その後

mosshaven2008-09-26



3日目 今日も主人は 朝から
一日 ミーティング。
今日の予定は?ときかれ、多分 又
彼女と、 え? 3日間も 一体
どんな話が??


7時から 彼女の属する ガーデンクラブの会合に 呼んでもらったから
本当は 一日 自由行動、の筈、だったんだけれど、、

お昼の用意をしてあるから、と(親切すぎる!)いわれている。
午前中 時計を直しに(アルバー二では 時計をする必要もない)、
ついでに あたりをぶらぶらしているうちに もう 昼前。


ホテルに戻り、車にのれば 道は込んでいるし、
彼女に何か、と思っても 適当なお店も、パーキングも、、、
ふと 娘に聞いていた 和食のお店のまん前にラッキーパーク、
お寿司のテイクアウトをお土産に、





到着すれば あいかわらず 彼女の都会のコンドーは 
居心地よく 美しく花を咲かせて、 (私にすれば)癒しの
住まい。 


これが ガーデニングの作業場?などと 彼女が ランチを
並べたり忙しくしている間に のぞきまわる。 写真はないが
たんたんめんに トマトスープとサラダ、旅行中は ホームメイドの
食事が 本当にありがたい。



コンドーを囲む コートヤードを一緒に散歩。 都心に緑があると
心が安らぐ。



ゆっくり、と進めてくださる彼女と別れ、娘と会うつかのまに
なつかしい Main Str. を散歩。 古い通りだったのに 今や
しゃれたアンテイークの店通り、ダウンタウンのような有名な
ブテイークではなく 個性的、しかもお値段も手ごろ、で
買い物も楽しそう(そう、なだけで 買ったのは 又 ちいさな
PLANTS.)





このお花屋さんでは いつも 大きなブーケが売れるらしい。
大きな秋色紫陽花が1本 6ドル以上、 アルバー二なら
1本1ドル? それも 色があせているじゃない、などと思われそう。



UMEBOSHI という 靴屋さん、この通り いくつか日本のお店も、



そして 娘につれられて入ったのが かわいい 和食のカフェ、
二人だけなので リラックスしていたせいか いいふんいきで
家庭の味。


次が 期待の Shade Garden Club の ミーティング。
場所は Van Dusen Garden、このりっぱな庭園は ポートアルバー二で
昔栄えた 製材所、そして ヴァンクーバーにも おおきな
オフィスのあった H.R.MacMillan の創立者のパートナー、Mr.Vandusenの
多額の寄付による。
911年から1960年まで 高級住宅地で有名な シャーネシーのゴルフ場
として使用され、持ち主のCanadian Pacific Railway(過去 カナダの大航空
会社でもあった)が住宅地の計画を立てていたが 近隣の反対により Botanical
Association が あとおしをして ヴァンクーバー市の公園委員会に提案、 
7000種以上の樹木や草花が収集され、木材を豊富に使った大きなホールでは
各種 ガーデン関係の クラブ、講演、展示、即売などが ほぼ1年中
開催されている。

http://www.city.vancouver.bc.ca/parks/parks/vandusen/website/
  
今夜のクラブはメンバーの彼女の招待。



ぎぼうしとか つわぶき とか 草物の想像をしていたら この日は
球根のはなし。  オランダから一手に輸入、ナーサリーなどに売り込んで
いる ビジネスレディー。


あっという間の3日間、この次は何時来れるか、、日本の食糧や野菜を
買いたいし、ナーサリーも見たい、、、でも いつも 最後はあわただしくて
計画倒れ。  それに 又(又)彼女から電話で これからは旅行もしたいし、
花を少し整頓したいから もって行って、などといわれたからには 絶対
いかねば、、、


私のお供で渋る彼(プラント 多すぎる、といつもぼやいて)をなだめて
ついてみれば、、、、どうしたの?  彼にまで 引越しでもするのか?
といわれるぐらいの量。


これは 帰宅してから やっと取れた写真。
倉庫がいっぱいだからと 棚までいただいて、、、お礼も
勿論とってくださらず、それでは ランチでもご一緒に、、、


ランチ どこへ、ということになると 娘が登場(最近 父親に似てきた
レストラン好き)たしか あの近くでは あそこが 美味しくて安い。



インディアンにしては珍しいベジタリアンカレーのバフェー、数えなかったけれど
20種類はありそう、全て 食器は 薄いステンレス、割れないし、
熱いものも冷たいものも 温度を保ち、合理的、コーヒーだけは
熱くしないためか 更に 同じカップに入れて2重に、と ていねいで
清潔な感じ。


本場のカレーと聞くと あまり日本の方には人気がないかもしれないが、
でも 美味しいのを食べだすと病みつきに、
一応 使うのは 指だけ、しかも右手でいただく、近くの白人達もルールに
従い、私達の席だけが 外人グループ。


熱々の揚げたてナン、それも 毎回違う種類のを5回ぐらい盛ってきてくれる
サービスのよさも含めて 満点をあげたい。  おまけに ちょっと
高そう、と思っていたら ひとり 10ドル、コーヒーだけはちょっとお高い、
2.5ドル(などと いいながら 私だけ リフィルを頼んだくせに)



最後にやっと 写真をとったデザート、も めずらしいし、 あの酸味の利いた
ピリッと辛いスープ、ヒヨコマメの入った何ともいえない風味、インドには
世界でも有数と聞くスパイスの種類、そのうえ、その中から何種類も混ぜると
なると コレは何?などと聞くのはやぼ。


今夜は夕食はいらないぐらい、の気分で外へ出ると 空は暗く雨模様、
でも 最後にもうひとつ 見逃したくなかった 古本市。


ヴァンクーバーで 日系人なら 誰でも聞いたことのある 古くからある 
日系のためのボランテイヤ団体、が たまたま この日に 催す 日本の
古書籍即売。  ホテルの近くにも 学生向けコンビニやがあるが 
やはり私のような年寄り向けの本は、、、



アルアル、思わず顔がほころびそう、どんなものが興味の対象?と
きかれたらちょっと 恥ずかしいが、でも 最近はやっぱりこんなのが
疲れそうだけれど、でも読みたい、と重いのを 何冊も、夏目漱石全集、
森鴎外、ちょっと近いところで芳川栄治、あ、ドストエフスキーも、、、
もう古典に近くなったものばかり、でも 私達の若い頃は皆に
読まれていた。  これからの雨の季節は、、うれしい冬篭り、などと
のんびりできる状態でもないのだけれど、、、



小雨降る 肌寒い道を一路 アルバー二へ、
いただいた中でも ずっしり花をつけた蘭は しっかり私のひざの上。




ちょっと待った、とはいわなかったが、 最後に もうひとつ寄るところが、
ウヰスキークリークと呼ばれるこの地の ガソリンスタンド。
アルバー二へ行くさいごの ガス供給所。  多くの夏のドライバーは
ちょっと 有名になってしまった(何しろ他には何もない)ここの
アイスクリームを ぺろぺろ、



私達も この次は何時くるかわからぬ ヴァンクーバーへの旅の
しめくくりに なにやら感傷的に(彼がなる筈はないが)アイスを
注文。  
はるかアロースミス山を仰ぎながら 味わう あまーィ夏の思い出。