹
同じ色だけれど、たばにしてみる。


ふときがついたら 石楠花の 下のほうに 可愛い花がひっそりと
いくつか、ビオラみたいだけれど、去年は何もなかったのに、、 
突然 姿を現した その可憐な様子に すっかり魅入られた私。  
これを少し 前庭のほうにも移植してみよう、、と直ぐ私の野望は広がる。
(その割には いつまでたっても 庭はだだっ広い。 なかなか思いが 
結果につながらないのだ)


もう一人の叔母を 途中で 拾い(日本語はどうしても変な訳。。
ピック アップ も 早く日本語になってほしい)主人のいとこも
見えている。


叔母と叔父は 二人だけでお住まい。 お掃除だけは人に依頼、手の
筋肉がよく使えなくなったおばの代わりに 叔父が料理などをして
いるが 我が家など比べるべくも無い整然としたお住まい。  
退職者むけの 住宅地で 前庭はすべて管理され、後ろのちょっとした
庭には ご自分達で バラや潅木、植木、ハーブ等 夏は それは美しく 
いこいと癒しを 感じさせる テラス。


いつも 皮肉たっぷり、知性派の叔父が 今日は あまり元気が無い。
腰も痛いらしいし、あの歩きようは ちょっと。。と帰り道 二人で
同じことを考えていた。  息子や娘がいても 離れていれば やはり、
パートナーにもしものことがあれば あの美しいお住まいに一人では無理。


私達の出る幕ではないが、もう一人の叔母は ぽつりと”彼のほうは 
一人でも大丈夫だけれど 彼女は一人では無理だから彼女が先で
あってほしい”、、、
こんな願いがおきるなんて、、なんとつらいことだろうか。
だってこの叔母同士は 70年以上もの 長い長い親友同士なのだから。


それでも ふたりとも 今週の予定は 結構つまっている。
これから暖かくなって 彼らの上に ますますいろいろ 楽しいことが
ありますように、