Clayoquot Island

mosshaven2013-05-23



クラックワット島(何回繰り返しても 書けない、発音できない)


今年は 友人夫妻とご一緒、


彼女は 日系三世 ドンとひとつ違い、で 同じPA育ちだから、
会えば いろいろ共通の友人や 家族の話などがでる。


彼女の 祖父母が 日本から まず ヴァンクーバーのスティーブストンに移民、
6,7人の子供全員を自分の トローリング船にのせて このClayoquot Islandに
移住、(たまたま この時の船の複製を展示する スティーブストンの ミュージアム
昨日オープン)彼ら以外にも 日本家族(漁を仕事とする)が移り住み、
6人以上の子供がいる土地には 教師が派遣され、小さな学校もあったらしい。


祖母は日本で 何不自由なく暮らしていたのに 親の決めた結婚で こちらに住むことに
なり 初めは とても つらかったらしい、が 海産物は 豊富で、慣れるにつれて
近隣の人たちと この自然豊かな 島の生活に基盤を築き 楽しい毎日を過ごしていた頃に


戦争の予感、そして パールハーバーの 突然の 攻撃以来、彼らのカナダでの生活に
激変が起こる。  24時間以内に 2つのスースケースのみで 出立を強要され、
収容所送り、家も船もすべてを没収される。


彼女は そんな収容所で 生まれて、トロント経由で ポートアルバーニに落ち着いた
両親の元で 育ち 学校でも メイクイーンに選ばれたりするほどの明るい人気者だったとのこと、


この彼女が 祖父母の切り開いた土地、そして両親も少しの間 住んでいたことのある
ラクワット島をまだ訪ねたことがない、というので お誘い(でもドライブは ご主人が
してくださることになりました)


ドンが(こういうことが大好き)知り合いの 政府の近隣ビジネス促進のお仕事を
なさっている方に話して 島のある トフィノの町長さんをご紹介していただくことに、


島には 何もないから お弁当(!)を持っていかなくっちゃ、の彼の一言で
おにぎり、きゅうりもみ、チンジャオロース、クッキー、それに 夕飯は
彼女の 親戚のお宅でバーベキューと聞いたから 海苔巻きに 餅粉ケーキも
焼いて(たった日がえりのドライブなのに 又やりすぎ、これでは前日から おつかれ )



さて、まず到着したところは ナチュラル パーク(このトフィノ町の 町長さんが
経営)の 中にある コーヒーラウンジ、


ここで われらが友人日系三世の ご親戚とまず おめもじ、
95歳の叔母様といとこ、それに ヒストリアン(町の歴史担当者)


どちらが 町長さん?と 思うほどの つつしみ深くてきどりのない 
おまけに若くて 学生さんみたいな 海洋生物学者



あとで パークを案内してくださった ご主人、自然を愛する雰囲気が
体中にあふれているような お二人ともとても感じの良い方達。


森の樹の一部に マイクを取り付けて クラシックを流したり、



海が 見え隠れするこの静かな一帯に しだや苔を主にした 瞑想の
日本ガーデンのひとこまを造りたい、との お考え、


ワンちゃんも 


コケコッコーも みんな 平和なパークのひとこま、


ちょっとゆっくりしすぎ、


おにぎりやおのりなんて そんなめんどうなのより、、
彼女の卵サンドを皆でほおばりながら いそげいそげ、


船着場に着いたら、、、行列が、、


でもこんなフェリー乗り場は皆 のんびり、知らない人同士でも
おしゃべりをしているうちに すぐに 番が回ってきて、、


町長さんも 後から行きます、



とおっしゃってたけれど、あら、本当に 私達の次のボート、

 
今年で3回目、なつかしくさえ思えるあの古い桟橋


橋にとりつけてある この植木、じゃなくって 歳を経た 盆栽、


彼女にとって スペシャル アイランド、
記念の一歩に、皆で 写真を、