宴のあと

mosshaven2009-08-31



では無いけれど 家族がせいぞろいして 共に食卓を囲めば
そこには ほっとした 温かみのあるひと時、




翌朝孫が帰るその途中、我家によって朝食を共に、
大人に混じって 彼なんとなく浮かない顔、


モントリオールに旅立つ前に 若者は 沢山することがあり、
あっておきたい人もあり、時間もない、のに 大人たちの(退屈で)
のんびりした会話を聞かなければ、と少しいらだっているのでは?


と思っていたら 家を出てすぐに 娘の携帯へのメッセージは
”家族のみんなや 楽しい山荘でのひと時から しばらく離れて
しまうのが寂しい”って、なんだか 若い人ってこんな可愛い面も
ある、と驚かされる。  若い頃って 希望にあふれる先のこと
とか 若者同士の楽しいこととかで 頭がいっぱいなのかとばかり
思っていた私。


昼の間は 小姑さんと 家のまん前の空き地で(本来はトラック会社
の所有地、でも 週末は誰の邪魔にもならないし)恒例のブラックベリー
ピック、

こんな閑散としているのっぱらなのに (まん前の住人である
私達を差し置いて〕既に誰かが ベリーピックをしたあとらしく
大粒が少なく、


おまけに茨を踏み分け、奥のほうまで行かないと取れず
楽しみは半減。

主人もひまにまかせて やってくる。  彼の大きな声がきこえたのか
とんでもない方向から あいづちをうつかのように どこかで聞いた声が、
お隣さんも (暇に任せて)ベリーピックにきていたらしい。


両者のバスケットならぬ ボールもどうやらいっぱいになり、
それじゃ(例によって)我家でお茶でも、、、

お茶のあとは 子供たちのいる山荘へ、そろそろ夕飯時だし、


湖の向こう側へ探検に出かけた Kids Group, 早く帰ってこないと
今晩は 夕食後に フェリーにのる予定なのに、、、

やはり迷ってしまったらしく、道なき道を2じかんあまり
歩いたらしく、夕飯時は にぎやかなレポート、


のあまり せっかく作ったサラダには 誰も見向きも、、
と思ったら はらペコの子供たちは 先ずバーガーへ、
そして やおら、サラダ、、あっという間に空っぽ。

時間は瞬く間に過ぎ去り、みな帰り支度に忙しい。
きょうは 娘も 息子達と一緒の車で帰り、いつもフェリーまで
見送る私達、ふたりだけ ポツリと残される。

おまけに 夏の季節も終わりに近く、あたりは秋色漂う静けさ。


所在無さに やはり みながかえってつまらなそうな ビーグルと
遊ぶしかない、とおもわせるような 後姿。