赤毛のアン

mosshaven2014-01-23




英語では Ann of Green Gables
Gable、切妻屋根は 2枚の板を 山形にあわせた シンプルな
むかしからの屋根のことで、


赤毛のアン と言う訳とは つながりがない為か どうにも 覚えにくい、
意味が分かってみると どうやら覚えられそう、


カナダ、というと このイメージのある人が多いらしく、
むかし カナダ人と結婚、と聞いた友人がすぐに この物語をおもいだしたといっていました。、


小さいときから本がすき、だったにもかかわらず 
この本だけは(こんなにポピュラーなのに)読んでいない、というか 読み始めて
あまり 関心がもてなかったのか すぐにやめてしまった、から そのよさがいまだに
わからない。  とても感激したのは 小公女、何度も読んでは そのたびに涙をながし、
シンドバッドや アラジンの魔法のランプもわくわく、、
切り立った崖の底から コンドルがゆったりととんでくるところや 
アラジンが あちこち 込み入った異国の町の中を歩き回っている夢まで
見たのを覚えている。


そこへいくと、ハックルベリーの冒険,トム ソーヤーなどの自然とともに生きるストーリーは 
いまひとつ 私の記憶にあまり痕跡を残していない。 
コンドルの夢だって ターバンを巻いたシンドバットがそこにいることによって 
自然の荒野も幻惑に満ちた風景に思えてしまう。


だから カナダの 田舎の 少女のストーリーが その頃の自分の夢をもりあげてくれず
読み続けることができなかったのかしら、と思っていたけれど、


ウェブサイトなどを のぞいてみると
アンのテイーパーテイー、などは けっこう 人気があるらしく、いくつかの写真がでている。
ちょうど 亡くなったドンの叔母が よく使っていたような テイーカップ、とか
テーブルの飾り、そして 可愛らしい花を ちょっと食卓に乗せたり、ある時期 カナダの
一般家庭の多くの 主婦達が していたにちがいない 手つくりのパーテイー、


そういえば このテイーカップや、スイーツ、(スコーン、マフィン、クッキー)
いずれも可愛い、とは思いながらも あの雰囲気に 本当になじんでいるのは
この土地で 何十年も済み続けた 彼女達だけ、ちょっとお茶をすすっている老婦人、
なんて なんともいえません(楽しみの度合いが違う)


あのイギリスの(スノビッシュ) テイーパーテイー、
日本の しんしんとたてるお湯の音を聞きながらのお茶会、
あるいは 路地の店先で ともに交し合う 中国での お茶のひととき、
お茶って 意外と歴史とともにあるものなんですね、



アンのストーリーを読まれた方は きっと 違う思いで 楽しめるサイトを
少し乗せてみます。
http://relevanttealeaf.blogspot.ca/2012/09/an-anne-of-green-gables-tea-party.html
http://myislandbistrokitchen.com/2013/08/19/anne-of-green-gables-themed-afternoon-tea/
http://anne.sullivanmovies.com/articles/anne-of-green-gables-tea-party/




お隣の方は 同じ土地のご出身、と思っていたら ノバスコーシャ、
プリンスエドワード島まで 車で10時間、それでも 2度ほど 行かれて、
海辺の小石や砂浜が茶色、であったこととか 食べものにもおくわしい。


パーテイーでのご馳走は フレッシュシーフード、
とりたての蟹やプロンズ、ロブスター、帆立貝、鱈やイカをはじめ豊富な 種類、
常時ではなくても、海が近いと 豪華なメニューが登場することがあるそう、
殆どが ゆでてバター、というシンプルクッキング、 
それに シーフードチャウダー、こちらは 白、ミルクで煮込んだ
ジャガイモや野菜もはいっています。


でもそのほかには どこにでも見られる
ポテト料理、マッシュポテトや スキャロップポテト、


一般的には 白い豆を一晩水に漬けておいて
豚肉とともに オーブンで焼く ベークド ビーンズ、
パンは 手作り ブラウンブレッド(モラセスをつかってほんのり甘い)。


こちらは友人が 郷里 プリンス エドワード島で 最近購入の
コテッジの 写真、


あの特徴ある 海辺にあるそうだけれど


残念ながら 内部の写真だけ、でも 何となく 雰囲気がPAとは違いますね。


ご両親の結婚した教会、


近くのゴルフ場、PAとどこかが違う、空の色? 海辺で山も見えないし?



彼女の話では わらびもゆでて バターかオリーブオイルとビネガーをかけて
いただくそうで 土地の 先住民が食しているのを見て とりいれた、とのこと、
こちら アルバーニでは誰に話しても へー、とふしぎそうな、(不気味そうな)顔を
されるばかりなのに、


さて、デザート、珍しいものは あまり無い、
ベリーやアップルが多く取れるので、パイや プデイング、タルト、
或いは 甘みを抑えた ビスケットクッキー、スコーンなどに 
ベリーのジャムや レモンクリーム、 或いは生クリームをつけて、
クリスマスごろにポピュラーなのが ジンジャーブレッドケーキ、
ちょうど 我が家でも娘が マーサ スチュワートのレシピで
アップルソースをつけましたが これにレモンソースでも、、


思うに アンの土地での ご馳走は 暖かいホームメイドクッキング、
そして 材料は 飛び切りフレッシュ、ということでしょうか。
この二つに勝るものは ありませんね。  
心をこめて 海や畑から 取立ての 材料を シンプルに、そして
できたてを いただく 子供から年寄りまで 飽きずに楽しめる 家庭料理、


世界中の 美味を食べつくしている日本の方々には ちょっと物足りないかもしれないけれど
でも 音楽好きのファミリーが集って 食べたり歌ったり踊ったり、が こよなく好きな 
イースタン カナダの 人々の暮らし、は まさに 人生を楽しム、という感じ、


ミュージックの 特徴は 、古くは スコットランドアイスランドなどからの音楽が
ミックスされた カナダ東部の ユニークな セルテイックミュージック

The Atlantic provinces in Canada are famous for its multicultural blend of musical roots mostly from France, Scotland, Ireland and Northern Europe - for today we will only feature the basic and traditional music from Prince Edward Island and the music styles that Anne of Green Gables would have grown up with:

1. Traditional Prince Edward Island Children song by Angele Arsenault - Famous for Music Culture of PEI and a Member of the Order of Canada.

http://www.youtube.com/watch?v=6AwXntd05us

2.Two songs by Stompin' Tom Connors, a PEI Legend.
The hockey song is still played at most Canadian hockey games

http://www.youtube.com/watch?v=wmimLBSTEUw

Bud the Spud a song about PEI's potatoes

http://www.youtube.com/watch?v=TNEg65rlnu4

3.Traditional PEI Fiddle music with J.J. Chaisson

http://www.youtube.com/watch?v=NqFHNvNCgl8


東部のノヴァスコシア出身の 隣人、 夏などは よく同郷の友人やファミリーと集って
キャンプに出かけ、夜通し歌って 飲んで、パーテイー、ベイクドビーンズもたっぷり、
お声をかけられても 一度も行っていない私達、ですが、(ドンによれば too much drink)
それも ラム と コーラ、(そんなもの 朝までなんて、、!)
音楽以外は いずれそのうち、、 ということのようです。



知らない土地でも、、こんな風に ちょっと調べてみると 親しみも関心も出てくるし、、
それに カナダに 何十年、もっと知っていても良かった、と思う Mosshavenでした。