オリンピックトーチ

mosshaven2009-11-05



継続は力、
ちょっと休むと、一気に加算する怠け癖。


風邪をひいて以来、などと理屈もつけてみたいが、、、
(べつに 誰から文句が出たわけでもないのになぜか弁解に
これ努める Mosshaven)、、とここまで書いて 気が付いた、
2日間しか休んでいない?やっぱりまだぼーっとしてた?

先日の日曜日は この小さな目立たぬ(村)PAに オリンピック
トーチが到着、しかも 我家から歩いて10分とかからぬスタジアム。


寒いし 私はちょっと歩く自信が無かったし、彼はもっと具合が悪そう、
なのに 歩くと言い出す(言ったら引かない)彼、厚着をして
歩き出すが 辺りは静かで まるでオリンピックムード ゼロ。



スポーツオンチだから、というわけではないが 不況の影の濃い
こんな小さな森林の町にすれば あまりにも多大な予算をつかった
オリンピック、まして こんなローカル地方には 何の関係もない、
と 多くの人が諸手を挙げて賛成、というわけにも
いかないのかも、


でも 到着すれば まんざらでもない数の人々、
この寒いのに いすを持ち出して座っているシニヤも結構見られる。


先日お会いしたメイヤーは あの翌日 カナダの市長達の中から 
二人だけの当選にあたり、BC首相やカナダ首相と共に 
ギリシャ行きの飛行機に乗れたラッキーメイヤー。


セレモニーは およそ1時間弱、多い人手とはいえ、PAのこと、
中央のトーチランナーをまん前で見ることは 誰にでも可能。


小学生(多分PA の全員)が先ずライン内に並び、正面舞台では
フレンチの生徒の合唱、Timber Choir(評判は耳にしていたが
なかなかすばらしい)ダンスなどの後 




China Olympic でレスリング銅メダルの PA出身者が 
トーチを持って ゆっくり
歩いてきてくれた(なかなかかんじがいい!!)
ギリシャからの このトーチ、カナダでの スタートは 
小姑さんの住むSooke, この日から オリンピックの日まで
カナダ全国に住む人々が このトーチをみるために 
一時間以内で 行けるように 計画されたルート。


式典も無事終わり、三々五々と帰りだす人々、
この頃には だいぶ ばてぎみ、ぼうっとしてきた彼にくらべ、
私のほうは 新鮮な外気にふれ、かえって気分はベター、


帰り道のとちゅうで トーチランナー達が通りにくるとわかり、
ちょっとこちらも見ていきましょう、と(無理やり)コースを
変える。


なんだかちょっと 白づくめ過ぎない? せめて 帽子の色だけでも
変えたら、、(わたしって センスが旧い??)


ランチもしたいし、この次は Quey(波止場)のほうだから
車で行こう、とは 彼(具合が悪くても外食したい)


何故波止場、かというと トーチランナーは そこから
川を越えて来た Native の カヌーボートに トーチを
リレー、


ぽつりぽつりの 人なのに この (けばけばしいまでの)
都会的スタイルの コカコーラ、ちょっとここでは浮いてしまって
ダンスしている人たちがちょっと可愛そう、(もうちょっと場を
見ることも必要?)でも スマートなコーラのボトルを 
ぼんやり見ていた私にまで 走って持ってきてくれたり、 



でも 巨大な費用をだしている 企業があまりにも
かかわって(コントロールしてしまう)ことは
(オリンピックの)おおきな弱点のひとつ。


ここが PA ならではの、 もっとも印象深い リレーの様子、
もやが うっすりたちこめている 入江をまがって
静かに姿を見せた インディアンの カヌー、


トーチランナーが 到着、保安庁の船も 静かに見守って
いるなか、 無事 カヌーへと トーチが 手渡され、
又すべるように漕ぎ出し 海と一体になっていくような
彼らの歌声(ビデオにうまく取れた、と思ったのに、、残念
この場の様子は ご想像に任せるより、、、)


大きく叫んでいるわけでもないのに、(むしろかすかに波間から
漂ってくるような 歌声)飾り立てているわけでもないのに
なぜか 心にしみわたるような静かな感動をおぼえる。


昔は こんな風景が きっと彼らの生活に深く結びついていた
にちがいない。  いまでは こういう場面は よっぽどのとき
しか見ることができない。 これからは こういった特別の
イベントなどに 登場するのだろうか?  でも 周りは
アッピールさせたいのかもしれないが 彼ら自身は あまり
観光用などには 使いたくないように(私には)思える。



彼等は 偏見で見られている部分が依然として多いが
でも 彼等は プライドもとても高いように思えるし、
過去の歴史から言っても これ以上 コントロールされたく
ない、 これからは 自分たちの権利を取り戻す時期、
と宣言している時代でもある。



オリンピックも 
Native も いえ、誰だって
他人にコントロールされたくなんかない、
(って何が言いたいの?)