何もしない旅

mosshaven2010-01-15



となってしまった2日目、


彼は朝からミーティング、
ホテルで ひとりコーヒー、といっても
一人で コーヒーショップに行くのは落ち着かないから
18階の 窓越しに (ほんの少し朝日も見えた)海を
見ながら (これでも)ぜいたくなひととき、


10時過ぎには チェックアウト、ダウンタウン、午前中は
人も少ない。  温度は10度、曇ってはいるが 心地よい寒さ、
ずっと探していた 自分用の コーヒーカップを 買う。 
サイズと軽さ、薄さ がなかなか一致しなかった、もちろん
お値段も、、
なんということは無い 普通の白いカップだが フィンランド製で
こんな高いのを買うつもりは無かったのだけれども、、



新しいお店で ハーブ製品など見ていたら、もう既に
約束の時間、ホテルのパーキングにとって返して(なれない
ダウンタウンでの)ドライブ。


でも 以前と比べたら 本等に 車の量が少なくなった。
車を乗りまわさないことはいいこと、でも 来月の オリンピックに
備えてか、この辺のパーキング 馬鹿みたいなあがりよう、
それなら バスや スカイトレインが 使いやすくなったかというと
結構高い。(田舎から来るととたんに物価高をひしひしと)  
オリンピックが一般大衆にもたらすものでプラスになるものなんて 
あまりなさそう、、 この辺の不動産やアパートがあがっても 
利益を上げるのは 資産家のみだし、
高い家賃を払えず ホームレスが 増えているのに 借り手が無い
数多くの(高級)アパートが 空き室になっているなんてどこかおかしい。

オリンピックの短い期間だけは借り手がついても その後がどんな風に
なっていくのか 市長さん(だけのせいにはできないが)一般市民のことを 
第一に考えて がんばってほしい。 


ランチは 友人が以前からお勧めの ホリデイ イン の バッフェ、
昨夜の 甘辛い食事のせいか、あまり気は乗らなかったのは本音、
期待もせず バッフェに近づいたら、、、、とても おいしそう、


真ん中の黄色のは 杏のコンポート(卵みたい)
このサラダバー(スープ、デザート、コーヒーつき)
いまごろ $10.99、さらに 左側の メインも、という方には
$12.99 (このおいしさで)

私は 海老のカクテルや クスクス、シーザーサラダも
おいしかったし、サラダだけでも 充分 幸せ。 
でも お味見はしたい、と 少しずつとった ラムのシチュウ、
海老、ライス、どれをとっても とても丁寧に作られ、スーパー
テイスト、こんな美味しいものをいただくと体にも良いような気がする。

豪華なホテルではないけれど 清潔で すいていて サービスもこまやか、
ついついリラックスしすぎて(どうも冬の間は リラックスが多すぎ)  
彼との約束の2時半を 忘れるところ、


ダウンタウンで彼をピックアップしたら 帰りまで 息子夫妻とお茶、


その前に 日本のお店に寄って(ヴァンクーバー旅行では いつも
重要なパート)お米や おしょうゆ、みりんに加えて 最近は
こちらのデリで いつも 数種のがんもどきを買う。  それに
今晩は遅いフェリーとなりそうだから (フェリーでハンバーガーなどは
たべたくない)数あるお弁当の中から 時間がたっても大丈夫そうな太巻き
も買い込む。


待ち合わせのちかくで又 いつものイタリアンのパン (ヴァンクーバーまで
来て)野菜やフルーツ(何せお安い)までショッピング。


そして フェリーに乗り込む前のひとときを リラックスして 息子夫妻と
お茶(のつもりが おなかのすいた主人、近くのイタリアン、アントンで夕食)

ハワイから今朝帰った彼ら、まだ夕飯には早いし、ということで
みな アペタイザー、でも 私の アペタイザー、クラムのトマトソース
のはずが いかのソースに変わって、、、たしかに 油も
使っていないからさっぱり、でも ガーリックが多すぎる、
なにごとも ほのかな香りと 味のバランスが 大切、と思う 
お年寄り向きの味ではなかった。
それに 量、息子にあげても食べきれない。



彼のスパゲテイーのボリューム、半分をドギーバッグに頼んでも
とても(彼でさえ)食べきれない、こんな量全部食べる人がいるの?と
聞いたら 持ち帰るのを楽しみにしている人が多いとのお答え、
ウーン、、でも やはり 適量、ということばがあるでしょ。



6時すぎに ターミナル着、7時の最終フェリー、そして
真っ暗闇の森と山林のハイウエイをひたすら走って、やっと我家に
たどりついたのは 10時過ぎ、雨もかなり降っていたから
こんな田舎やでも 無事に帰還するとほっとする。


ハイチでは 5万人もの死者、あまりの数の多さに想像もつかない。
自分の周りの人がひとりでもなくなる事さえ考えたくないのに、、
何と非情な自然、そして 犠牲者の多くが恵まれずに生きてきた
こういう土地に こんなことが起きることが多いことはさらに悲しい。 
これからは 貧しくとも帰る家があったその人々も殆ど住まいを無くし、
水も電気も食糧も トイレも、、、 


そんななかで 素早い対応をしているアメリカ(や他の国々も)などの
ニュースをきくと 100年前には こんなに世界中でたすけあっては
いなかった、と 人事ながら ありがたいし、一刻も早くそれらの
助けが 一人でも多くの犠牲者にたどりついてほしいと(たかが雨などに
文句をたれている自分に反省をしつつ)祈りたい。