mosshaven2006-12-22


昨日は 車で 3時間弱のドライブ、ビクトリアに向け出発。
降ったりやんだり、そして先日来の嵐でハイウェイの両側には
樹齢百年以上の大木が根こそぎやられたりしたのが、横たわっていたり、
被害の大きさがうかがわれる。

でもさすがに処理が早い.あれだけ壊れたり、ぶら下がったりしていた
電線を元に戻すには どれだけの人が寝ずの工事をしたのか、と驚いてしまう。

途中のナナイモの旧い煉瓦立てのカフェでスナック。  カレッジが近くにあるせいか、
若者の姿が目立つ、というほど 私達の住んでいる ポートアルバー二には お年寄り、退職者が多い。
それに 生まれた町を出てもなぜか退職すると戻ってくる人なども多いらしい。

ツイードジャケット、黒いコーデュロイに黒のフレームグラス、長いジーンズ姿などをながめ、
どんなことを話しているのかしら等と想像しながら チキンラップをつまみ、コーヒーを飲む。

一路 ビクトリアへ。。。途中に見えた海沿いのレイデイースミスは いまでは カナダで
トップ10にはいるながめのよい都市ということになっている。 この都市は 最近又クリスマスイルミネーションの
美しさも有名、帰りに寄る事にして、さらにまっすぐ 2−3の都市を通過、夕方には
彼の妹の住む、ビクトリア着、熱いお茶を頂き、ダウンタウンへ食事に出る。今夜は 彼女のご馳走で
ケーグというステーキレストラン。 私には一寸寒すぎたけれど 久しぶりのビクトリアの夜の街も散策、

さて おいしいステーキでお腹がいっぱいになったあとは ちょうどエクササイズむきの散歩。
ブッチャードガーデンはそこからさらに車で20分ほどの郊外。 車も人も少なくなった道をしばらく行くと
もう街灯すらなく、真っ暗な林を曲がりながら数分走り続けると きらきらと ひかりが 樹木のあいだに
みえかくれ、車ごと入り口を抜け、料金はなんと19ドル、こんな高い料金で この寒い夜空に
何を見せてくれるの。。といいたくなるほどの寒さ。

厚いダウンのベストにカシミヤスカーフ、更に厚手のコートなどぶくぶくに着込んでのいでたち。
最近の寒さ、1−2度では外を歩く気にもなれず、一寸自信もない。 いやだな、こんな寒い中を歩くのは。。
というのが正直なところ。  まったくこの日の温度が5度高かったらもっと楽しめたのに。。。

でも 入り口を入ったとたん、 闇夜に突然ひろがる 不思議な美の世界。
光がまたたき、、あるいは 数十メートルの高さに妖しく映し出される ほのかな色合い、
まったく言葉も出ない。

多分4−50分ぐらいは 知らぬ間に歩かされている。   

イデア、膨大な作業、其のウイット、芸術的表現、詩心、自然との調和、
そしてそれらすべての働きが同じ人間の手によると思えば自然に頭が下がってしまう。  

歩き終わって、もう10時半を過ぎる。 11時閉館。 
庭園内にある喫茶店に入りココアで手をあたため、改めてそのすばらしさに感嘆。  

写真は身後pと皆失敗。  あるいはこの自然に拒否されてしまったのかもしれない。 
入り口近くで建物をとった写真をそえて 
でも行ってきましたというご参考までに。。