愛犬

mosshaven2009-09-06




たしかに 
主人にとって 愛犬、


午前中に外出して帰ると(時には 午後でも
とつぜん思い出したように)ナナの食事は?
と聞くし、



他に 沢山 (古い)家で直すところがあるのに
まず 考え付くのが Gate,(ナナが 自由に
走り回れる)。  で、Gateができてどうなったかといえば



ナナのベッドのある洗濯室のドアーは 一日 あけっぱなし
しかも 風でしまったりしないように ドアのはじを
レンガできちっとおさえてある。 (勿論 東京ほどでは
ないが ほこりも入る)


そして さらにファミリ−ルームへと続くドアーも(私が
気をつけていても)開けっ放しが多いし、ナナの ワン、の
ひとこえで すぐさま (足も拭かずに)中へ招き入れる。


庭で思いっきり遊ばせても良いけれど、その後は 足を拭いて
家の中、しょっちゅう出たり入ったりする必要は、、、と
いえば (まるっきり私の言うことは理解できないらしく)
どうして?  ナナは 出たり入ったり 好きなときにしたいんだ
から自由にさせてあげたらいいじゃないか?(じゃ、そのたび
足を拭いてくれるの?という問いには、、まあまあそんなこまかいことは、
それに ちっとも汚くない、、、、


でも ソックスがすぐに汚れて 私など 日に(絶対)最低2−3回は
とりかえる。 (だから 穴があいてもすぐにはすてられない) 
でも 私のように 彼は しょっちゅう こまめに
動き回らないし、 その上 ときどき くつのまま 室内に、
昔は あまりそんなことはしなかったのに やっぱり PAは カナダ圏、
立ち寄る人も キッチンへまっすぐなので 靴を脱ぐ人がまれ。


私ときたら、 2階へあがる時は ソックスまで脱ぐか はきかえたい
気分。 ということは 私たち 年とともに おたがい自分の国の
習慣にもどりつつある?



ところで 今週は 急に ヴァンクーバーから電話で プロジェクトの
投資対象者が 韓国から見えているから 当日 夕食にこないか?と言う
電話があり、急いで 出かけても フェリーでは間に合わず 
水上飛行機、そして 夕食後では こちらに帰る便もなく、ダウンタウン
で一泊、という(高額)チョイスしかなく 私とナナだけの留守番。


ブリーフケースに ジャケットという普段と違う服装なので
なんとなく いつもと違う気配を感じたらしく彼が出かけたあと 
ながいこと 玄関の前にうずくまる ナナ。
その表情ときたら (自分を置き去りにした)怒りと寂しさの
混じった(私の想像)複雑な 表情。 
なきべそをかいたらいいのか それとも 心底の怒りを爆発させたら
いいのか わからない、、、


 
そして 夜 寝る時間になり、いつものように 外へ出し、クッキーを
あげても すぐには眠らず (抵抗と怒りがふくれあがって)
ダディーがとつぜんいなくなっちゃって 夜になっても戻ってこない、
そして いつも寝る前に一緒にする庭のちっちゃな散歩もないし、
あたまをなでて 優しい声で グッドナイ、ナナ っていいながら
クッキーをくれるダデイーは いったい どこなのよ! まあ 彼女に
してみれば とつぜんの ミステリアス失踪としか思えないも当然。
 

このまま 眠ることができるとでもおもっているの!!!
いつもよりちょっと遅れて11時半ちかく、から 永遠に(
としか思えなかった)吠え出すナナ、なんど 私が怒っても
なだめすかしても、それも半端なほえ声では、、、



ぜったい そのうち お隣からクレームの電話、あるいは ポリース?
と どきどきするほど 大きくほえたける


ついに 新聞紙を丸めて 鼻先で びんた〔!〕を何回か、
するうちにやっと なきやむ。 よく こんなにほえつづけるもの、
と実は 驚く、というか感心、、、


ビーグルは 自由気まま、飼い主の言うことを聞かない、ことで有名、
でも ビーグルなりの 忠誠心 というか 人並み以上の 愛情の
深さに ちょっと〔迷惑ながらも)心打たれる。 こんなにされたら 
誰だって めろめろ、
あくる日 思わしくなさそうな結果で あまり気分は良く
なさそうだったのに このはなしをきいて 思わず頬が緩む彼。

でも 落ちがアル。

こんな状態で 彼が帰ってきたとき どんなに驚嘆して喜び叫ぶ
かと思いきや、けろっとして 常に変わらず(昨日の態度など
あなたの妄想だけよ、とでもいっているかのようにしか見えず。)
やっぱり ビーグル。


それに 考えてみたら 食欲だけはしっかりとしていた。 
ということは これだけなけば (私なら)まけて 主人を
この場に呼び返してくれるだろう、と思っていた?
でも やっぱりあの目に表れた悲しい表情は 人間など及ばぬ
愛情(と思っているのは おばかな Mosshaven?)