ホッケー

mosshaven2009-01-05




主人の友人のお孫さんが
カナダのジュニア ホッケー チャンピオンシップに
でることになった。


何とカナダ No.7 の一人に選ばれている。
16歳にして、既に 大学のスカーラ−シップをはじめ
さまざまなギャランテイーを手にいれている。
未来の ビリオネーヤー、幸運の星の元の家族、
でも ここまでくるのに どれだけ家族のお金とエネルギーを
注いだことか、家族全てが 毎週のように 各地へ移動して彼を
激励していた。


そのジュニアチャンピオンシップが ポートアルバー二の
アイススケート場で 行われた。  アメリカ、フィンランド
ドイツ、ロシア等からのグループと対抗戦。


となれば スポーツオンチの私達も応援に行かねば、、
高いチケットもいただいたことだし、、、テレビで充分なんだけれど
しかたがない。   せいぜい厚着して、、、と着替えていたら
今日は フォーマルなゲーム、ジーンズなどは、と彼に言われた。


ホッケーの試合をみるのに?  それじゃ、と 年に数回ぐらいの 
イヤリングやネックレスなどつけて、(これでコートをぬいだら 
もうふるえて)


さて、入り口を入ると もう熱気がいっぱい、知人にも会い、メイヤーと
ランチの約束まで取り付けて、そういえば いつも半ズボンのメイヤー、
今日は さっそうと スーツにネクタイ。


オープニングセレモニー、フィギュアーの女の子達が 国旗を掲げて
スーィ、スーィ、そして 赤いじゅうたんがごろごろ、と


そして メイヤーをはじめ、数人のおれきれきが その上を歩き
(だから スーツ、でも 私達は関係ないのに、主人は プレーヤーに
敬意を表するため、と思っていたらしいが 終始震えていた私は
コートをとるなんて微塵も考えず、それに 殆どの人は普段着)

BC(British Columbia)の象徴 バグパイプのマーチのあとは この土地
らしく First Nation の 太鼓のミュージックに引き続き、彼らの
開会の祈り、そして ゲームに入る。



この日はロシアとの対抗戦。ワーミングアップ時での カナダグループの
元気のよさに比べて なんとなく静かで目立たないロシアグループ
これは もうだいじょうぶそう、、、


と思っていたが なかなか素早くて 無駄の無い動き、常に
1点リード、当然のことだが カナダ組みが勝つと 会場が
怒涛のように、、相手側が点をいれても シーンとして、、
私達の近くで 彼らが入れたとき、主人(だけ)が 拍手したので 
うっかり間違えたのかと思ってしまうほどの 静かさ。


さいごは 10分ちょっとを残すばかり、、
もうこれは 駄目、と誰もが思っていたが 3分くらい前に点をいれ
そのときのどよめきは 、、、字であらわすことは、、、


実は 私は いつも 負けたグループに気持ちが行ってしまう。
でも 自分の子供だったら やはり勝ってほしい、と思うんだから
いい加減な感情ではあるが、、、
遠くから来て 時差もあるし 何の応援もないし、、、その上、 
ロシアグループは 二人けが人がでたのだけれど 3,4分のあいだ 
誰も助けに来ない。
二人とも 一人では歩けず、 私達のそばでの負傷者は 助けが来るまで
氷の上にうつ伏せでびくともしない。  結局 骨折して脳震盪をおこし
病院に行ったことがわかったけれど、ロシアのコーチは とてもきびしくて
助けに行ってはならない、というルールらしい。



こんな非情なコーチの元では 負けた後はどうなるのだろう?  
つい、余計な心配。
まだテイーンエージャー、はじめての 外国、親はいないし、、、、


だから スポーツオンチは、、などといわれそう、、
私のこどもだったら たとえビリオネーヤでも治らぬ怪我でもされては
(まあ、そんな心配 勿論する必要なし)



それから この次は 絶対に ここ(ガラス戸の中)に座る。  あったかくて
全部見渡せて ホットチョコも並ばずに(ゲームの最中は誰も並んでなんか)
最高特等席。

終わったあと プレーヤーの家族は 暖炉の(やっとあたたまる)そばの
ラウンジで 彼らを待つ。 かなり長いこと待っていたが ぽつりぽつりと
現れる彼らを迎えるファミリー、皆うれしそう。


ルールらしくて 皆あのぶくぶくコスチュームを脱いですっきり、そして
プレイヤーは 全員 スマートな 背広姿。


ここでやっと うなずけた フォーマルな イベント、
でも スポーツオンチの主人 どこで こんな情報を?