蕨の季節

mosshaven2017-05-15




一寸暖かい日があったかと思うと 
又今日は 寒い寒い、、、


15度もあるけれど風が強いのです。
一年に一度 ひっそりと でも 山あいの野原にいちめんにそよぐイースターリリーもそんなわけで 見逃してしまったし、、


でも 蕨取りは できました。  この両方とも ひとりでゆくのはおっくう、というか 山へひとりではゆきたくないし、喜びも共有したい。まあ、ドンは私が喜んでいるのを見て満足しているのかもしれませんが、、、ワラビなんて絶対食べませんから、、、


でも 彼は私の3倍ぐらい摘んでくれました。   Mosshavenはうるさいことばかりいってますからね、、太くて柔らかいところ、細いのは むやみに摘まない、自然に折れるところで 摘むこと、とかとか、、彼は一切無視、です。


(元)山荘にはたくさん生えているけれど、ワラビって 掘って植え替えれば 繁殖もたやすいらしい、、でも 根も長く張っていてめんどくさそう、、それに ここなら山ほどとれるし、、、


御嫁さんは さほど関心がなさそう、Mosshaven 日本にいたころは 山菜ごはんとか おそば、大好き、だったのに、彼が食べないので なかなかテーブルにのりません。
沢山取れるので 冷凍しても めんどうくさくて 結局一年手つかず、

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ぼそぼそする 先端は すこしだけ飾り用(そんなのいつ作るの?)にとっておいて ほとんど切り取って 重曹を一杯振って上から熱湯をたっぷり、一昼夜そのまま、あくる日によーく洗って、、できあがり、

ですが、今回は 塩漬けにしてみました。 残りを少し 乾燥 し始めたのだけれど、雨が降ってきたのに うっかりそのまま、、


塩をたっぷり振って重しを一昼夜、塩水が出てきたら 重しを取って ガラスや陶器などに入れておけば、(水出しさえすれば)いつでも気軽に使えるので、、ちょっとうれしい。


で、さっそく 作りましたよ、マーケット用の巻き寿司に
さっと炒めて濃い目のだし汁をからませる。 他にはアボカド、ほうれん草、卵、人参のきんぴらをいれました。


そしてその翌週は もち米と半々で 山菜ごはん、他に椎茸、ひじき(山菜ならぬ海菜)、人参、えだまめなどいれてみました。  自分の為だけなら (食べたくても)めんどう、、マーケットに出かける利点の一つ?でしょうか。  などと のんきなことを言っているから ビジネスにはならない、と反省はしているのですが、、


さて、先日来たばかりなのに、又娘が来ることになりました。  丁度具合のいいことに この日ナナイモでランチの約束、


あまり旅行のお好きでない彼氏ですが ヨーロッパ ミリタリーツアーから帰ってきました。 


彼のパパやアンクルが活躍された土地で 第一次戦争の記念式典などにも参加して フランスでは特別にカナダ人への感謝がいまだに見えたと感激されたようです。 何十万人もの若い兵士たち一人一人の全ての名前がきざまれて供養されている 立派な共同墓地もあるそうです。 


戦地慰霊ツアーとでもいうんでしょうか、昔 叔父(母の兄)が ミンダナオとかニューギニアガダルカナル等へのツアーに何度も出かけていましたが もっとよく話を聞いてあげていたら、と 今頃になって 後悔しています。叔父は戦時中、フィリッピンに行きましたが、そこからあまり遠くないところで2人の若い弟(私には見知らぬ叔父となります)が苦しみながら戦い亡くなっていたところなのです。


当時は名誉の戦士、などとたたえられ、母たるものは誇りにすべしなどとされたのですが 大家族で 人の出はいりも多かった家で 泣くのを見られたくなかったのでしょうか、祖母は一日布団部屋の蚊帳の中に閉じこもっていた、と聞いたのを思い出します。 かわいい(まだおさないほどの)我が子が 飢えに苦しみながら、あるいは 敵陣の真っただ中へパラシュートでおりてゆく、、祖父は温厚な性格でしたが その土地で色々な役をしていたので 見舞客の応対がたえず そのつらさは祖母にも劣らなかったに違いないし、私もこの歳になると そんな事を想像しただけでも胸苦しくなりそう、 とくに若い或は無名の兵士、前線で戦わされた そんなひとりひとりの追悼が 日本では 軽んじられていたように思います。
  

カナダでは日系の戦士たちが 敵国人と疑われて苦しむ親の名誉を挽回するために 戦地でも一線で 自ら 積極的に 命をかけてでも 勇敢でりっぱな働きをしましたが その功績が認められたのも だいぶ後になってから、 彼らのその多くの働きの陰で 亡くなっていった戦士たちも数え切れません。     


などと、 写真を見せてもらいながら、、食べながら、おしゃべりしながら 2時間がすぎて、、


フェリーターミナルに到着したら いつもの混雑したロングウィークエンドと違って、ポツリポツリの出迎えが見える程度。


日ごろストレスが溜まっている(らしい)娘も こんな
環境に置かれれば 多少はのんびりできるかな、


じつは ヴァンクーバーで アフリカン バイオレットの展覧会があり、もし時間があったら行って 一鉢買ってきて、と頼んだら その後 自分で預かるのが心配、孫たちが良く(元)山荘に来てるようだから たのんだら、といっても 頼むのは 嫌い(親に似て要領が悪い)受け持っていたクラスもちょうど終了、で、 きてくれることになったのですが、


ほんとうに 帰り道のハイウエーも 静かなものです。



一休みしたところは ドイツ系のベーカリー、
こちらのパンが とてもおいしい、


わたしたちが 進めた 甘さひかえめのアップルパイより
ドンには 断然 興味津々だった ビーステイングケーキ(蜂が刺しに来るるケーキ?)ドイツの有名なスイート、Mosshvenも作ってみましたが こんな丸い型のは初めて、かわいらしいし、中に生クリームがどっさり、アーモンドのキャラメルコ―テイングがトッピング、


ちょっと味見をしてみたら 甘々、だけれど とてもフレッシュ、それはおいしくできていて 幸せそうなドン、それにしても この大きさ、、、


夕方帰宅したら、なんだか あまりおなかが空いていない、、、、ので


昨日 うっかり(この単語 ちょっと登場しすぎ)開けてしまった(コーンクリームスープを作るつもりが、、)ひよこ豆をつかいたい、、
で、 たっぷりめのサラダを作ったら、もう全員 これで満足してしまいました。 経済的、簡単、ダイエットにもなったし、一挙 3得、