コンサルテーション

mosshaven2015-01-28



イスラム人質事件が刻一刻 深刻さを増してゆく中で
のんびりブログなど書いていて良いのか、という思いにとらわれます。


裁かれる(完全ではなくとも)法があり 人間として最低の生活が保証されうる時代と場所に たまたま うまれてきた私達、同じ人間であっても なにひとつ彼らの考え方を理解することはできない。自分たちの子供が家族が こんな目にあうということは考えないのだろうか。
いえ彼らにすれば すでに その犠牲の歴史があるのかもしれないけれど。彼らは 今までの テロリストとの中で もっとも凶悪、狂気ともいえるから 理性的な はなしあいどころか 懇願も 脅しもつうじないし、むしろ 敵対する気持ちは さらに 彼らを怒らせ 残忍さが募るだけ、、、他にも多くの人質が、毎朝 ニュースをみるのが なんともいえないいやなきもち、どうか 無事でありますように、、
祈りが聞かれないと分かりつつ 祈ることしかない、なんて、、、、
どこまで書いてもきりがない、、けれど どうか 救出されますように、とやはり 祈るようなきもちです。。


こんな理由ばかりでなく ブログを休みだすと ただでさえ億劫になりがちだけれど。
自分の覚書、として 或いは(万が一)どなたかの参考になることもあるかもしれないし、主題を 病名にして 重複部分も加えて書いてみました。
  

心臓欠陥は 何か起きるまで その症状が出にくい一つ、
普通は 疲れやすい程度で、ドクターに行っても 分かりにくいことが多いそう、突然の失神、発作などで 急救病院に運ばれて 待ったなしの手術などのケースが多いらしい。


彼の場合は 失神後(ちょっと長めではあったけれど)
救急にすぐに行かず 帰宅して シャワー、休息後に 持ち直したので
日曜で ドクターがお休みだから 取り合えずという形で 救急に 無理やり息子と一緒に 連れて行ったのが 5,6時間後、    
大分人が待っていて 今夜は帰れそうにない、と思っていたら
症状を聞いて すぐに通され、いろいろチェック、

翌日 ファミリードクターに その結果が届き、ドクターから
さっそく 外科医と連絡を取っている、と聞き 何故?といった具合、


そのご 更に いろいろな検査の為に 3日間ほど費やし、
心臓の手術をすることに決まり、全ての書類結果を見る専門医との
コンサルテーションのアポイントに ヴィクトリアに出かける。


このドクターとは 術後にも 年に 2,3回 会って
その後の経過などの 報告 アドバイスなどをいただくことになる。


この 翌日は 手術前の 最終検査、
朝くるように言われるが その日には 帰宅せず ヴィクトリアに
泊まるように指示されたので よほど 疲れるのか、どんな検査なのか
分からず 多少 神経質になってしまったけれど、
体調検査、病室内で 体にパッチを貼られて それらのつながった器具を持ちながら 何度も歩かせられたりしたあとに 手のひらのすぐそばを切って そこから 管を通して 心臓まで ミニカメラを通して〔これは部分麻酔らしい) 様子を見る(?)ということらしかったのだけれど 私は 病室衣に着がえたのを見届けただけ、あとは 彼から聞いた話の概要、
この日は やはり ちょっと 疲れが出ているし、手首の切ったあと
菌が入ったりしないように 心持 手は 上げるようにして シャワーは 後日、特に お風呂は 2,3日控える。


そして 昨日は 更に 外科医とのコンサルテーション、この日以前にもう手術が始まるものと思っていたけれど その間 少しでも異常を感じたら ドクターか緊急に連絡、運動などもストップといわれている(それどころか ほんの少しの坂もくるしいので
暖かい日に 二人で2回ほど 10分ぐらいの散歩をしただけ)手術前にこの一ヶ月、余裕をいただいたおかげで  健康体を作る為、そして目方も減らす為、油類、甘いもの、酒類などは 厳しく チェックして 時には うるさい、と爆発がありましたが、まあまあの一月、


そして 昨日の ヴィクトリア行き、朝の 9時アポイントなので
ラッシュアワー時でもあり 家を出たのは 5時、
途中 マックのドライブスルーで コーヒーを 買おうとしたら
前の車が なかなか動きません。 窓口もゆっくり、とにかく ラッシュの込みようが想像できないので こんな時は あせって、
つくづく思ったこと、店員さんはどんな時も すばやく、をモットーにしてもらいたい(どんな理由で急いでいる人がいるかわかりませんものね)


ヴィクトリアの手前まで ずっと 真っ暗、夜明けはまだまだ、
でも ラッシュは思ったよりスムーズで 1時間近く速く到着、


で、海辺の マリナで コーヒーでも飲むことに、



この辺までは まあまあ多少は ちょっとしたドライブ気分、
(でも会話をしていないと 彼が 珍らしくだんまりムードになるので
彼の興味のありそうな話題、イスラムの歴史とか 政情について
あれこれ 聞き出しながら)
マリーナのスターバックで 小さいパイなど つまみながら コーヒーをゆっくり飲んで リラックスできましたが、


いよいよ インタビュー、神経質らしいドクター、と聞いていたけれど
受付でちらっとみかけたのは まだ若い きびきびした先生、
静かでお話好きとは思えないけれど、日本からいつ?ときかれたので
日本にいかれました?ときいたら、2,3回、トヨタの工場も行ったということ、日本びいきの方らしいと なんとはなしに好感を覚えました。
お話は 簡潔で無駄がないけれど (私には 比較的)分かりやすい説明、でも 手術での生存率は 98%弱、手術中に 発作や卒中を起こす例もある、とか 首の血管は3本、2本は それぞれの腕に、一本は脳につながり、ドンの場合 その脳につながる血管の90%以上がつまっていて危険なので 心臓を20センチ切り開いて 心臓の具合がよければすぐに首の血管の手術に進み 心臓の入れ替えはそのあと、とか
彼の心臓のバルブは 鉛筆でさえもその真ん中を通せないほど弱りきっている、等と具体的なことをはっきり言われて、彼は かなり 動揺していた様子、あとで 大丈夫、ずっと麻酔がかかっているんだから
なにも 分からないし、痛みも感じないんだから、、とわかっていることを 又 くりかえして 元気付けて(みたつもり)


彼の体のことをいろいろ聞かれたうちで 歯医者は?ときかれ
小さい頃に怖い歯医者にかかったせいか いきたがらない、それに
入れ歯を作るのは 3,4百万といわれたり この両方の理由から 2年ぐらい 行っていない。  ご無沙汰してる、といったら 外科医は
それではなるべく速く 行って 抜かなければならない歯は直ちに治療して 口内に悪いばい菌がないように 抜歯後 傷が治ったら 連絡して 即 手術日を決めましょう、といわれました。


そんなことで 今回の コンサルテーションは 
もしかして奇跡が起きて 手術はしなくても、というような 淡い望みが1%ぐらいあった彼を 現実の世界に一気に戻してくれたようです。
歳をとればいろいろ欠陥がでるけれど 心臓を切り開く手術なんて
できれば避けたいですよね。


肝心の 入れ替えるバルブは 人工と生体(牛の心膜を利用)があり、
それぞれに一長一短、前のコンサルテーションの先生は これからは手術も どんどん進化してゆくから 寿命の短い生体弁でも 血栓がつきやすい人工弁よりいいのでは?と 進められたが 今回は 将来の手術については何ともいえない(外科らしくはっきりしたこと意外は 肯定も否定もなし)むしろ 人工をおすすめ(とドンは解釈)
これは 本人が決めなければならないこと、


で帰りは  途中で 昔よくきたらしい 大きなログハウスレストランで 遅いランチ、やっぱり 外で 休んだ方が 彼には 気晴らしになりそう、

さっそく 私の行っている 歯医者さんを紹介〔良い先生なのです)
その日に 予約を取り付けて、帰宅後 休みもそこそこに でかけて
3時間近く、ちょっと長すぎる、と心配したら 案の定、
とても良いデンテイストだけれど、長いすで頭の部分を下にしたままずっと作業をしていたので 起き上がったらふらふら、
車に乗ったら 失神寸前だったらしい。血圧もちょっと心配。
そして 翌日早朝から 抜歯を1本、


それでも 彼の歯の治療がしていなかったのがとても気にかかっていたので それはそれで ほっとしました。お会計、、は しばらく考えないことに、、それに今月は それよりおおきな車の修理代、もあったし、
プロジェクトの 日本のパートナー達が来週おみえになるけれど
疲れたり風邪は引けないので、、やはり 息子に任せて、、
ことしは1月早々、彼は苦難続き、


でも、スムーズに行けば、
夏ごろには 体調もはるかに良くなる筈、
私もからだのあちこちが 急に 痛くなったり、動かなくなったり、
私達にとっての(ちいさな)試練、なんとか スムーズに 乗り越えて行きたいものです。