結婚記念日 66回目

mosshaven2007-04-20




めったに無いこと、新聞(地方紙だから)で
取り上げてもいいのに、、と私が言ったら
この土地なら 結構ある。。と主人。
ここ ポート アルバー二 は そんなのんびりした土地、というか まあ 
表面上は 世界のいたるところとくらべれば ありがたいほど治安はいいに違いない。

 

一人住まいの叔母が もう一人の叔母たちの 結婚 66周年なのでと テイーに
呼んでいただいた。  91歳の叔母にしてもらうなんて 本当は私がすべきこと
と電話をしたら、既に ケーキは注文、クッキーは焼き上げ、サンドイッチの
用意もしたということ、、今、こんなにスローな私、叔母の年齢になったら
どうなっているかと、、、恐ろしくなってしまう。

何もいらないといわれたが、遅まきではあるが チョコレートケーキに メープル
クリームアイシング、イチゴとともに2段重ね、ちょっとしつっこい?  でも
粉砂糖より、ブラウンシュガーのほうが自然の甘さなのか、食べやすく、
このアイシング いい味と 隣に座っていたいとこの奥さんに喜んでもらえた。 


チューリップの花束とカードと花と、カメラ、着替え、などいつものごとく、時間
ぎりぎりで 到着したら 既に 駐車しているのは アーデイーナの車。  彼女は 
97歳、こちらも一人住まい、車もご自分で運転、(去年新車に変えたばかり!!)
そしてちゃんと 私より前に到着、、なのだ。



彼女は今でも 昔とった杵柄、バイオリンをあちこちでひいておられる。 早口で
所作も俊敏、私のように言い間違いもしない、、、あああ 恐ろしい人ばかり。  
そういえば 彼ら共通の ご婦人で 107歳のお誕生日を迎える方(私も
お会いしたことがあるが)それは 明るくて楽しいレディー、こちらは 
ホーム住まいだが 皆さんの前でよくピアノを弾かれて新聞にも良くご登場。



さて、このパーティーの場所、おばの住む家は とても可愛らしいお住まい、
結婚以来、60年近くたっているせいか 何ともいえない雰囲気がある。  
特に この イーティング エリアはいつ来ても癒しの場所だと 常々
思ってしまう。  ちょっと上から見下ろすコーナーの窓の下には 年齢を経た 
石楠花がゆったりと広がり、山吹や連翹などの潅木がつらなって姫りんご、
その奥には 7-80年のりんごの大樹、そして垣根のそばには かなり大きな 
ラズベリー畑。  そのそばに立てられた 小さな古い木枠の温室まで まるで
庭の一部になりきっている。



おばの焼いたクッキーは ジンジャークッキーと みんなが懐かしく思っているらしい
アーモンドペースト、クリスマスにはいつもいただいた、とか 誰々のお気に入りの
クッキーだったとか、思いで話しもひとしきり。  叔母が アーデイーナをお呼び
したのは 66年前のこの結婚式に参列していたのは(叔母以外には) もう
彼女だけ、、ということらしい。  結婚式の写真と、50周年の記念写真も
ちゃんと 飾ってあり、すべてに 気配りのあったテイーパーテイーであった。



2時間あまりも 楽しく おしゃべりをして帰ったら  我が家の トラブル ビーグル
(こちらも帰ったらどんなになっているかと恐ろしかったが)いつも 夜休む 部屋、
勿論ドアーは閉めておいたのだが 特に荒らされた模様も無く、尻尾を振って
お出迎え、、、には びっくりするやら、ほっとするやら。。。  勿論 即、おやつ
(チキンでとったスープをご飯とチキンと人参にかけて暖める)をあげ、1時間もの
お散歩に連れて行った。


  
そして そのあとの いつものトラブルは皆様のご想像にお任せ。