行きは よいよい

mosshaven2010-11-10



ゲスト を ナナイモまでお見送りして帰ったばかり、


で (山での)アドヴェンチャー を書くムードではないんだけれど


でも もっと伸ばすと あのときの雰囲気がだんだん薄れる、
から

本日より 4,5日戻って 
あの日は あたたかで 風もなく絶好の ハイキング日より、でも
思い立ったのが 午後だから 〔いつも楽しみの〕おにぎりはなし、
チョコを数個と 玄米茶のポット、それに 大喜びのナナちゃんも車に乗り込んで、、


まずは 彼が〔いつ結果が出るかわからぬ〕プロジェクト用に 港や 製材所の
写真をとって、ここから 最終地までの時間を計るから 記録しておいて、と彼
(結局 何の役にもたたないことに、、)


何度もきたことのある キャンプ場をすぎると 
川の突端へたどりつく森のパーク、
ここは 先回はじめてきたところなので ここを過ぎると
もう はじめての Adventure にはいる。


5分も走らぬうちに ナナが なにやら 緊張を漂わせた立ち姿、
彼が くま、じゃないかな、戻ってみよう、と バック、
古びた柵の 向こう側に ぽつんと 大きな熊が、、、


ちょっと 待って。近づいたら襲ってくるかも、という私の声などまったく無視、
熊のぴったりまん前で ブレーキ、
ナナの興奮度は一気に駆け上がり、とどろくばかりの〔?〕わめき(なにせこちらは車の中、
それに ダデイー、という強い味方がいるから かなり強気のビーグル)

カメラを構えている隙に 寸時に即決を下した ビッグ ベアー、のそりのそりと森の中へと
消えていって、、(熊にちかづくなんて これだけでも 立派、というか 常識に欠ける Adventure)


しばらく森を過ぎると
今度こそ Bear Country, ワイルドでそそけた木が林立の林、
道はあれども車は通らず、といった感じ、暗くて なんとなく薄気味悪いから
早くぬけましょ、

少しずつ この石ころ道が 坂になり、カーブを曲がりながら だんだん山頂へと、
今度は違う景色?と期待すれど 回りは 藪のはやしばかり、

と、突然 道が開けて 両側が ひろーく 伐採された原っぱが続く。


今はタブーとなった  切り株の燃やし跡もあちこちに見える。
こんなに大量の木材が切り出されて、一体どこに行ったのかと思えば、かなりの量が
日本へ輸出されていたらしい。

それにしても 山の奥、山のてっぺん、下界からは 目にも入らず 想像もできないような
このありさま、 


ここでも 彼の要望に応じて 降りて写真をとる。


明るく晴れて 見渡しもいい(から あまり不安もない)けれど それは 伐採されたからで


手をつけていない 元の森林の側は こんなにも暗い。


夕暮れが近いから ソロソロ急ごう、と彼、
のんびりと 初めての景色に 気を奪われていた私、 目的地の コモックスは もうすぐ先、
と〔何の理由もなく〕思い込んでいたら、
まだ 半分も来ていない、と 〔珍しく〕地図を覗き込む主人。
それに もう4時を過ぎて、山の日暮れは早いし


地図を見ている主人、なんて そういえば初めて、
周りを見渡せば、山又山、そして又山野中に歩ツンと私たちだけ、
今日は ふもとのスタートから1時間以上、一台の車にも会っていない。
それに 地図ではまっすぐだけれど、ところどころ、林道だから、二股に分かれていたり、



どうやって 目的地につくかといえば、1キロごとに 本当に小さな 数をしるしたサインがあるばかり、
でも この伐採地に来てから まったくサインがなかった。


とにかく〔?〕この道がメインに思われるから もっと行ってみよう(って なんだか不安)
少し行くと 伐採中につき ここより先 進入禁止、ちょっとまずいかな、と彼、
人がいる!と私は大喜び


なぜ禁止、かというと すぐに道の両側には 長く切り倒された材木がびっしり並んで あふれているから
ぶつからないように 進まなければならないし、道も平らではないし、ちょっとどきどき、
静かな山の上のほうに ただひとつ クレーンがうごいている、でもあそこまで行くのも難しいし、


前進を続けようとする彼、でも 道は山沿いに曲がり、反対側は 切り立った山、もちろん柵があるわけでもないし
ここに積んである材木がなだれてきたら、材木もろとも 車は山を転げ落ちて、とそうぞうすると
ぞっとする。  だいいち 次の角を曲がったら 突然奈落の底、ということだってありうる、


こんな先のわからない山道を行って 夜になったらさらに、、、とおもえば
とめて、元に戻って、とあまりにうるさい私に〔彼も自信をなくしかけたのか〕ついに ユーターン を
してくれたのはいいけれど


そのユーターンの場所が 道幅は3メートルにも満たず、一方は深い山底、生きた気がしない、 
。。。


そのかん 多分2−3分、でも 私には まるで地獄図、怖くて 車からとびでたかった(ということは
主人を見放してまで にげたい??)



〔実に〕ラッキー、 まず ちょっとななを 外に出してあげよう、等と余裕たっぷり
(本当は 自分も頭を冷やして 慎重に考えたかった?)さあ、もうすぐ暗くなるけれど 元の道戻れる?ときいたら
大丈夫、といいながら  また とちゅうで ぜっかくここまできたんだし、じゃこっちの道、すこしだけ
行ってみよう。


その間 もちろん 大反対の私? 気が違ったの、暗くなったら 動けないのよ、
もう秋だから雨や雪でも降ったら 伐採もとまって 誰もこの山に来なければ どうなるの、、、、、
私たちがここに来ているのは 誰も知らないし、、、


もうちょっと、もうちょっとといいながら 大分進んだところで
人がいる!!
あちらも不思議そうな顔〔当然こんなところに普通の車なんてくるはずがない)
この先道がないので 〔伐採の為の道作りで〕爆破をしていて 今帰るところ、と
いわれて、よかった、と胸なでおろす私、ちょっとがっかり、の主人。


アーア、又夕方の貴重な時間を無駄に、もう一刻も早く 元の道をもどらないと、
暗くなったら、、と思っているのに (馬鹿な)彼、どうしてもふにおちない。
最初に行った道以外には コモックスにでる道はないはず、もう一回、


じゃ あの クレーンに乗っていた人に道を聞く、という条件で 又あの恐ろしい伐採場に向かう。
ちょうど 帰るところらしく 機械を止めていた人に 聞いている彼、これから コモックスに帰るところ、
ときいて 突如 目の前が明るく、、、

このトラックの後をついてていけば、と思ったとたんに よゆうがでてきて
あちこち 夕暮れの景色を楽しみ始めた私たち、


あらあの山の夕暮れの景色 素敵、とか やっぱり 俺がただしかった、とか
おしゃべりしているうちに、 道がふたまたに、

前を行くトラック あまりのスピードで 見失って、、
しばらく走っても トラックいっこうにみえない、どうして待ってくれないの?と思うのは
都会の素人、こんなところまでくるからには 山のことを知らないなどとは先方も思っていない、し
一日の疲れで早く戻って スポーツ観戦とビールのことしか頭にない、、、なんてひどい、、


湖が見えてきた、これは コモックスレイク、バンガロー〔夏用)も2軒ほど、
再び胸をなでおろすことに、 


安心するたびに景色に目が行く 絶景!、でも コモックスは海辺の町なのに
随分大きな、みずうみ、それに かなりの高さを降りてゆく、

とおもったら 少しずつまた あがってゆく、バンガローどころか どんどんやま奥へ、
といったぐあいで



本当に この日は 自然に翻弄されて 心臓がどきどき、


このへんまでくれば 湖の位置も低く、夏は 人が来るとみえて 道幅も広くなって
一休み

ホットして ナナを散歩に出し、15分ぐらい後には どうやら 見覚えのあるハイウエー近く。
もう 大分暗くなってきたし、ここから 又 1時間以上ドライブ、と思っても
疲れるどころか、今日はラッキー、と感謝しながら 今いたのはどこの山、と見上げたり、

あのコモックスレイクの美しさを見れたのは本当にラッキー、お天気もよかったし〔雨でも降ってきたら
ほんとうに ひやひやの 切り立つようなコモレイクぞいの細道)あんなところまで自家用車で行った人は
あまりいない、とおもっても 当分は 林道の山越えは、というか
おそらく あの工程を2度とドライブはしたくない、