オリンピック

mosshaven2010-02-14



いよいよ オリンピック開幕、


スポーツ関心ゼロ オンチ、の 私達ではあるが
昔は  多少は 周りの友人達と
スキー、スケート、ボーリングなど行った私なのに、


ボールを投げたりおっかけたり、意味の無いこと
に どうしても興味がもてない とか言ってるような人と
結婚してしまったから、それに 実況中継などという
番組、あのノイズが何となく 落ち着けなかったので 
本当は ほっとしていたのだけれど、、

まあ オリンピック、それも 地元なのだから、
セレモニーだけでも見よう、と 彼に言われて
座ったら Good Enterytainment!  最後まで楽しんで、
明日(今日)からは 日本とカナダのチーム応援ぐらいは
しなくては、って 関係ないけど、
 

あらためて カナダは 偏見の少ない(というか)マイナリティー
意識して表面に出している国、努力がうかがえる国、とちょっと
ハートが熱くなる。
あまり豊かでない国なのに オリンピックをすること自体は別として
北国のカナダのイメージが あのように斬新に美しく表現されたことも
すばらしかった。  もっとも ここ数(十?)年 オリンピックを
しっかり見たことが無いので 私だけが 時代から遅れているのかも、
プレイヤー達も おどろくほど みな若々しい。(孫の年代)


サインを持って登場する白いユニフォーム、フードも素敵、
男子の白いコートもいいし、姿勢が良くて ナイススマイル、
選ばれたカナダ人なのだろうけれど、かっこいい!



オーカナダの国歌をうたった彼女は わずか16歳、堂々としている、
ユニークな 歌いまわし、もうちょっと聞いていたかった。
それから Leonard Cohen(カナダ マギル大学出身の反逆の
カリスマ詩人として有名)の ハレルヤ、いつも車で聞いていて
あのつぶやくような静かな歌い方が気になっていた(良い意味で)
のだけれど、セレモニーで歌った歌手は 名前を忘れてしまったが 
昔からのゲイの女性シンガーだそうで、あのミュージックを実に
独自に歌いこなして陶然と聞き入ってしまった。
もう一度聞きたい。



Brian Adams もやっぱりいい、そしてあのオペラ歌手の豪華な
歌いっぷりほど オリンピックにふさわしいものは、、と 
肝心のオリンピックより、やはり 私は 音楽のほうに 
関心がいってしまう。


そして 開催のはじめから リージュの痛ましい事故があって、
何故そこまでして スピードを競わなければ成らないのか、すべての
スポーツには 危険がともなうけれど、あの競技等 カーレースより
恐ろしい気がする。  種目は 慎重に選んでほしい(と私がいった
ところであまり影響は、、、)
開催セレモニーの最後に 彼の為に 1分の黙祷をささげたときは
本等にあの大きな建物が無音状態。 選手はみな命がけだし
誰の身にいつ起こるかわからない。



カナダ中の 諸々のNative(先住民)はこんなに種類が、と思わせるほどの
人とコスチューム、彩りも見事、昔 Native の多いPowelRiver という
土地で 開かれていた市ぐるみのコンサートに行ったことがあるが
そのときの ミュージカル(オペラ) Native の立派な衣装、
それも 熊とか鷹、鯨など のシンボル衣装もアーティスティック、
ステージを超えた脚色、、天井から 或いは客席からと 縦横無尽に
現れたり消えたり、太鼓の響きも 森林に融合しているような
独特の印象が深かったけれど、彼らには独特のアートがある。


大きなカナダ国旗を持って登場した人々は いずれも
カナダを代表する人々、先頭には ガンと戦いながら片足でマラソン
はじめた テリーフォックスの母親とか 60年代(?)活躍の
フィギュアースケーター、アンマレー、有名な詩人、など
誰もが身近に(そして思い出に)知っている ヒーロー、
お偉いさんでないところがいい。




さらに トーチを最後に 場内にささげてきたのは こちらも
私たちのヒーロー リック ハンセン(車椅子で世界中を読破、私も
そば近くで急坂を登る彼を見て感激した思いがある)。


などと 昨夜の感激新たな 日曜日 お昼の用意をしていたら、
雨の中を おとなりさんがみえ、ちょうど主人の買ってきた
見るだけで げっそり(甘すぎ)シナモンパンをお出しする。
彼もこんなのが大好きらしいから(よかった、こういうの少しでも
早く主人の前から消えて)もちろん その後、スープと 
卵サンドなどおだしして 彼にだけ ジャンクフッドを差し上げた
わけでは、


お隣さん、雨の中 わざわざお見えになったのは、、、
なんだ あの セレモニーは インディアンが多すぎる、それに
(彼氏 フランス系カナダ人なのに)フランス語が主になっている。
それから あの 国歌はどうだ、あんな 歌い方をして、ぴしっと
オリジナルどおりに歌わにゃ!


お隣さん 毎朝 マックドナルドで 10人内外の友人と
コ−ヒーミーティング、皆さんのご意見が(同年輩だし)おなじ
だったらしい。
やっぱり オリンピックだから 若い人に合わせて ニュースタイルの
歌い方、私たちって もうちょっとふるいんじゃ? という私に
いや、ホッケーなんか 若い人が多いのに いつだって
全員起立で まじめに 歌っているじゃないか、国歌なんだから、


はい、 法律も新しくて 移民受け入れも多いし、マイノリティー
暖かな手をのべているはずのカナダでも 全て簡単では、、、
私の大好きな お隣さんでさえ こんなだったら、オリンピックの
関係者達 ここまで進めるのに どんなご苦労が?