mosshaven2010-04-02


今回は 5泊の 長いヴァンクーバー行き、
とあって 先ずプラントの 整理、
種まきをはじめたばかりのから 外、シェッド、そして
室内、(人から見れば)なんてくだらない、と思われそうな
作業で 丸二日間、いずれも たっぷり鉢に水をなみなみ、
外にあるのは日陰に移して、自分なりに 満足、天気予報に寄れば
あまり芳しくないお天気続き、だから もうこれで完璧、



と思い残すことなく(?) 出発。


この冬は 異常なほどのあたたかさ、で 普段ならこれから
桜吹雪のヴァンクーバーを目いっぱい楽しめる季節、なのに
雨、それに 寒い、、、 散ってしまった桜の花びらさえも
あとかたない。   


それでも トラヴェラーには 都会、ヴァンクーバーは
いつも目新しく感じられる。
ミュージアムは 新装なって まるで花御殿



主人は 宿泊先のホテルのまんまえの 会議場で たまたま 開催中の
バイオ関係のカンフェレンス に参加したい、と 早めに 到着。


会議場といえば オリンピック関連で 建てられたこの大きいビルは
かなりの予算を使って何かと話題になった 建物。  広いこのビルの
天井はすべて 木材、そして 屋根は緑の植物や木々で覆われている。
    


今回のホテルは フェアモント、娘の 大学の
リングセレモニーが行われるので スペシャルレイト、とはいえ
やはり高い、それに パーキングが 1日35ドル
インターネットが 15ドルも、、、




シャネルのお店の裏側は、

でも オリンピックで 特別清掃したらしく とても清潔



ダウンタウンでは あまり使うことの無い車、娘のところに
駐車をすることにきめ、この日は 彼が出かけた後、私は
自由行動、たまには 一人でダウンタウンを歩き回るのも
悪くない。  孫の誕生日ギフトの買い物もあるし、、、

とのんびり歩き始め、周りの高級ブテイックなどの
ウィンドーショッピング、等で楽しんでいるうちは 
しあわせ気分、でも 肝心のギフトは見つからず、包装紙や
(娘のギフトも包まねば)カードも以外と こんなときは
見つからない。


もう 疲れて歩きたくない、と思って見渡せば 
2,3人しか客がいない 静かなデパート内の 喫茶コーナー、  
そういえば少しおなかも、
でも これから何かさがして歩く気力は無いし、
レモンパイとコーヒーを頼んだら、、、なんともまずい。
こんな遠くまで来て 高いホテルに泊まって なんで こんな
ものをたべなければならないの、、、
こんなとき 私の頭には ホームメイドのマドレーヌが、
いえ おいしいラーメンか 山菜そば、、などと妄想が、、


でも とにかく 座って休めるのはありがたい。 
ひまそうなウェイトレスと おしゃべりしているうちに 
ところで 包装紙、どこで売っているかしら? と聞いたら 
ここを降りて まむかいに ダーラーストアーがある。  


卒業記念と誕生祝をつつむのに ダーラーストアー、ちょっと
抵抗があったけれど 彼女が せっかく あそこなら安く買えると
おしえてくれたのだから、と下までおりて  やっぱり どこかで
買いなおさなければ、、、などと思いながら地上まで出てきて 
あ、カメラ
払ったときにもっていなかった、ということは、


又 階段を上がり デパートの喫茶コーナーまで、、ウエイトレスだけでなく
そばにいた婦人まであれこれと探してくれる。
彼女が 落し物の係りに聞いてくれる、といったが こんなにすいて
いるところで見落とすはずも無い。


万が一、と思って 再び ダーラーストアーに戻るが
本等に 安物だけしか置いていないあのストアーで たとえ落として
いたとしても 見つかるわけは無い、と確信しながら レジで
聞いたら あれこれ カメラの特徴をきいてくる。
そして やおら 棚の下からとりだしたのは 私のカメラ。
町中だし こんなところだから 絶対に出てこない、などと 
思い込んでいる 何と恥ずかしい(私の)想像力。  ダーラーストアーを
馬鹿にしているわけではないが (正確には 安ければ良いだろうという感じの
中国製に抵抗がある)
私は見事に ごつんとやられてしまった気分。



  
それから Book Off という 日本の Bookstore が少し先にあるから 
やっぱり寄りたくて 遠回り、、、


ホテルに着いたら、まずお茶を入れて、大理石に囲まれたあのおふろに
はいって、、本を開いたら、、眠ってしまいそう。


夕食は二人だけだからどこかで簡単に、
とホテルのそばを少し歩いていると目に付いた 和風レストラン、
ちょっと 高そう、、でも この近くでは あまりチョイスもないし、
安くて不味いものはもうたべたくない、もとい 高くて不味いものは
食べたくない。   


Today's Special の このお寿司は 最高においしかった。


揚げだし豆腐は ふんわり 薄めのお味で上品だったし、



デザートの カシスアイスは 濃密なシャーベット、という感じで
香り、舌触り共に 絶品、


夜の ダウンタウンの水辺を歩き、いつもと違う雰囲気のヴァンクーバー、
こんなファーストクラスのホテルは (貧乏人の)私たちには合わないし、
反対だったけれど 泊まるからには楽しむ、のが私。

彼のほうは 最初から ここに泊まるつもりで、気分を良くしていたら
パーキングや インターネットで 少しお冠、さらには
翌日の ビールのお値段で すっかり ここのホテルに見切りをつけたらしい。
(みきりをつけてくれてほっとしている私)